「情報を先取り、タブーに挑戦」を編集方針とし、生活者・企業経営者に
最新かつ有益な情報価値をご提供する、北海道の地域政治・経済誌

ロゴ

トップページ > 釣り > 魚よもやま話
写真

よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年4月号 カキ

 カキのおいしい季節である。新鮮なものはレモン汁をかけて生で食べるのもよし、またカキフライ、天ぷら、片栗粉にまぶしフライパンでバター焼きにするのも絶品。なにしろヨーロッパでは紀元前1世紀ごろから、日本では江戸前期から食べられていた食材である。
 カキは漢字で牡蠣。なぜ牡(オス)の字を用いられたかというと、昔カキはすべてオスで自然発生すると信じられていた。理由のほどはわからないが、そう言えばあのカキで有名なイタリアではオスの方が断然うまいという人が多いそうだ(どちらがオスかメスかわからないが)。さらに秋から冬以外は食べてはいけないとされ、これと似たように日本にも「花見過ぎたら牡蠣食うな」の言い伝えがある。暑い夏季は腐敗しやすいことからくるのだろう。
 ただ、北海道の場合はやや趣が違って、主な産地は厚岸や寿都だが両産地のものは通年おいしく食べられるといえる。特に寿都のカキは「寿がき」の名が付き、むしろ花見のころからがベストシーズン。このため寿都漁協では地元のカキをトキシラズとも呼び、漁協の直売店では「浜からの直送便」もおこなっている。
 カキは海のミルクといわれ大変栄養に富んでいる。牛乳に比べるとたんぱく質と脂質が多く、ヨウ素、鉄分などのミネラルが多く含まれている。となれば今晩のおかずはカキで決まり…。