サン建築設計が中村靖哉社長の 故郷・千歳市に1000万円寄付

賃貸用RCマンションの建設を主力事業とするサン建築設計(本社・札幌市)が、「企業版ふるさと納税」を活用し、千歳市に1000万円を寄付した。
6月2日、千歳市役所で行われた感謝状贈呈式でサン建築設計の中村靖哉社長は「私の生まれ育った千歳市が素晴らしいマチになってほしいと思い寄付させていただきました」と語り、横田隆一千歳市長から感謝状が手渡された。
寄付のきっかけは北海道銀行の仲介だった。
道銀は千歳など道内自治体と「企業版ふるさと納税」(地方創生応援税制)の活性化に関する契約を締結している。同社はこの制度を活用し、千歳市の地方創生プロジェクトの一つである「妊娠、出産、子育てに関する希望を叶える事業」に寄付したもの。
同社は2006年の創業。20年には「スミノイエ」を展開するハウスメーカー「ホーム企画センター」(札幌市)を承継するなど、「不動産の総合商社」を掲げ、事業を展開している。
横田市長は「千歳には若い子育て世代も多く居住し、さまざまなニーズが寄せられている。大切に活用させていただきます」と感謝を伝えた。
周知の通り、千歳市は半導体製造工場が立地するなど、注目度も高い。市内では再開発などの不動産投資も盛んに行われている。
中村社長は「当社は千歳市でも事業を手がけています。子育て支援には強い思いを持っています。このマチで子どもたちが元気に育ち、日本、世界で活躍する人材が巣立ってほしいです」と語った。