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JRA北海道シリーズ開幕。札幌開催は7月26日から

北海道シリーズ注目の「札幌記念」(GⅡ)は8月17日に発走

JRA(日本中央競馬会)の北海道シリーズが6月14日函館で開幕した。続く札幌開催は7月26日から。GⅡ「札幌記念」などの重賞や新馬デビュー戦を含む312レースが、夏の北の大地で繰り広げられる。

 JRA北海道シリーズは函館が12日間、144レース。札幌が14日間、168レースの開催。

 函館開催の重賞競走は、6月14日「函館スプリントステークス」(GⅢ、芝1200㍍)、6月29日に伝統のハンデ戦「函館記念」(GⅢ、芝2000㍍)、最終日7月20日に「函館2歳ステークス」(GⅢ、芝1200㍍)が施行される。

 7月26日からの札幌開催の重賞は8月3日の「クイーンステークス」(GⅢ、芝1800㍍)、同9日の「エルムステークス」(GⅢ、ダート1700㍍)、同17日に「札幌記念」(GⅡ、芝2000㍍)、同24日「キーンランドカップ」(GⅢ、芝1200㍍)、9月6日に60回を迎える「札幌2歳ステークス」(GⅢ、芝1800㍍)の5競走となっている。

 例年通り函館、札幌の4重賞競走が距離別、騎手成績などを競うサマーシリーズの対象となる。また、札幌開催ではワールドオールスタージョッキーズ(国際騎手招待)も実施される予定だ。

 今年も注目は、夏競馬唯一のGⅡ競走で、秋から暮れのGⅠ戦線へのステップレースとして定着している「札幌記念」だ。

 賞金はGⅡ最高額の1着7000万円。歴戦の実力馬がそろい、昨年もダービー馬のシャフリヤール、皐月賞馬のジオグリフらが出走している。

 一方、2歳馬がデビューするのも北海道シリーズの見どころ。来春のクラシック戦線を占う上で目が離せない。

 昨年も札幌で新馬戦を勝った牝馬アルマヴェローチェが、暮れの阪神JF(GⅠ)を勝って一躍スターホースに。今春の桜花賞(GⅠ)、続く優駿牝馬(オークス・GⅠ)でゴール前で大接戦を演じて2着に入り、牝馬クラシック戦線に欠かせない存在となった。

 牡馬陣でも昨年の札幌2歳S優勝のマジックサンズが皐月賞(GⅠ)6着を経て3歳GⅠ戦NHKマイルカップで頭差2着と大健闘している。

 北海道シリーズの観戦は函館、札幌競馬場とも開催日当日の窓口発売のほか、事前の指定席ネット予約もある。

 場外では、札幌都心の「ウインズ札幌」(札幌市中央区南3条西4丁目、地下鉄南北線すすきの駅地下直結、徒歩2分)が便利だ。

 5階の有料指定席(130席・500円)や6階のエクセルフロア(221席・土曜日1000円、日曜日1500円)が予約制で1日利用可能。4階にはイートインスペースも用意されている。

 お薦めは、有料指定席UMACA(ウマカ)シート。ゆったりとした1人用ソファには専用モニターが配置され、壁面モニターとは別に希望のレースが観戦できるほか自席に座ったままでキャッシュレス、マークカードレス投票もできる。

座ったまま馬券が購入できる6階のUMACA(ウマカ)シート
札幌市中央区南3条西4丁目の「ウインズ札幌」