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サスティナビリティ(110)
2025年(1)
更新日:2011年01月17日

    

 NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」が始まった。初回は、お江が生まれるまでの時代や数奇な運命の背景が次々と早いテンポで映し出され、通常よりも長い75分の番組であったが飽きることなくドラマに引き込まれた。次回以降に登場する上野樹里が「のだめ」からどんな変身を見せるのか今から楽しみである。「篤姫」以来、すっかり大河ドラマファンになってしまったようだ。

 昨年は「龍馬伝」が毎週の楽しみで、この時間だけは1年間を通じ欠かすことなくテレビにくぎ付けになっていた。閉塞感の漂うこの時代、「日本を今一度洗濯いたし申し候」という龍馬の生き様に共鳴する人達は多かっただろう。もちろん、私もその一人である。龍馬と共に、岩崎弥太郎、西郷隆盛、後藤象二郎、勝海舟、陸奥陽之助など近代日本を築きあげた面々が生き生きと描かれており、彼らの一人でも今の時代に登場していたならばと、無いものねだりも出てこようものだ。
 現在、日本経済新聞に「3度目の奇跡」が連載されている。龍馬を始めとした20代、30代の星雲の志を持った精鋭が、明治維新という日本における最初の奇跡を起こしたのだ。
 龍馬は1867年11月に惨殺されるが、その2年前1865年5月には亀山社中を結成し、蝦夷地開拓の夢を膨らましていた。そしてこの年、列強の要請に抗することが出来ず、ついに京の朝廷は日本を開国することを宣言した。最近、「第三の開国」という言葉が流布しているが、まさに第一の開国が1865年で、日本の近代史がスタートした記念すべき年である。

 「龍馬伝」が終った後、3年がかりの特別ドラマ「坂の上の雲」が3回にわたって12月に放映された。原文は、「まことに小さな国が、開花期をむかえようとしている」で始まる。20年ほど前、全巻を読んだときの沸き立つような興奮が思い起こされた。封建の世から目覚めたばかりの日本が、欧米的近代国家になることを目指し「坂の上にたなびく一筋の雲をつかむ」ため、国全体が懸命な努力をした時代である。欧米の近代国家から学べるものは全て吸収するという意気込みと、しかしながらこれら列強にも臆することなく対峙するという毅然とした姿勢が当時の日本にはあったのだ。
 残念ながら次回は本年12月まで待たなければならないが、いよいよ「旅順総攻撃」「203高地」「日本海海戦」と、日露戦争の山場を迎える。原作がどのように映像化されるか今から楽しみである。
 ところで、日露戦争は1904年に開戦し、1905年の日本海決戦で終結する。この年は、1865年に日本が開国してから40年後である。そして、大東亜戦争が原爆の投下で終戦を迎えたのは1945年、日露戦争終結(勝利)の40年後だ。

 「昭和史」を執筆した半藤一利氏は40年史観を唱えている。「1865年から国づくりを始めて1905年に完成した、その国を40年後の1945年にまた滅ぼしてしまう。国を造るのに40年、国を滅ぼすのに40年という、そういう結果を生んだのです」と「昭和史」に書いている。半藤氏は戦後講和条約を締結した1952年を次の始まり年、その40年後1992年(平成元年)を一区切りの年としている。
 私は1945年の終戦から40年後の1985年、そしてその後の40年である2025年を勝手に見てみようという気になった。これも、新たな年を迎え、子や孫たちのこれからを見てみようと思ったからなのか。 さて、2025年の日本、北海道はどうなるのだろうか。そして、我らの子供や孫は サステイナブルに人生をまっとうできるのだろうか。現時点では明確な将来像を描けていないが、私の経験も踏まえ、数回の連載にする予定だ。連載の中で少しずつ将来像が見えてくればと思っている。