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北海道ロードメンテナンスが1車線後方積込型ロータリー車を導入

「1車線後方積み込み型ロータリー車」

「排雪は夜間」――この常識が覆る日が近く訪れるかもしれない。道路維持管理道内最大手「北海道ロードメンテナンス」(本社・札幌市)が、新たなロータリー車を導入し、除排雪業界の働き方改革を推進していく方針だ。

目指すは日中排雪による働き方改革

 冬期間、道民生活は除排雪によって成り立っている。大小さまざまな企業の尽力によって、交通インフラが維持されていることを忘れてはならない。

 HRMホールディングスグループの「北海道ロードメンテナンス」もその一社。道内最大手の道路維持管理企業として、札幌市中心部の基幹道路を中心に、各所の除排雪を担っている。

 米野孝之社長は「道路脇に積み上げられた雪を排雪する場合、ロータリー車の側方にダンプを並走させ、荷台に向けて雪を飛ばします。2車線を使う事となり、交通渋滞が発生しやすという理由から、交通量が少ない夜間に作業を行っています」と説明する。

 一方、人手不足や働き方改革が進む昨今、この夜間排雪という大きな負担が担い手不足を助長。こうした状況に一石を投じるのが、同社が今シーズから稼働させる「1車線後方積み込み型ロータリー車(HTR308L)」だ。

 車体後方に伸びたベルトコンベア部分に雪を落とし、ロータリー車の真後ろを追走するダンプまで流して積み込む。つまり1車線で除排雪作業が可能となり、〝日中除排雪〟の実現に向け、大きな一歩を踏み出したといえる。 

 11月27日には、札幌市内で納車除幕式が開催された。車両メーカーとして出席したNICHIJO(本社・札幌市)の鳴海健一北海道営業所長は「民間企業に後方積込型ロータリー車を購入していただくのは当社として初。冬の暮らしを守ってほしい」と述べた。

 米野社長は「待ちに待った納車です。現在、札幌市と日中排雪についての協議を進めています。当社をはじめ、HRMHDグループ全体で除排雪業界の労働環境改善に向けてチャレンジしていきたい」と意気込む。

納車除幕式にはグループ各社の社長も参加した
右から大野末治会長(HRMHD相談役)、米野孝之社長、役員一同