ノースマートの「North Sweets Labo」が〝アリーナ戦略〟でさらなる飛躍へ稼働
ノースマートが新工場「North Sweets Labo」を稼働させ、好調な菓子製造を増強した。新年には、化粧品のリリースも控えており、さらなる躍進を目指す。
〝北海道〟にこだわった食品開発や食品ブランディング事業などを手掛ける「ノースマート」(本社・石狩市、綱島広和社長)。これまでに、さまざまな人気商品を世に送り出してきた。
躍進の原動力は、2021年12月に発足した自社ブランド「North・Grand(ノースグランド)」だ。おつまみの「ホッティー」からスタートし、豊富なラインアップを揃えるまで成長。25年1月発売の道産じゃがいもを使用した新食感クッキー「SNOW MOON」などヒット商品を連発している。
道内外から引き合いが多いのが「森のkigiバタースコッチ」だ。毎月のように全国の百貨店の催事に出店し、好評を博している。そして、9月には同部門の強化のため新工場を稼働させた。生産量を確保を目的に菓子製造・開発拠点として「North Sweets Labo」を本社横に開設した。さらに同商品は10月に、札幌商工会議所の「北のブランド」にも認定されている。
クリエイティブディレクターでもある松谷賢一常務は「新工場はkigiの生産能力を高めるのが目的。海外での展開も見据えています」と語る。
今後は、好調な菓子開発事業をさらに拡大。26年にはノースグランド初の和菓子となる、まんじゅう「雪音」とショコラ「雪層」を発売する予定だ。
一方、北海道にこだわり、より消費者の生活に深く浸透するため、ノースグランドの〝アリーナ戦略〟をさらに突き詰めていく。その第1弾となるのが、剣淵町産キヌアを用いた化粧品開発だ。ノースグランドからスキンケア商品「スノーテ」として26年にローンチする。
「剣淵町産のキヌアの良さを生かすべく化粧品事業を立ち上げた。これもアリーナ戦略による領域拡張の一つであり、販売戦略もすでに整えています。業界を驚かせたい」(松谷常務)
躍進する中で、目指す目標もさらに大きくなっている。ノースグランドの最終的な目標は、〝北海道に新しいステージを作る〟ことだという。
「将来的には自社で牧場を保有し、自社商品の原料を作りながら、そこに宿るストーリーを国内外へ発信していく。宿泊施設として、ホテルを建てる計画もあります。そのためにも、さらなるステップアップをしていきたい」と松谷常務は力を込める。