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2014/07/14(月) 消防と設備業界の癒着

 この欄に寄せられる情報は、消防に関するものも多い。今回は札幌市内の消防署、業界団体、天下り法人、市消防局、北海道等々が入り乱れての内容。消防署幹部と業界との癒着は半ば公然。業界団体は談合組織、それを使って消防幹部は再就職先を確保する。いまも変わらぬシステムが存在しているようだ。以下全文。原文は実名。

<事の起こり
昨年10月頃 定山渓のホテルの消防設備の点検を請け負ったY商会が 点検の結果80数か所にわたって不良箇所があったにも関わらず すべて「良」として●消防署に提出した。これは「消防法第17条の3の3」の規定による。

このことがコトの発端
その後点検を行ったY紹介の社員(国家資格の消防設備士)が、社内のゴタゴタで首となりそのことで、●消防署に「実は……」と訴え出たのが今年2月。それを受け付けたやる気満々の予防課職員が定山渓のホテルに立ち入り検査に入って、その訴えが事実と判明した。即ホテルに改善命令とY商会に消防設備士への違反切符と行こうとしたとき、●署の当時の署長から待ったがかかった。当時の署長は●区■■在住で南庶務係長・●予防課長・札幌市防災協会事務局長・●署長と、とにかく●の管内、とくに定山渓のホテルには顔が利き、かつ設備業界にも防災協会出向時に顔を売ったことで10署の署長で1番といわれた男。そんなことで、その件ちょっと待てやで署長預かりとなった。
ちょうどその時期は市議会の委員会も近くまた自分の退職の年でもあったことから、当時の予防部長とも相談して、局長へもダマテンを決め込むこととして、設備協会のN事務局長(元札幌市予防部長・防災協会事務局長経験者)にはY商会の件を協会として処理するように頼んだ。ところがN事務局長にも自分のポストの再任案件を審議する総会も近くごたつきたくないことから、Y商会社長のS(現設備協会副理事長)に話をしただけで協会トップにはホウレンソウがなく、協会理事長は最近まで知らない状態だったらしい。
しかし、元Y商会職員は勇気を奮って訴え出たにも関わらず、何もアクションがないことに腹を立て、改めてこの6月になって●署に訴え出た。「署が動かないなら新聞に」と。●署の幹部は全員代わっており、おまけにやる気のある2人の職員もこの件で予防課から現場に出されている有様で、2月の件は申し送りもなかったことから現署長(防災協会事務局長から晴れて署長になったばかり)もびっくり仰天。あわてた署長は、結局、消防局、設備協会、そして監督官庁の道庁へとなった。
消防局はとにかく設備協会に全責任を、設備協会は事を起こしたY商会に全責任を、道庁は報告が遅いと消防局に、まったくの責任のなすりあい。
道庁にすれば、設備協会の事務局長兼常務理事ポストは元来道庁職員OBの指定席だったのが、消防局にとられていく久しいことから、この機会にという気持ちもあり、今回だけはそうすんなり分かりましたということにはしたくないし、設備協会にすれば、全道8支部に事務局長として地元消防長・署長経験者を採用して、各地区消防に睨みを利かせ、ましてや協会本部には3人も札幌消防の幹部経験者を採用して、これまで今回のような案件があっても、潰しにかかる体制を敷いていた。
ところが今回は事情が違い、理事長派と新興勢力がガップリ状態の時に起きた案件で、この機会に反理事長派のYを潰しにかけている様相もあり、むしろこの会員宛文章がどうにもならない状態にしたようだ。
場を読めないN事務局長は消防局と市防災協会に日参して事の沈静化に馳走している有様のようで、とにかく毎日のように見かける(これまではまったくだったのに)。
設備協会の実態は役所仕事の入札談合団体でもあり今回は浄化する機会かも。
また、札幌消防も市内の主要な関係団体や主要なデパートやホテルなどにOBを再就職させ聞いてはならない要望を聞いている。反対に都合の悪いOBがいると会社に手を回してイジメて辞めさせるなど、大変な状態だ。
その様なことで、前●署長も退職を3月に控えて再就職先もちらついて結局潰しにかけたところらしい。
3月までの予防部長はM・Mに再就職が控えており知らんぷり。今はリニューアル改修に全力を注いでいるらしい。現予防部長も前例に倣えば1年残しで年明け3月に退職となることから、再就職を意識して随分とこまめに設備協会や関係団体の幹部やD、Jにも愛想を振りまいて、連日の意見交換会を催して美味しいお酒を頂いていると聞いた。
そんな矢先に今回の件が出て相当に頭に血が上っているようで、予防部の幹部職員も苦労をしているようだ。
いずれにしても、消防局も制服局長の限界が、設備協会は2代目社長のボンボン育ちで業界育成はそっちのけで自分の会社ばかり、同列の市防災協会は現職受け入れで業界との癒着の温床、そして監督官庁の北海道は協会顧問のC道議に気を遣い知らんぷり(何せ高橋知事に近い)。
とにかく、それぞれがしっかりその役目を果たしてほしい。
記者さんも、ひょっとすると家族で消防設備が機能しないホテルに宿泊しているかも。
そこには消防局の「適マーク」が貼ってあるかもね……>

 当初に出てきた会員宛文書は以下の通り。7月7日付で、北海道消防設備協会理事長名で「点検済表示登録会員各位」に宛てたもの。標題は「消防設備等点検報告制度に係る規定の遵守について」。

<謹啓 盛夏の候 貴社益々ご清栄の段お慶び申し上げます。
 平素より、協会の事業運営には格段のご高配とご協力を賜っております事を、厚く御礼申し上げます。
 さて、標題の件につきまして点検済表示登録会員様より、自社内で発生した消防法の規定に違反した事案について、自主的な報告がありました。

 この報告によりますと、消防用設備等に不良部分があったにもかかわらず、防火対象物関係者(顧客)の依頼により、適正である旨の虚偽の記載をして消防署へ提出した案件に対し、修理が完了する前に消防署の立入検査があり、当該点検報告書の真偽について消防機関より確認を受けている、との内容であります。

 現在、事案の詳細については確認中であり、今後は然るべき検証を致さなければなりませんが、点検済表示登録会員各位におかれましては、当協会が推進する点検済表示制度の根幹に係る重大事案と認識されて、大変恐縮で失礼なお願いかと存じますが、貴社事業所の業務監査を実施されまして、貴社のお客様との一層の信頼を図って頂きたく、お願いを申し上げます。

 なお、検証がなされた段階で、研修会等によって会員各位と共に、再発防止に取り組みたいと考えておりますので、今後とも一層のご協力とご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。   謹白>

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