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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2014年5月号 チョウザメ

 チョウザメはサメの仲間だと思っている人は多いはず。実は筆者も数年前まではそう思い信じていた一人。なにしろサメのような目に口や尾などまさにあのジョーズそっくりなのだ。では、この魚はなにものなのか。魚図鑑によると淡水魚で、北米からユーラシア大陸の亜寒帯に生息する生きた化石といわれるシーラカンスの仲間。いわゆる古代魚。成熟するには20年ぐらいかかり、100年近く生きるものもいるそう。体長1~2メートルから種類によっては8メートルにもなる、なんとも驚異の魚。
 昔は北海道にも生息していて天塩川や石狩川を泳ぎ回っていたが、現在は確認できない。天塩川近くの美深町では養殖に成功。町の名物はチョウザメ料理、チョウザメ館もあって無料で見学できる。石狩浜の近くにある「いしかり砂丘の風資料館」には、この巨魚の剥製がクジラの骨などと並び展示されている。
 チョウザメの代表であるキャビア(卵の塩漬け)は、世界の三大珍味とされあまりにも有名だが、肉の方も大変おいしい。ヨーロッパや中国では古くから貴族のごちそうであった。サメのように肉に臭みがなくおいしい白身魚。美深町の温泉では刺身やかば焼きとして出され、人気を呼んでいる。刺身はマダイやヒラメにも劣らない味と定評がある。おまけに精がつき若返るというからこれは食べてみる必要ありかな……。