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集部日記

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2010-02-02 雑誌記者魂

 先週、「週刊現代」「FRIDAY」の編集長などを務めた編集者の元木昌彦さんにお会いしました。小沢一郎問題についてお聞きするためで、インタビューは2月15日発売の「財界さっぽろ」3月号に掲載予定です。
 取材後、元木さんから著書「週刊誌は死なず」(朝日新書)をいただきました。北海道に帰る機内で一気に読み進んだ。
面白い。そしてなにより示唆に富んでいる。
 正直言って、雑誌を取り巻く環境は厳しいものがあります。特に報道系の雑誌は大変です。それゆえ、元木さんの書いていることに共感し、励まされもするのです。著書にはこう書いてあります。
「少し品が悪くてやんちゃだが、自分たちが面白いと思ったことには、リスクを考えずに突き進んでいく、権力より反権力、強者より弱者、正義より興味。ここにこそ週刊誌が、ここまで長らえ、支持をされてきた所以がある」
 そして「キレイはキタナイ」というマクベスの一節と、本田靖晴氏の「我、拗ね者として生涯を閉ず」から「野糞精神」を紹介しています。表面面きれいなものの裏を読み取ること、権力者にとって靴の底に張り付いた野糞のように不快な存在になること――報道で飯を食っている業界の端っこにいる私たちにピッタリではありませんか。
 なお、元木さんの著書「編集者の学校」は、当編集部の記者全員が読むべき“教科書”となっています。

 追伸 「週刊誌は死なず」で元木さんは、「週刊誌は編集長の個性で読ませる。雑誌は編集長のものなのだ。編集長でいるあいだは、人殺しでもしない限り、やろうと思えば何でもやれる。こんな楽しいことは、ほかのメディアではできないのだ」と記述しています。……私は自分の力不足を恥じるのみです。   (酒井雅広)