昭和を感じる〝エモい〟狸小路7丁目の隠れ家【唄・吞・集 ルマンド】

昭和の雰囲気を再現した店内
11月に開店5周年を迎えたバー「ルマンド」は、狸小路7丁目の地下にひっそりとたたずむ〝大人の社交場〟。その隠れ家的な雰囲気が、多くの常連客を惹きつけている。
地下へと続く階段を下り重厚な扉を開けると、そこに広がるのはまるで昭和の世界。懐かしい歌謡曲が時折流れ、薄暗い照明に照らされたU字型のカウンターがゆったりと曲線を描く。妖艶な雰囲気をまとう女性スタッフの姿も相まって、ノスタルジックな気持ちになる。
店を訪れるのは、若い世代から中高年層まで幅広い。ひとり静かにグラスを傾ける人もいれば、カラオケで笑い合いながら懐メロを口ずさむグループも。誰もが思い思いに〝昭和の空気〟を楽しんでいる。
カウンター正面には、チャーム代わりの駄菓子が山積みされており、自由に選ぶことができる。
記者も実際に体験すると遠足前日に駄菓子屋に行き、予算内に収まるように計算しながら選んでいた小学生の頃を思い出すなど〝エモさ〟を感じた。
酒類はビール、焼酎、ウイスキー、サワー、カクテルなど、一般的なメニューを網羅。特にウイスキーの種類が豊富で価格はどれもリーズナブルだ。
料理は1階の系列店「愛とへいわ」から出前を頼むこともできる。
営業時間は午後7時から午前3時まで(日・祝は午前1時閉店)。年中無休。
■唄・吞・集 ルマンド
札幌市中央区南2西7平和ビリヤード地下1階
☎011・215・0889

さまざまな酒を用意

山積みされた駄菓子は食べ放題だ