宮坂建設工業の時局講演会に約1200人が来場
宮坂建設工業(本社・帯広市、宮坂寿文社長)が、日本司法支援センター理事を務める名執雅子氏を講師に招き、時局講演会を開催。約1200人が来場者した。
宮坂建設工業は、創始者の遺訓「世の為人の為につくせ」の精神のもと地域貢献活動を実施。この一環として2008年から「時局講演会」を開催している。
社会課題の解決に向けたテーマで行うことが多く、講師として法曹関係者を招聘。18回目を数えた今回も、日本司法支援センター(法テラス)の理事を務める名執雅子氏を講師として招いた。
名執氏は元法務省人権擁護局長・矯正局長で、現在は同センターの特別参与を務めている。矯正行政や人権擁護分野に長年関わってきた立場から「犯罪から見える社会課題」をテーマに講演。少年院などでの若者の立ち直り支援を通じた経験について語った。
また、3年前から刑法犯が増えていることにも触れ、「罪を償った人がもう一度やり直せる社会は、新たな被害者を生まない社会につながる」と呼びかけた。
会場となった京王プラザホテル札幌(札幌市中央区)には1200人超が来場し、大盛況のうち幕を閉じた。
同社では「今後も社会貢献につながる活動として、社会・文化活動を推進する」とコメントした。