くきつ×旭川信用金庫 女性社員交流会ASKKITの華(あすきっとのはな)第2回を開催
プロパンガスの供給とマンションの賃貸管理を手掛ける「くきつ」(本社・札幌市、山仲啓雅社長)と「旭川信用金庫」(本部・旭川市)が9月18日に2回目となる女性社員同士の交流会を開催。業界の垣根を越えた2社の女性社員8人がそれぞれの立場で意見を交わした。
「ASKKITの華(あすきっとのはな)」は、「くきつ」と「旭川信用金庫」の女性社員交流会の名称だ。女性活躍推進を目的に9月2日に行われた第1回(本誌10月号参照)に続き、18日に第2回目が開催された。以下、2回目の交流の様子を紹介する。
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Eさん くきつさんにはどういった部署がありますか。
Dさん 部署は4つで、マンションの賃貸物件の募集に特化した「リーシング課」、入居・退去の立ち会いなどを行う「ガスマンション事業部」、ガス供給の対応を行う「デマンド課」、「経理課」があります。このうち「リーシング課」は若手の女性社員のみで構成されているのですが、活気があり私自身も常に刺激を受けています。
Aさん 旭川信用金庫さんが全体で取り組んでいることはありますか。
Gさん 2022年からDX推進プロジェクトがスタートし、業務のデジタル化や効率化に力を入れています。コミュニケーションアプリ「しんきんdirect」の導入もその1つで、チャットやグループトーク、スケジュール管理などができ、全職員が個々のスマートフォンに導入をしています。本部からの通達や自己研鑽用の動画配信などの利用もできます。
Dさん プライベートとも区別ができ、便利なアプリですね。
Fさん 女性だからこそお客様から相談されやすいことや、逆に難しいと感じることはありますか。
Bさん 仲介業者さんや入居者様が女性の時は、共感できることも多く、頼りにしていただいているなと感じています。難しいこととしては、まだまだ男性が多い業界なので、完全な男女平等の実現には課題があると思います。格差を埋めるためにも自分の意見をはっきりと伝えられるよう努力しています。
Gさん 女性社員同士のコミュニケーションはどのようにとっていますか。
Cさん 同じ部署内では「10分面談」を随時行っています。業務のことはもちろん、普段思っていることや不安なことを共有できる場として皆が活用しています。他部署の女性社員とも互いに声を掛け合いながら業務を行っていますね。
Bさん 女性ということで上司や役職者が〝遠慮する〟場面もあると思いますが、旭川信用金庫さんは情報共有やコミュニケーションはどのように行っていますか。
Fさん 直属の上司との「ワンマンミーティング」を定期的に行っています。また、年に数回「オフサイドミーティング」という面談もあります。これは理事長をはじめとした役員と現場で働く職員が近い距離感で情報交換を行うというものです。当行は、職員数が多く理事長や役員と話せる機会が少ないので、貴重な場になっています。
Cさん 上司や先輩と意見が分かれたときはどうしていますか。
Hさん まずは相手の言葉をしっかりと聞くことを意識しています。その上で自分の意見をわかりやすく伝え、全体にとってよりよい方向を模索するようにしています。
Bさん 旭川信用金庫さんで活躍する女性社員の共通点はありますか。
Eさん 自ら考えて自ら行動する人でしょうか。金融機関は法律の改正もあり、常に学ぶ姿勢が求められます。一回覚えて終わりではなく、次から次へと新しいものを吸収できる人が活躍しています。しっかり仕事と家庭を両立している人も多くいます。
Hさん くきつさんの産休・育休制度などの取得状況を教えてください。
Aさん 取得しやすい環境で、現在は育休明けで時短勤務で働いている社員もいます。当社の特徴は、産休や育休明けにこれまで在籍した部署に戻ることはほぼないということです。お子さんの事情で休みや早退をすることもありますので本人や周りの負担を考慮し、復帰後は日中に業務が終わるような部署に配属されています。
Gさん 産休・育休を取得した社員も周りの社員もお互いが助け合うことが重要ですね。
Aさん 今後も女性の活躍に向けて情報交換を行っていきたいですね。
―――2回にわたって開催された交流会は、女性活躍推進に向けた大きな一歩となった。個々の能力を最大限生かしていくために今後も交流は続いていく。

社長室 室長
Aさん

管理部リーシング課 係長
Bさん

ガスマンション事業部
Cさん

総務経理部 係長
Dさん

琴似支店 お客さま係 預金担当
Eさん

札幌支店 お客さま係 預金担当
Fさん

札幌支店 お客さま係 融資担当
Gさん

東北通支店 お客さま係 預金担当
Hさん