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2014-09-16 週刊誌レビュー(9月8日~9月14日)

私事ですが、9月9日から14日まで「北海道日中経済友好協会」(中田博幸会長)の第12回中国経済視察研修旅行に参加、日本を留守にしておりました。当然、その間は日本の週刊誌も読めません。今回は休載かなとも思いましたが、帰国が14日の日曜日。翌15日は「財界さっぽろ」10月号の発売日で、同時に「敬老の日」で祝日です。編集部日記のアップは16日になりますから書く時間はあるわけです。帰国後、早々にコンビニと書店を回り週刊誌を購入。旅行の疲れもあるのですが、一気に各誌を読み飛ばしました。この日記自体、大して読まれてもいないと思うのですが、それでも毎週月曜日、待っている人がいないとも限りません。ですから物理的に書けないとき以外は休みません。ここは、まさに想像力と責任感の問題です。うちの編集部員を含めこの感覚が欠けている日本人が多いのかなと思います。相手には偉そうなことを言っても自分は最低の責任すら果たせない。自分に甘く、そこを指摘されれば感情的になって反論する。その反論が的を射ていればいいのですが、ロジックが破綻している場合も少なくありません。まるで子どもです。国や地域や組織のトップがそんな感じなのですから、世界はますます困難な状況に陥るでしょう。

それではレビューです。日本に1週間いなかっただけなのですが、いろんなことが国内では起こっていました。まず驚いたのは北海道を襲った豪雨。私たちがめぐった中国各地は天候に恵まれていただけに大変びっくりしました。しかも札幌は90万人に避難勧告が出たとか。幸い大きな被害はなかったようで何よりでした。雑誌業界ではフラッシュ9月25日号が突如、発売中止になりました。帰国後、それを知らずにコンビニなどを回りましたが、なぜフラッシュが一冊もないのか不思議でした。通算1300号の記念すべき号。よほどのスクープがあって売り切れ続出かとも思いましたが、真相は“トホホ”なもののようです。巷間ささやかれているのは、ネットに流出したアメリカの女優らの裸体を袋とじで無断掲載したこと。ぼかしも入っていなかったようです。これで女優らから損害賠償請求されたら、とても会社がもたないということで販売中止を決断。1986年11月の創刊以来、販売中止は初めてのことだそうです。それが本当なら、なんともお粗末な話です。

もちろん、同誌に限らずネットに流出した写真を各誌掲載してきた事実はあります。ネット上は誰でもアクセスできる自由な空間。拡大解釈すれば“公の空間”であるのですから、そこにあるものはどう使われようと自由ではないかという考え方があります。また、流出した時点で画像は拡散し、もう消すことは不可能でしょう。実際、法整備が追いついていない状況です。週刊現代9月20・27日号は「日本の女優も狙われている 世界中にバラまかれたこれが有名女優たちの『無修整セックス』画像だ!」と4ページの記事にぼかしを入れた写真6枚を掲載。週刊実話9月25日号は「被害200人“花唇”モロ出し米国セレブ女優のヌード写真大量流出事件」と2ページ記事に4枚掲載。そのほか、週刊文春9月18日号がズバリ「米女優iCloudヌード掲載FLASH回収の衝撃」、週刊ポスト9月19・26日号は「ハリウッドセレブ100人『全裸流出』で『クラウドの恐怖』に懲りた人、ダンマリの人」、フライデー9月26日号「セレブ本物ヌード大量流出事件の全カラクリ」、サンデー毎日9月21日号「『Iクラウド』ハッキング被害か ハリウッド大激震『ヌード流出』」、Newsweek日本版9月16日号「iCloudが危ない5つの理由」とそれぞれ報じています。ネットの世界というか、電子の世界には、もはや安全なところなどないのでしょうね。

今週も“朝日たたき”は収まるどころか、過激さを増しています。その筆頭格である週刊新潮9月18日号は「続・おごる『朝日』は久しからず」で12ページ+モノクログラビア3ページの特集。週刊文春も「追及キャンペーン第4弾」として「朝日新聞が死んだ日」15ページ+適菜収氏連載の「今週のバカ」の「朝日新聞問題『核心は変わらず』」1ページ+渦中の人・池上彰氏の連載「池上彰のそこからですか!?」で「『掲載拒否』で考えたこと」2ページの計18ページ。さらに週刊アサヒ芸能は9月18日号から「朝日の報道はこんなにヤバイ」を緊急連載。第1回は「『本当にヤバイ朝日新聞社』虚報集団の核心!」。経済評論家の渡辺哲也氏が「『池上コラム拒否』問題で再認識した傲慢本性『あの経営体質では誰かを批判する資格はない』」とバッサリ。

そのほか、週刊ポストも[総力特集/朝日の良心は死んだのか]と題し「『慰安婦虚報』で真に問われるべきは『社会の木鐸』の自浄能力だ 木村社長『反朝日キャンペーンに屈するな』全社メールで批判封殺体質に大反発が起こった」と8ページの特集。週刊現代「慰安婦報道で読者が逃げるなか、ライバル・読売が大攻勢!『朝日新聞』の憂鬱―社長、このままではわが社は終わりです」と4ページ。サンデー毎日は「従軍慰安婦検証報道大逆風に右往左往 朝日新聞でいま何が起きているのか!」、フライデーは「アメリカ出張を急遽キャンセル・販売店には『ご説明文書』を配布 朝日新聞 判断ミス重ねた木村社長の『謝罪会見と辞任』情報」、週刊実話「池上彰氏連載コラム“掲載拒否”で朝日新聞に抗議電話パンク状態」といったところです。

9月3日におこなわれた内閣改造。各誌の評論は、記者クラブメディアの祝賀ムード、ヨイショ報道とは一線を画しています。週刊ポストは「[御用新聞が絶対書けない政局の真相]新三役、新閣僚が口を揃えて『消費税10%』を主張する惨めさよ 財務省ポチを集めた“超軽量級”これは見るも無残な『絶対増税内閣』だ」と激辛の6ページ。週刊朝日9月19日号は「石破つぶし、増税見送り、原発再稼働・総選挙先送り 安倍6年政権実現へ鉄板シナリオ」と安倍晋三首相は消費税増税を見送って長期政権を目指すと報じています。

ご承知の通り、今回の内閣改造で注目されたのが女性閣僚の積極登用です。週刊文春は「女性大臣5人の『個人情報』」として、高市早苗総務相、小渕優子経済産業相、山谷えり子国家公安委員長、有村治子女性活躍相、松島みどり法務相の人物像を紹介。アエラ9月15日号は「『安倍ガールズ』重用で見えた女性活用策の限界「ジェンダー」嫌い閣僚も」といつもながらの独自の視点。週刊アサヒ芸能「笑うしかない『日本烏合の衆連合』ダメダメ内閣改造のオフレコ事件はバラしてもいいじゃないの~」、週刊大衆9月22日号は「安倍改造内閣『新閣僚まるハダカ通信簿』」。サンデー毎日は「安倍『独裁内閣』の全内幕 自民党『ハト派抹殺』が始まる!」とジャーナリスト・鈴木哲夫氏の書名記事を掲載しています。

今回の新閣僚の中で注目されているのが塩崎恭久厚生労働相。フライデーは「安倍政権の爆弾男」として「何が何でもアベノミクスだ 塩崎恭久厚労相は『年金マネーを株にぶち込む』バクチ大臣」、週刊文春は「塩崎厚生労働省誕生で注目される投資ファンド」としています。週刊朝日連載の「田原総一朗のギロン堂」で田原氏が書いているのが「内閣改造の隠れた『目玉』は塩崎恭久厚労相だ」。塩崎氏は第1次安倍内閣の官房長官。その評価は決して芳しくありませんでした。なぜか。田原氏は「能力がないからではない。いささか皮肉を込めていえば、能力がありすぎるからである」と持ち上げています。「塩崎氏は頭は切れるし、勘も良い。だから相手の矛盾や弱点がよくわかり、当然ながら議論には強い。問題は、相手の矛盾や弱点を容赦なく突き、完膚なきまでに論破してしまうことだ。だから、特にエリート意識の強い官僚たちに嫌われたのである」――これが塩崎氏の“評判が悪い”理由だと指摘していました。

さて国内景気ですが、今回の内閣改造を受け、週刊現代は「景気急降下、再びデフレへ―安倍総理とヘタレ大臣たち、この内閣でニッポンの危機を救えるのか」と疑問を呈しています。週刊ポストは「アベノ不況を撃つ!雇用回復は大嘘だった 安倍官邸は“ブラック人材派遣”なのか」と、増えているのは重労働バイトと公共事業の作業員だけだと指摘。政府も大手メディアもアベノミクスで求人が増え「人手不足」が起きていると喧伝していますが、本当の理由は団塊世代の大量退職と税金のバラマキによる公共事業の増加にすぎません。各種データがそれを示しています。実質賃金の増減は13カ月連続でマイナス、正規雇用者は減少し非正規雇用者は激増しているのです。また、企業の倒産は減っているものの、休廃業・解散は増え続けています。そんななか、政府は株価2万円を狙っているといいます。そのために駆り出されるのが総額130兆円を保有するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)。安倍首相が盟友である塩崎氏を厚労相に就任させた理由はここにあります。週刊新潮は「『株価2万円』『1ドル110円』と囃されて『アベノミクス』年の瀬までのロードマップ」と見出しをつけ、外資ファンドの動きに注視すべきとしています。いずれにせよ、年金の金を博打に使おうとする感覚が狂っています。私はそう感じます。穴があいたら誰が責任を取るというのでしょう。誰も取らないのです。資本主義ではないシステムの創造が急務です。アメリカに組み込まれた日本にそれはできないでしょう。やはり北海道独立は夢物語で終わらせてはいけないと思います。

経済誌を見てみましょう。週刊東洋経済9月13日号は「これから伸びる銘柄ランキング」を特集。最高純益更新率ランキングの堂々35位に建機レンタル最大手「カナモト」(札幌市・金本寛中社長)がランクイン。更新率は47.7%。ちなみに1位は国産SNS運営の「ミクシィ」(東京都・森田仁基社長)の927.7%。カナモトの今期最高純益は58億900万円を予想しています。

「今週の大谷翔平」です。フライデーが「来季は20勝20ホーマー『投げてはマー君、打ってはゴジラ』も見えた どこまで行くのか大谷翔平 肉体と頭脳を徹底解析」を掲載。「100年に1人の野球少年」を追っています。高校時代はウエイトトレーニングをしていなかった大谷選手ですが、昨年オフから肉体改造に着手。入団当初86キロだった身体はひと回り大きくなり現在94キロ。体脂肪率は1ケタのまま8キロも増やしたといいます。スタミナもパワーもアップするわけです。日ハム担当記者は「とにかく野球が好きで、夜も時間があればトレーニングや栄養学の本を読んでいる。高校も寮生活でプロでも寮。彼はまだ遊びを知らないんです。監督から『夜間外出禁止令』が出ていますが、許可をもらえば問題ない。でも大谷の外出といえば、昼間に同期入団の選手と寮近くのファミレスに行って好物のパフェやアイスを食べるくらい」といいます。何週間か前にも書きましたが、間違いなく童貞でしょう。野球漬けの日々を送る大谷選手。その進化を楽しみにしましょう。そして、誰が大谷選手の童貞を奪うのか、それも楽しみにしましょう。

そのほか道内関係では、サンデー毎日が「『北海道を盛り上げて恩返しを』日本ハム稲葉篤紀『今期で引退』」、週刊現代が「橋本聖子『激ヤセ』でキス相手・高橋大輔の体調は大丈夫?」、週刊大衆の企画記事「ムード満点!日本全国 絶対に行きたい森林鉄道」では、丸瀬布森林鉄道の展示スポット「森林公園いこいの森」が紹介されていました。

最後になりますが、今週の注目記事はフライデーです。「北海道産の天然Jカップ娘 新倉まお20歳 モ~たまりません?発見、スイカップを超えた!!メガ盛りOP(オッパイ)!」。ドーンと見開きのカラーグラビア2ページです。北海道出身のグラドルといえば「川村ゆきえ」くらいしか思い浮かびません。彼女の公称サイズはバスト87センチのEカップ。今回のまおちゃんは、それを凌ぐ108センチのJカップ!。道内初の“大型”新人の登場です。今年2月にデビュー。すでにファースト写真集「MAOWAO」(双葉社)とDVD「GIRLS-PEDIA新倉まお」を出し、9月12日にはセカンドDVD「GIRLS-PEDIA新倉まお2」が発売されています。しかし、この業界はかなり厳しいと想像します。いまや、ただの巨乳では支持されません。プラスアルファが必要な時代です。たとえば篠崎愛なら歌の上手さとか、杉原杏璃なら株・競馬とか、「土偶アイドル」というジャンルを確立した水樹たまとか……(笑)。写真で見る限り、ちょっと微妙ではあるのですが、ぜひ頑張っていただきたいと思いました。気になる方は要チェックを。ではまた来週。(鈴木正紀)