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集部日記

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2015-03-02 週刊誌レビュー(2月23日~3月1日)

今週は安倍晋三首相の暴走に対する批判を堂々と述べる自民党OBの発言が目立ちました。あまりの傍若無人ぶりに怒りが収まらないといったところでしょうか。とくに先の戦争を知っている世代からは、これまで日本が培ってきた平和を希求する思いをないがしろにするような安倍首相の言動に、大変な危機感を持っています。サンデー毎日3月8日号は「自民党OB『安倍政権』にモノ申す 村上正邦(元参院議員会長)が一刀両断!」。週刊朝日3月6日号は「自民党重鎮たちが安倍流を叱る」と題して、元自民党副総裁の山崎拓氏が「首相はタブーを破る快感と名誉心でやっている」、元自民党幹事長の古賀誠氏は「首相に対抗する勢力必要だ」とそれぞれ述べていました。週刊現代3月7日号は「『権力のなんたるか』を知り尽くした男 鈴木宗男だから言える 安倍総理は本当に分かっているのだろうか」。村上氏は82歳、山崎氏は78歳、古賀氏は74歳、鈴木氏は67歳です。ちなみに安倍首相は60歳。国会の質疑で首相席から質問の民主党議員にヤジを飛ばしたり、自分に都合の悪いことを言われると聞く耳を持たず、早口で自説をまくし立てるなど、まったく子どもじみた行動を取る安倍首相ですから、心配になるのは当然です。

西川公也氏が農林水産大臣を辞任するなど、相変わらずカネの問題が噴出する政界。「政治とカネ」――私はこの世に生まれて50年になりますが、このフレーズを何回聞いてきたことでしょう。何百回、いや何千回かもしれません。どれだけ同じことを繰り返せば気が済むのでしょうか。学習能力がないというか、改めようとする気がないというのか、いずれにせよ政治にかかわる人間のモラルが低すぎます。サンデー毎日は「疑惑大臣の“辞任情報”全舞台裏 農協改革を阻む『西川農相爆弾』」、週刊新潮3月5日号は「『安倍官邸』が『西川農水相』をクビにした永田町の予定調和」、週刊文春3月5日号は「子どもには教えられない“裏の顔” 安倍首相ショック!“お友達”下村博文文科大臣 塾業界から『違法献金』」。

与党だけではありません。週刊新潮は「市民派『菅直人元総理』の議員特権」を報じていました。さらに週刊ポスト3月6日号は「西川農水相違法献金問題でもハッキリわかった“カネ、カネ、カネ”の古~い体質 仙台、広島、軽井沢、伊勢……自民党『サミット300億利権』の醜い争奪戦」。こんな話もあります。週刊実話3月12日号「大阪・横浜『カジノ特区』内定 政財界、裏社会がシノギを削る巨万の闇利権」。本当にどこまでいってもカネまみれです。

半面で政府・自民党はこんなことをやっています。フライデー3月13日号が「国民の年金積立金130兆円の半分を株につぎ込み『リスクは3倍に!』 トヨタ出身議員が喝破『GPIFの年金改革はバクチだ』と「入手!消費税12%、医療費削減、福祉削減の『3本の尖った矢』を放つ!安倍首相が稲田政調会長に託した財政再建素案の核は「痛みに耐えよ」を報道。週刊ポストは「アベノミクスはやっぱり嘘!2014年の賃金は『名目』も『実質』も大幅に減っていた アベノミクス恩恵企業に『免税特権10兆円』のカラクリ」。まさに格差は広がるばかりです。週刊東洋経済2月28日号は「格差時代サバイバル術」を特集。週刊朝日も「格差、貧困が拡大 静かに広がる子どもの貧困」を伝えています。

今週もイスラム国関連記事は相変わらずです。週刊ポストは「イスラム国は『日本人すべてが標的』と宣言 緊急警告 在日米軍と公安が警戒する『東京テロ』の“本命ターゲット”」。キーワードは「ホーム・グロウン」「ローンウルフ」とか。週刊実話は「警視庁“ソトサン”徹底マーク イスラム国が仕掛ける国内潜伏工作員10数人のテロ5計画」。週刊大衆3月9日号は「直撃インタビュー 義憤に駆られた人道支援団体『国防団結同士会』リーダーが独占激白!先遣隊75人がすでに現地入り『我々は非道イスラム国に攻撃されたらやり返す!』」。週刊文春「イスラム法学者・田中考〝愛弟子〟陸自隊員を血眼で追う公安当局」。もちろん、他国の情勢も伝えています。週刊新潮は「北アフリカにも魔手を拡げる『イスラム国』」、サンデー毎日はアメリカの対イスラム国戦略について「大統領決議案『審議長期化』も対IS戦略『支持せず』過半数」。週刊SPA!3月3日号「ISと連携する『インドネシアのイスラム過激派』に迫る」。同誌記者が拉致されかけたといいます。アエラ3月2日号は「『政治』と『世論』におびえるメディア 戦場から記者が消える」と指摘していました。

今週、とくに目についたのが地震と火山に関する記事。週刊現代が「これはこの国の宿命なのか 3・11直前と似てきた 多くの専門家が心配する巨大地震がまた来るかもしれない」と書けば、サンデー毎日は京都大学教授の鎌田浩毅氏が「9世紀と酷似する巨大地震、火山噴火」と指摘。フラッシュ3月10日号は「青森地震的中男が語る『京阪神に2週間以内に巨大地震が来る!』」と、孤高の地震研究家でNPO法人地震前兆総合観測センター事務局長の斉藤好晴氏がぶち上げていました。同誌の東京発売は2月23日。そこから2週間というと3月8日。果たして、地震は起きるのでしょうか。週刊実話は琉球大学理学部名誉教授の木村政昭氏をもってきて「東日本大震災3・11を当てた地震専門家が警鐘 次はM8.5巨大地震が首都圏を襲う」。週刊プレイボーイ3月9日号は作家で火山研究者の石黒耀氏が「川内原発は火砕流で大事故の可能性あり!! 火を噴く桜島、巨大な火口が開いた阿蘇 九州を消滅させるほどの“破局噴火”が迫ってる?」。

また、世間を震撼させる事件が起こりました。川崎市で中学1年生の男の子が殺害されました。首に数カ所の深い傷があり、死因は出血性ショックだといいます。時間的に取り上げることができたのは週後半発売の3誌だけ。フライデー「緊急特集 川崎・中1殺害事件 すべての疑問を総力取材!」、週刊新潮「『イスラム国』を真似した『中1男子』リンチ殺人の凶悪少年たち」、週刊文春「川崎中1上村遼太君全裸殺人『8人組グループ』の首謀者」。こんなことが許されていいわけがありません。なぜ周りは助けられなかったのか。疑問はそこに尽きます。両親は離婚したといっても、母親とは同居していたようですし、兄弟もいるはずです。不良グループに入る前までは、学校で孤立していたようでもありません。度重なる暴行で顔を腫らしていたりしたのですから、誰の目からも異常は察知できたと思います。しかし、彼はあまりに理不尽に殺されてしまいました。各誌記事は、まだ真相に迫りきれていない印象でした。

この欄で一報を書いたのは1カ月ほど前の1月26日でした。大塚家具のお家騒動です。状況はさらに悪化しているようです。父である大塚勝久会長と娘の大塚久美子社長が対立。いまや肉親も社内も真っ二つになっているようです。週刊東洋経済は「続報!父娘が“解任”の応酬 大塚家具、身内で泥仕合」、週刊新潮「『大塚家具』父と娘が時価15億円の株を争う『泥沼裁判』実況中継」、週刊現代「みっともない!大塚家具のお家騒動 父と娘のケンカに長男と次男も参戦!」とそれぞれ報じていました。

Newsweek日本版3月3日号のスペシャル・リポートは「習近平の戦争」。果てしなく続く習金平政権の反腐敗キャンペーンは、歪んだ中国の社会と政治を正すのか、破壊するのか……。そういった視点で「終わりなき汚職戦争」「国外へ逃げたキツネを狩れ」「無垢な少女の体が『賄賂』になるこの国」「腐敗根絶運動は中国経済を救うか」「クリーン作戦から始まる民主化」と多角的に検証。読み応えがありました。

今週、私が興味をそそられた記事は、週刊現代の「人物ルポ 新聞広告で、やたら目につく謎の男 深見東州 歌って踊る教組の『素顔』」。現在も「たちばな出版」という出版社を持ち、以前はラジオ番組も持っていました。日曜の朝でしょうか、たまたま私も聞いていました。当時から不思議な人だなとは思っていました。多彩な才能の持ち主であろうことは何となく感じていました。深見氏をよく知る東京のカメラマンから話を聞いたことがあります。実際、記事を読むと、なるほどと思うところも。さらに深読みすれば、この記事も深見氏が書かせたのではないかとの疑念もわいてきます。いずれにしても、面白い人物ではあります。もう1本。週刊東洋経済の独占インタビュー「乱気流に散った『航空革命』の夢 スカイマーク創業者・澤田秀雄(エイチ・アイ・エス会長)激白」は、読者ニーズにかなったいい記事だったと思います。内容的には「激白」とまではなっていませんが、まったく疎遠になっていたことを告白していました。

さらにもう1本あげるなら、週刊文春の「無人暗殺機ドローンが『イスラム国』を殲滅する!」でしょうか。アメリカのジャーナリスト、リチャード・ウィッテル氏が書いた『無人暗殺機ドローンの誕生』の内容を解説するパブリシティ記事です。なにせ同書の発行元は文藝春秋社ですから。それを割り引いても面白い記事でした。「戦争は発明の母である」とはよく言ったもの。まさにドローンもその1つであることがよくわかります。ドローンはイスラエルで生まれ、ボスニア紛争で実践投入。アフガニスタンでは敵を殲滅しました。地球の裏側のCIA本部で操縦し、アメリカが密かに海外の領土で敵を殺し続ける無人暗殺機プレデター。同書はその知られざる開発史を書いたノンフィクション。技術者、陸海空軍、ペンタゴン、CIAなどの暗闘を暴いているようです。読んでみたいと思いますが、値段が2160円とちょっと高めです。

この時期、スポーツ関連はやはりプロ野球です。プロ野球といえば北海道日本ハムファイターズです。週刊ポストは「辛口評論家6人の2015ガチンコ順位予想」という特集をやっていました。その6人とは金村義明、江本孟紀、広沢克実、杉本正、北別府学、片岡篤史の各氏。果たしてファイターズの順位は? ナント驚くことに6人全員が同じ順位を予想していました。3位です。微妙なところですが、こんなこともあるんですね。ちなみにパ・リーグの1位予想はオリックス、ソフトバンクが3人ずつと見事に分かれました。フライデーは「激白 失意の18番・5年目の決意 日ハム・斎藤佑樹『逆襲の準備はできている』」を掲載。週刊新潮は「日本ハム『中田翔』はアメリカとキューバの国交正常化で日本一損する人」と変わった視点の記事。週刊文春の連載「野球の言葉学」では、ファイターズ・栗山英樹監督の「2015年、開幕投手、大谷翔平。優勝するために、この形にしました」という言葉を取り上げていました。

そのほか、北海道関連の記事です。このところ中央の週刊誌に北海道知事選の話題がちらほら載るようになっています。今週も週刊朝日が「安倍改革不評で知事選落選ドミノ!? 北海道、大分も接戦、安倍自民5連敗の危機」。週刊ポストは「北海道知事選『自民の焦り』でハッキリした『民主党長老は百害あって一利なし』」。見出しと内容は必ずしも一致していなくて、両誌とも現職・高橋はるみ氏の旗色が悪くなってきているというトーンです。知事選については3月15日発売の「財界さっぽろ」4月号に、かなりディープな情報がわんさか載りますのでお楽しみに。

アエラは「ガンダムは人生の師なり 戦禍の人間ドラマに生き方を学ぶ」を9ページにわたり特集していました。そもそも同誌の表紙が「シャア・アズナブル」です。最初のアニメ放映から36年。ガンダムシリーズはいまも続いています。そのファーストガンダムのキャラクターデザインと作画監督を担当したのが北海道出身の漫画家・安彦良和さん。2月28日公開の映画「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル」では総監督を務めています。その安彦さんは「人は分かり合えないが、分かり合う努力が大事だ」と同誌の取材に答えていました。表紙のシャアは安彦さんの書下ろしです。

いま巷で話題となっている「仮面女子」。週刊プレイボーイは「仮面女子エース決定戦開催!」を企画していました。仮面女子とは、アイドルとしては極めて異端なホッケーマスクがトレードマークの“芸能界に選ばれなかった者たち”で構成される地下最強のアイドル集団のこと。「アリス十番」「スチームガールズ」「アーマーガールズ」の3グループ18人で構成されています。東京・秋葉原にある常設劇場P.A.R.M.Sを拠点に1年365日ライブ活動。その仮面女子が1月にリリースした「元気種☆(ゲンキダネ!)」が週間オリコンチャート1位を獲得しました。インディーズの女性アーティストとしては史上初の快挙です。ここにも北海道出身の子がいます。アリス十番の森カノンさん25歳です。T156.5・B83・W55.5・H86。ニックネームは「かのしい」。キャッチコピーは「地下最強のバラエティガール」とのこと。同誌では読者による投票を実施中。優勝者には「暫定エース」の称号が与えられるそうです。森さんを応援しましょう。週刊SPA!も「規模は史上最大に。オリコン1位グループも誕生 ライブアイドル革命」と特集を組んでいました。

フラッシュのカラーグラビアには「ミスFLASH2015受賞記念グラビア第2弾」として、北海道出身のあべみほさんが堂々の4ページで登場。史上最年長グランプリは美脚と美尻の二刀流。見出しはズバリ「歩くフェロモン」。見事な肢体を堪能できます。27歳、最後のチャンスを見事ものにした、あべさん。新境地を開拓して、頑張ってもらいたいものです。お笑いコンビの「ナイツ」が週刊実話で連載している「ナイツの週刊ヤホーNEWS」が「金井憧れ」について触れていました。何のことかわかります? なんとHBCの女子アナウンサーの名前です。昨年入社の新人で名前が「あこがれ」。本名です。名前に送り仮名がつくというのは、そうそう聞きません。今年2月、金井アナはTBS系の朝の情報番組「あさチャン!」で、さっぽろ雪まつりをリポート。メーンキャスターの夏目三久アナが「素敵なお名前ですね。かないあこがれさん」と紹介したところ、ネット上で「名前にww送り仮名入いっとるwwww」「HBCの女子アナの名前に衝撃www」「あこがれさんってええ名前やねえ」等々、大反響。一躍、有名になったようです。ご両親もつけた甲斐がありましたね。週刊実話には元モーニング娘。のメンバーで、滝川市出身のタレント・藤本美貴さんの「芸能界ナンバー1の“あげまん”女房ミキティ~」記事が。週刊プレイボーイ連載の「初めはみんな汁だった!」は現役トップAV男優3人による週替わりコラム。今週のテーマは「言葉責め」。“淫語の女王”といえば北海道出身の大槻ひびきさんだと言っていました。

アエラの特集「いま必要な英語と教養」では、北海道出身の外交ジャーナリスト・手嶋龍一さんが「なぜ官房長官は走ってはいけないのか」、同じく北海道出身のノンフィクション作家・保阪正康さんが「戦後70年のいま、知的になるしかない」と語っていました。週刊朝日の「今年から確定申告不要、控除2倍へ おいしい!ふるさと納税」では、1万円の納税をすると次のようなお返しがあるといいます。檜山管内上ノ国町は「生うに(100g前後)と塩水生うに(100g)」、宗谷管内豊富町は「鹿肉の角煮とカレー缶詰セット」、紋別市は「ズワイガニまたは毛ガニ」、石狩管内当別町は「とうもろこし20本セット(7月~8月上旬)」、空知管内新十津川町は「赤肉メロン1.3kg×3玉」。最近は毎週、どこかの週刊誌にふるさと納税の記事が出ている感じです。

週刊アサヒ芸能3月5日号連載の「ふくだあかりの爆釣紀行」北海道ジギング遠征の第3回は積丹半島。1時間を超えるファイトの末に釣り上げたのは超高級魚・クロマグロ。その一部始終を実況中継していました。週刊朝日の「認知症リハビリができる老健全国リスト735」には北海道から29施設が紹介されていました。週刊実話のカラーグラビアは「さようなら!惜別の寝台特急 北斗星&トワイライトエクスプレス」。週刊アサヒ芸能の「オトナの自由研究」は「ニッポン『エッチな地名』の旅へ!」。くだらない企画なのですが、かなり面白い。北海道からは「珍小島(ちんこじま)」「女満別(めまんべつ)」「国縫(くんぬい)」「焼尻島(やぎしりとう)」がノミネート。笑えるのは岩手県の「女遊部(おなっぺ)」、福島県の「朝立(あさだち)」、千葉県の「洞庭湖(どうていこ)」、愛知県の「生出し(はえだし)」、沖縄県の「伊武部(いんぶ)」など。本当にいろんな地名があるものです。週刊文春の特別広告企画「補聴器特集 耳から始まる快適ライフ」で、シーメンス補聴器のイメージキャラクターである三浦雄一郎さんがコメントしていました。今週はここまで。ではまた来週。(鈴木正紀)