〝牛のプロ〟がこだわり抜いた高級焼肉店〈焼肉 神楽 すすきの本店〉

どの希少部位も肉のプロによる最適な状態で供される

 

 黒タン、カメノコ、シンシン、ランプ、クリ――9月22日にオープンした「焼肉 神楽 すすきの本店」には、普段お目にかかることの少ない、牛の希少部位が並ぶ。同店のオーナー・福田貴仁さんの本業は酪農家、そして生乳卸業「ミルクネット」(釧路市)を設立6年で売上高80億円超に成長させた敏腕経営者だ。

「接待などで焼肉を選ぶことがもともと多く、その都度店を選ぶのも大変。だったら、自分で行きたい店、そして大切なお客様を招くのにふさわしい店を、自分でつくりたいと思った」と福田さんは話す。

 店内は自然素材を使い〝侘び〟を利かせた和の空間を構築。全44席でカウンター8席、完全個室が7卓。なんと総工費は1億円以上という。

 そんなこだわりの空間で供される肉は、肉牛の生産も手がける福田さん謹製。「肉に味が出るように」(福田さん)とエサから気を配り、30カ月以上の長期肥育を行ったメスのみを使用。さらに店内で1カ月以上熟成させてから提供する。

 福田さんは「肉の切り方も、たとえばタンは血管の部分を全部落として出すし、しっかり味わいたい部位は普通より厚切りにしている。これも全部〝自分好み〟。だから同じ部位を食べても、他店と違うということは言える。でもそれが店のスタンダードだから、あえて言う必要はないのだけど」と自信をのぞかせる。

 もう1つ、福田さんがこだわるのが従業員によるサービス。他店で勤務していたシェフを口説き落とすところから始まり、ホールスタッフも自ら面接、採用しているという。

「100人以上の応募が殺到して大変でした。高いお金を払って、お肉はおいしかったのにサービスがよくないと、やっぱり残念だから」(福田さん)

 コースは1万3200円・1万6500円・2万2000円の3種類(ドリンク別)。好きな部位だけアラカルトで注文することも可能だ。

 ドリンクはグランドメニューに名だたるワイン・シャンパンが並ぶほか、ソムリエ謹製のグラスワインも用意する。

 営業時間は午後6時~11時(ラストオーダーは料理が午後10時、ドリンクは10時30分)。日曜定休。

■焼肉 神楽 すすきの本店

札幌市中央区南5西4アルトビル9階
☎011・206・8300

店名を冠した名物料理「神楽ユッケ」

他の物音は聞こえない完全個室で心ゆくまで過ごせる