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集部日記

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2014-12-29 週刊誌レビュー(12月22日~12月28日)

みなさま、よい年の瀬をお迎えでしょうか。激動の2014年もあと3日で終ろうとしています。この時期に編集部日記を書くのは初めてなので、何ともたどたどしくなってしまいますが、お許しを。さて、今週の各週刊誌は年末年始モード。合併号で厚く、値段も若干、高めになっています。そして、内容も“2015年の大予想”が定番。予想ですから、当たらなくても文句も出ません。とくにエコノミストと称する人々の予想は、とくに外れることが多いように思います。だとすれば、現実には予想と反対のことが起こると考えればいいのかもしれません。

週刊東洋経済12月27日-1月3日号の特集は「2015年大予測」です。冒頭12人の識者にインタビュー。著名投資家のジム・ロジャース氏は「世界規模の破綻が2020年までに来る」と予想し、「日本を破壊させた男として、安倍首相は歴史に名を残すでしょう」と皮肉まじりに指摘していました。思想家の内田樹氏は対米従属の国家戦略は他国にどう映るかという問題について「従属のための従属は外国から見て不気味」と話します。カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二氏は「画期的な研究は、もはや日本からは生まれない」と予想。脚本家の倉本聰氏は、バーチャルな議論にごまかされない思考を持つために「原点に絶えず立ち返り、生身感覚を大事にすること」が重要だと説いていました。また、東京工業大学名誉教授の橋爪大三郎氏は「耳当たりの悪いことを言うのがプロの政治家」と喝破。あわせて現代政治の病根を抉っていました。その後、日本株から原発再稼働、異常気象まで諸々73項目について予想。全133ページの大特集ですから読み応えはあります。

週刊ダイヤモンド12月27日-1月3日号は「バブルがやってくる!2015総予測」。こちらはナント100項目。127ページ+別冊付録19ページの全146ページ。その中の1つの項目が「消費者」。ニトリホールディングスの似鳥昭雄社長が「客層は二極化している。嗜好を先取りし、すぐ動け」とインタビューに答えていました。この「大予測」も「総予測」も、日本株について日経平均2万円超もあると見ています。円安はさらに進み1ドル130円も。各項目を総体的に見ると、厳しい予想が多いようです。ちなみに週刊エコノミスト12月30日・1月6日号の特集は「世界経済2015」で全39ページでした。

一般誌を見ると、フライデー1月9・16日号が「2015チャレンジし続ける!ニッポンを変える11人」を特集。選ばれたのは政治家・小泉進次郎氏(33)のほか、プロ野球北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手(20)も登場しています。ちなみに他の9人は、競泳の渡部香生子さん(18)、川崎フロンターレの大島僚太選手(21)、大相撲関脇の逸ノ城関(21)、エイチーム社長の林高生氏(43)、アイドル・武藤彩未さん(18)、棋士の糸谷哲郎さん(26)、柔道の阿部一二三選手(17)、映画監督の山崎貴さん(50)、芸人の平野ノラさん(36)。

やはり小泉進次郎氏の話題は尽きません。週刊ポスト1月1・9日号は「『安倍の終わり』がはっきり見えた“爆弾低気圧”小泉進次郎の大渦」、週刊大衆1月5・12日号「自公圧勝は安倍政権の“終わりの始まり”小泉進次郎『2020年首相獲り計画』スッパ抜き」等々“ポスト安倍は進次郎で決まり”といわんばかりの勢いです。確かに、衆院選直後のテレビインタビューで、耳の痛いキャスターからの質問に対しイヤホンを取り、文字通り聞く耳を持たず、早口で持論をまくし立てる安倍首相の幼稚さをみれば“こりゃ、ダメだ”と思わないほうがどうかしています。いまの自民党で首相に文句を言えるのは、本当に進次郎氏しかいないのかもしれません。Newsweek日本版12月30日-1月6日号に「安倍と祖父・岸信介の『共通認識』」という4ページの記事がありました。著者を見ると「猪瀬直樹(作家)」!ちょっとビックリ。

週刊新潮1月1・8日号は「捜査に全面協力は嘘八百!遵法精神ゼロの証拠隠滅!説明責任はどこへ消えた!電動ドリル『小渕優子』お咎めなしなら特捜部はいらない!」と怒りまくっています。これについては週刊文春1月1・8日号も「特捜部を激怒させた小渕優子ドリル破壊の“発案者”」と報じています。フラッシュ1月6・13日号は、今回の衆院選で当選した女性議員45人を番付。「横綱、三役、前頭を“がちんこ抜擢”のこったのこった!最強の女性代議士『番付』」。東を与党、西を野党に分け、民主党から立候補した鈴木貴子議員は西の前頭筆頭。改選前は前頭5枚目の評価でしたから出世しました。ちなみに西の横綱は不在。大関に民主党の阿部知子議員がいました。

週刊新潮のワイド特集は「羊の皮を被った狼 虎の皮を着た羊」。そのモノクログラビアに「全国区なら200万票!?泡沫から一転『支持政党なし』党首」と北海道ブロックで10万票を獲得した「支持政党なし」の代表・佐野秀光氏(44)を紹介。週刊SPA!12月30日・1月6日号では「衝撃の10万票超え!『支持政党なし』党首の野望」と佐野氏に直撃インタビューをしていました。

まだまだ高倉健さんの記事は尽きません。今週は2本ショッキングな記事が出ました。その1本は週刊現代1月3・10日号。「独占スクープインタビュー150分」として「女優・児島美ゆきが初告白『高倉健さんと暮らした300日』」を掲載。週刊文春は「高倉健に養女がいた!たった一人で看取った50歳元女優が語る『最期の病室』」。どちらも赤裸々な内容でドキッとさせられます。週刊アサヒ芸能1月1・8日号は「『高潔人格の根源』徹底探求 高倉健と宗教!」。同誌のカラーグラビアは「本誌蔵出し追悼スペシャル 高倉健と菅原文太」の8ページ。週刊大衆は「誌上名画座 年末年始に絶対見たい“真の漢の姿”高倉健vs菅原文太『これぞ傑作!』10番勝負」。週刊文春は「読者900人が選んだ『健さん映画』ベスト10」も掲載。堂々の1位に輝いたのは山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」でした。また、週刊ポストは今号から「短期集中連載 高倉健・菅原文太と暴力団」がスタート。第1回は「健さんが山口組三代目に『フグの肝を食え』と凄まれた夜」。執筆はジャーナリストの伊藤博敏氏。

そろそろ佳境にさしかかってきた感もある“『殉愛』問題”。週刊朝日1月2・9日号は「百田尚樹氏の『殉愛』に続々新証言 たかじん氏が前妻に頼んだ『看取り』」、サンデー毎日1月4・11日号は「追い詰められた『殉愛』 『百田尚樹さんに40年の絆がわかるのですか』たかじん長女が明かす『父娘の真実』」とそれぞれ報じています。形勢は百田氏に厳しいものとなりそうです。場合によっては作家生命も危うくなるかもしれません。まだちょっと目が離せません。

新年を境に誌面に新風を吹き込ませるケースがあります。週刊朝日もそう連載小説は伊東潤さんの「江戸を造った男」。タイトルを見ただけでも面白そうです。さらに連載漫画もスタートさせます。介護漫画の「ヘルプマン!!」です。作画は、くさか里樹さん。介護をテーマに人間の本質に迫る異色漫画の同作は、2003年7月から2014年9月まで、講談社が隔週発行する漫画誌『イブニング』で連載。その続編になります。これまでに単行本は全27巻。累計105万部超。2011年5月には第40回日本漫画協会賞大賞を受賞しています。そんなヒット作が講談社から電撃移籍。何があったのでしょう。

週刊アサヒ芸能はコラムを充実させました。新連載が11本もスタートしているのです。つらつらとあげていきます。スポーツジャーナリストの玉木正之さんの「NIPPONスポーツ内憂外患」。ジャーナリスト・森健氏の「新聞をななめに読むとわかること」。映画評論家の秋本鉄次氏の「やっぱり映画っていいなあ」。帯津良一医師の「帯津良一の健康相談」。医療ジャーナリストの森田豊氏が監修する「医師が教える『危険な兆候』重大病が見つかるチェックリスト」、第1回は隠れ脳梗塞について。正現寺・小池龍之介住職の「脱力仏教ライフのススメ」。脚本家・笠原和夫氏の「男の『生き様』『死に様』」。評論家・三橋貴明氏の「列島丸わかり報告書」。ジャーナリスト・鈴木哲夫氏の「政界インサイド通信」。元航空幕僚長・田母神俊雄氏による「田母神政経塾」。ふうー。当然、原稿料が発生します。誌面を見ても最近のアサ芸は元気です。きっと儲かっているんでしょう。

今週、私が気になった記事です。まずはフライデー。「世紀の大発見!水も空気も、四季もある 地球そっくりの『生命存在型』惑星」がカラーで掲載。まさに地球です。もちろん、そうした惑星があって何の不思議もないのですが、あらためてビジュアル的に見せられますとドキドキします。週刊エコノミスト連載の「問答有用」は東京大学教授の安冨歩さん。女装の男性教授です。2014年に入ってから本格的に女性の格好で日常生活を始めました。「本当の自分に近づいているという安心感」があるといいます。1963年大阪府生まれ。京都大学から住友銀行に入行。88年に退職し、京大大学院経済研究科修士課程修了。名古屋大学助教授、東大大学院総合文化研究科助教授などを経て、2009年から東大東洋文化研究所教授。もともとトランスジェンダー(性同一性障害を含む心と体の性が一致しない人)でレズビアン(女性同性愛者)だと13年6月ごろに気づいたといいます。私自身、かなり保守的な大学と思っていた東大に、こうした教員がいるというのは、どこか安心します。フラッシュの「擬装殺人を見破る“最後の砦”司法解剖の最前線」も考えさせられる記事でした。取材協力は千葉大学大学院の岩瀬博太郎教授。日本では予算も人も不足し、司法解剖自体があまりおこなわれていません。事故なのか自殺なのか他殺なのかわからないまま、この世を去った人が実は多いのです。週刊現代の「みんな、ここから大きくなった『スター誕生!』の時代」カラー8ページは、私どもの年代としては青春時代を思い出すいい企画でした。週刊文春の特別広告企画「頼れる何でも法律相談所3」に「マイホームも手放さず、個人再生で、借金を1/5に減額!」として白川勝彦法律事務所の広告が。この名前を見てオッと思った人も多いでしょう。そう、元衆議院議員の白川勝彦さんなのです。これもちょっとビックリ。

道内関係は、週刊文春が「北海道祖母・母刺殺17歳女子高生 食事は小麦粉に青汁、トイレはバケツ、風呂は頭から冷水 『鬼婆の棲む家』実姉の告白」の見出しで4ページの記事。北方ジャーナル2015年1月号とあわせて読むと、より深く事件の真相に迫れそうです。週刊ポストの「『文藝春秋』1月号の注目記事に大いに異議あり!元朝日新聞記者(植村隆氏)『慰安婦手記』は『嘘の上塗り』と『論点のすり替え』だらけだ」。財界さっぽろ2月号では、植村氏のインタビューを掲載予定です。週刊実話1月8・15日号は「十勝岳も活発化。酷似する貞観時代からわかる巨大地震・巨大噴火危険地帯」と気になる見出しも。

そのほか、道内ゆかりの記事をまとめます。週刊新潮2015年版「悪魔の人名辞典」には道内関係から3人が選出。大谷翔平、葛西紀明、鳩山由紀夫の3氏が栄えあるノミネート。フラッシュの「いじわる人名辞典2014年FLASH編」でも葛西氏は登場していました。週刊ポストの「スポーツ界『ニューヒーロー&時限爆弾』は誰だ!」で、野球からは大谷選手について「規格外の二刀流はどこまで進化するか『神超え』を狙う大谷翔平とセ・リーグの凋落」。週刊朝日は「大谷翔平にメジャーが太鼓判 契約金は178億円超!?」。週刊アサヒ芸能は「独占スクープ 大谷翔平番“爆乳美女”がAV女優になっていた!」(笑)

週刊SPA!の「サラリーマン500人が認定 第24回男が選ぶ好きな男・嫌いな男2014」では「『レジェンド』を作ったと思う男」の1位は葛西、5位に大谷がランクイン。「後輩にしたい男」の1位は大谷でした。大谷は受賞コメントも載っていますので気になる方は同誌を。週刊現代のモノクログラビアは「引退しました 稲葉篤紀」を8ページに渡って掲載。週刊大衆は「『日本ハムGM補佐』に就任直前―木田優夫 本誌だけに語った『プロ野球界への思い』」。週刊朝日「レジェンド葛西ますます絶好調 強さの秘訣は妻のスープ、アヒージョ」。

サンデー毎日の「開運2015なんでもランキング24連発」では「北海道~九州『人気の空港土産』」で、新千歳空港のベスト3を掲載。1位は「白い恋人」(石屋製菓)、2位「じゃがポックル」(ポテトファーム)、3位「マルセイバターサンド」(六花亭)の順でした。「子育て支援『高評価』の自治体」で中核都市の1位は函館市。「お得な『ふるさと納税』」では当麻町の「でんすけすいか1玉」が3位に選ばれていました。ちなみに納税額は1万円から。「数字だけでは測れない大学進学率」は、下位5都道府県の中に北海道がランクイン。佐賀県42.0%、鳥取県41.8%に次ぐ41.3%で北海道はワースト3位でした。

週刊ポストの「絶対失敗しない高齢者ホーム選び 21人のプロが決めた全国ベスト20」に、北海道からは札幌市のサ高住「イリス南郷通」が優秀賞、同「マザアス札幌」がノミネート。週刊現代の巻頭カラーグラビア「写真家10人が選ぶ日本の風景この一枚」に林明輝さん撮影の「脆い雪洞から見上げた紅葉の大雪山」が選ばれていました。アエラ12月29日―1月5日号の特集「日本を突破する100人」に北海道大学遺伝子病制御研究所・三浦恭子講師(34)が選ばれていました。老化とがん化の防止法をネズミに学ぶ研究者です。週刊新潮の「掲示板」には北海道出身の女優・高橋恵子さんが「孫4人の子ども服を寄付したい」と書き込み。現在、高橋さんの家庭は9人家族だそうで、同居する娘夫婦には孫が4人もいるとか。まだ綺麗な子ども服がたくさんあって、どこか寄付できるところがあれば教えてくださいとのこと。同誌「宿泊したら自慢できる『日本の変な宿』紀行」という特集には、石狩管内当別町の「ロイズアイスヒルズホテルin当別」が紹介。日本で唯一、氷と雪でできた建物に滞在できる施設で、テレビも家具もなく、あるのはフレームが氷でできたダブルベッドのみ。昨シーズンの宿泊料は1人1万9000円~!

東洋経済企画広告制作チームは週刊東洋経済巻頭でJTBグループを特集。「旅行業を超えた『交流文化事業』で次の100年を拓くJTBグループ」の6ページを掲載。JTB北海道の法人営業部・田村千裕さん、田中酒造(小樽市)の田中一良社長らが登場していました。こちらも広告になりますが、週刊新潮の「表3」広告は「平成26年度国土交通省関係優良表彰プロジェクト」の発表。国交省、経済産業省、日本物流団体連合会、日本ロジスティクスシステム協会が主催して荷主と物流事業者のパートナーシップによるグリーン物流の優れた取り組みを表彰するというものです。特別賞として「木質バイオマス燃料とその焼却灰の往復鉄道輸送」を実現した「北海道ジェイアール物流」「北海道熱供給公社」「日本貨物鉄道」の3社が表彰されていました。また同誌は「『いのちの電話』が受けとめてきたもの」という新潮社広告部特別企画が現役相談員による覆面座談会を掲載。その出席者に北海道から相談員歴12年の50代女性がさまざまな発言をしていました。「日本カトリック大学連盟」がアエラに1ページのカラー広告を出していました。同連盟は2015年に創設40周年を迎えるそうです。道内にもカトリック系大学は数々あるのですが、加盟しているのは藤女子大学と天使大学だけのようです。知りませんでした。

週刊SPA!が「今イクべき『男の快楽』ベスト100」という記事を特集。その22位は「よそでは御法度、18歳と遊べるススキノ風俗」、56位に「ススキノで人気急上昇、高級デリエステ」がそれぞれランクインしていました。週刊プレイボーイ1月12日号は「2014 AV女優ランキング」を発表。DMM.R18で一番見られたのは誰か。堂々の6位に入ったのが、北海道出身の大槻ひびきさんでした。フラッシュの「2015年の“安齋らら”を探せ!封入!これが『神の乳』37~カップ別に見た美乳大全~」にはB88・Fカップの北海道出身AV女優・美里有紗さんがノミネート。現在も北海道在住だとか。

最後になりました。みなさま、今年も本当にお世話になりました。ありがとうございました。よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。(鈴木正紀)