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集部日記

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2010-02-01 やになっちゃった

 今日、自民党道連の「100人委員会」で同党参院選北海道選挙区候補予定者に、長谷川岳氏を決めた。
 長谷川氏は昨夏の衆院選に北海道1区から出馬し落選。かねてから参院選の有力候補に名前が挙がっていたが、昨年末、衆院選に専念する旨を文書で同党道連に伝えたのではなかったのか。衆院選で頑張るはずの人間が、なぜ参院に回ることになったのか。支持者や有権者にどんな説明をすれば、この急転直下は理解してもらえるのだろうか。
現職の中川義雄氏は、“何の実績もない新人と2期16年の実績がある自分が、なぜ同じ土俵で試験を受けなければならないのか”との不満を爆発させ、一時は100人委員会主催の演説会の欠席・出馬辞退にまで言及したと私は理解していた。それなのになぜ今日の試験に臨んだのか、理解に苦しむ。こんな結果になるのなら、いまごろ“やめとけば良かった”と思っているかもしれない。
武部勤氏の長男・新氏と北見選出の道議・舟橋利実氏は、ともに12区で勤氏の選挙をやってきた仲。「なぜ武部代議士は12区内で調整を図ることができなかったのか」という声は少なくなかった。
長谷川氏を推していたとされる町村信孝代議士の行動にも、疑問を感じる。町村氏は特に年末年始にかけて長谷川氏とは全くの別人に参院選出馬を促していた。あれはどういうことだったのか。
一方、民主党もとてもスマートに候補者決めを行ったとは言い難い。
3期18年も務める現職の峰崎直樹氏は、党の内規に従わず、4選に意欲を見せ、連合北海道もそれを後押ししていた。組合エゴ、支援団体のゴリ押しに見え、“みっともいい光景”ではなかったように思える。また、自分で自分を例外としたり、賛辞をおくったり、誇るべき実績や能力に自分自身が言及する――日本人の美学はそういうものだろうか。嚢中の錐がごとき人材は、本人が黙っていても周囲が放っておきはしない。結局、労組出身の札幌市議・藤川雅司に決めるのであれば、ゴタゴタもめる必要性があったのだろうか。
女性候補者も民主党幹部の話では「若くて知名度のある女子アナ」が候補のはずだった。「NHKの森田美由紀さんはどうなのか」と私が聞くと「おばさんはだめだ」と切り捨てた。候補予定者に決まった48歳のテレビレポーター・徳永エリは“おばさん”ではないのだろうか。知名度はあると言えるのだろうか。
ケンカ、もめ事、欲望、人間模様――こういった人間くさい煩悩に起因する記事は、マスコミの端くれに位置する雑誌がもっとも得意とする者だが、今回は面白いと思うより呆れてしまった。
牧伸二ではないが、「ああやんなっちゃった驚いた」…年がばれますね。
(酒井雅広)