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サスティナビリティ(8)
エコプロダクツ 2007
更新日:2008年01月08日

    

 環境問題への関心が高まる中、「エコプロダクツ2007」コンベンションが12月13日から15日(土曜日)までの3日間、東京有明のビッグサイトで開催された。私は15日に足を運んだが、当日は福田総理も会場に姿を見せていた。 この「エコプロダクツ」は本年で9回目となり、632の企業・団体が最新の環境機器・食品・生活用品・取組手法を展示した。今回のテーマは「ダイエット!CO2」。
 自動車メーカー各社は最新の環境対応技術によりプラグイン・ハイブリッドカーや燃料電池車を展示し、小売最大手のイオンは広いスペースにエコストアを配置し様々な点から小売店舗での環境対策をアピールしていた。
 会場では、社会学習の一環で先生に引率され見学・実習している小学生や中学生の姿があちこちで見られ、竹細工やエコカーで楽しみながら環境の勉強をしているのが印象的だった。主催者の日本経済新聞社に問合せたところ、3日間の参加者総数は165,000人で、昨年より8%増えたとのこと。他のコンベンションや展示会では想像できないほど、子供から老人まで広い年齢層で会場が埋まっており、ここからも環境に対する関心が、世代を超えて広まっているのことを見て取れた。
 今後、日本もヨーロッパ並みにLOHAS(健康と環境を大事にするライフサイクルを持つ人々)層が増えていくのではないだろうか。そうなると消費者はエコストアに好んで買物に行き、CO2を大幅に削減した自動車に乗り、天然素材の服を着、結果として、環境対策に遅れた企業の商品は売り上げが激減する事態も想定される。企業にとってサステイナビリティ(環境対応)は死活問題となり、重要な生き残りのための戦略になってくる。 ところで、豊かな自然環境に囲まれて生活している道民は、この点をどのように実感し認識しているだろうか。個人的な印象としては、依然切実感に乏しいと感じる。「北海道洞爺湖サミット」が環境問題をテーマとしていることで、ようやく関心が持たれ始めたというレベルでないだろうか。
 事実「エコプロダクツ2007」には北海道環境生活部も参加し、小規模の展示スペースを持っていた。しかしその内容は「リサイクル製品を造る人を北海道が応援」というメッセージで、道内リサイクル製品企業52社から87の品目を展示するものであり、他の展示場の迫力の中で埋没し、存在感が希薄であったと言わざるを得ない。
 2008年、北海道はサミットを通じ環境問題を発信しなければならないにもかかわらず、「北海道洞爺湖サミット」のメッセージもなければ、北海道における環境対策取り組みの紹介もなく、個別リサイクル製品の紹介に終わっている。一道民として大いに残念に思った。
 これまでの記事でも強調してきたとおり、2008年はわれわれ道民にとって、洞爺湖サミットが開催される特別な年である。今からでも遅くない、環境問題に積極的に取り組む北海道をアピールするためにも「北海道洞爺湖サミット」に向けてアクションを起こさなければならない。