「情報を先取り、タブーに挑戦」を編集方針とし、生活者・企業経営者に
最新かつ有益な情報価値をご提供する、北海道の地域政治・経済誌

ロゴ

トップページ > 釣り > 魚よもやま話
写真

よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年9月号 海タナゴ

 海タナゴ釣りの季節である。なぜ海が付くかといえば淡水のものと区別するために海タナゴと呼ぶようになった。世界には12属23種生息するといわれているが、日本には3種ほどと少なく、さらに北海道にはアカタナゴ1種とされる。体表全体がやや赤みを帯びていることからアカタナゴと付けられた。 胎生魚として有名で親の身体そっくりの仔魚を10~20匹生む。小さな体ながら親の腹から産み出されると元気良く泳ぐ姿は、まさに神秘的でさえある。淡水のものはコイ科に対して海のものはウミタナゴ科だが、体型はコイ科のフナに似ている。それもヘラブナ。飯を盛るヘラそっくりなのだ。また、タイに似ていることからタイが捕れない北海道では「タイの代用品」の料理に使う地方もある。
 簡単に釣れそうな魚だがそれがなかなか難しい。なにせフグやカワハギと並ぶ「エサ取りの名人」として知られる。そのオチョボ口で餌だけを食いちぎり食いついてくれない。そこで上手に釣りあげるコツを伝授しょう。サオは小物釣りの部類に入るので長めで穂先の柔らかいものを選ぶ。仕掛けは市販のチカ用を半分ぐらいに切りハリ数を少なくする。ウキ、手竿釣りとあるがウキ釣りが無難。エサはイソメを切って付ける。中層を泳ぎ回るのでタナを早く探すのが好漁の道。それに早合わせは禁物。塩ふり焼き、煮付けがうまい。