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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2009年1月号 王鰈

王鰈という魚を知っていますか。
「おうちょう」と読むそうで、実はタカノハのこと。なぜ王鰈なのかといえば、日高や胆振の漁業組合がこの魚の知名度を高めようと「カレイの王様」の願いを込めて付けたいわば愛称。
そんな努力が実って今や東京などで開かれる北海道物産展に出品され、高級魚として関東地方のみならず全国的にも徐々に広まりつつある。
タカノハとは釣り人の呼ぶ名で、正式名はマツカワ。マツカワの由来は体表が松の樹皮のようにザラザラしていることからくる。ではタカノハとは両ヒレの模様が鷹の羽根のように見えるから。もう一つタンタカと呼ぶ地方もあるが、これはそのものずばりのアイヌ語でカレイ(鰈)の意味。
10月に日高沿岸で開かれた知事杯争奪全道支部対抗海釣り大会で57・5cmの超大物タカノハを釣り身長優勝を果たした人がいる。太田國男さんで釣り人の間ではちょっと知られる釣り師。筆者も親しくさせてもらっている1人だが、太田さんは釣り場選択の名人でもある。魚種を狙い場所を定め仕留めるのである。今回も「狙って入竿したポイント」とか。ちなみにその場所は旧三石温泉下の防潮堤から30mほどの投げ。エサはカツオ。
成長の早い魚で、厚く弾力に富んだ白身は適当に脂がのり刺身で食べると最高。鰈の王だけのことはある。