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集部日記

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2014-09-29 週刊誌レビュー(9月22日~9月28日)

今週は、私が注目した記事からいきましょう。スコットランドの独立報道です。北海道独立を志向する人は少なからずいると思います。もちろん、私もその一人です。日本でこの問題が取り上げられるようになったのは半年くらい前からでしょうか。この間、ずっと興味深くウオッチしてきました。注目の住民投票は9月18日におこなわれ、スコットランド人は約10ポイント差でイギリス残留を選びました。投票率は史上最高の86%という数字でした。Newsweek日本版9月30日号は「スコットランド騒動と英国の誤算」の見出しで、「離婚は回避できたものの、明日からのイギリスは昨日までと同じではない。片方が離縁を口にした以上『元のさやに収まる』ことはあり得ない」とリードで書きました。そして「相手に頭を下げさせた。取れるものは取った。ここらで手打ちとするか。300年にわたる『結婚』の解消を思いとどまらせたのは、人々のそんな思いかもしれない」と考察していました。

そもそも当初は独立反対派が圧倒的勢いだったといいます。実際、世論調査で独立派が優勢と出たのは9月7日の1回だけ。この日を境に各国のメディアは「独立派に勢い」と報じ始めました。独立の背景を週刊新潮10月2日号は連載の「福田和也のへそまがり世間論」で「独立寸前まで『スコットランド』を怒らせた『サッチャーの呪い』」にあるとしています。週刊文春10月2日号は「スコットランド独立運動の主役サモンド氏の素顔」を紹介。元産経新聞ロンドン市局長の古森義久さんの署名記事です。さまざまな歴史的背景がよくわかります。

いずれにせよ、スコットランドの試みに触発されて欧州各地で分離独立運動が盛り上がっています。サンデー毎日10月5日号は「スコットランド住民投票異聞『バルセロナ』『ベネチア』…欧州に広がる独立機運」の記事。ざっとあげるだけでもスペインのカタルーニャ、同じくバスク、イタリアのベネト、同じく南チロル、ベルギーのフランダース、デンマークのグリーンランド、ドイツのバイエルン、イギリスはウェールズの独立問題も抱えています。週刊プレイボーイ10月6日号は、さらに視点を大きく「スコットランドに続くのはウイグル?カタルーニャ?沖縄!?」です。スコットランドは北海油田、ユーラシア大陸の中心に位置するウイグルは地下に眠るエネルギー資源、沖縄は尖閣諸島周辺海域にあるとされる石油、天然ガスの存在等々、エネルギーの新世界地図が新たな“独立の時代”を生み出したとの仮説を唱えています。いずれにせよ、独立の話題に北海道が入っていないのは情けない限りです。

現在、韓国・仁川で開催されているアジア大会。そこでちょっと信じられないことが起こっているといいます。フライデー10月10日号は「アジア大会バドミントンで4カ国が抗議書提出。ほかにも山ほどあるトンデモ事件!政治より酷い 韓国出る出る日本潰しのインチキ疑惑」として、バドミントン会場の“空調操作疑惑”を報じています。週刊文春も「アジア大会バドミントン日本戦で韓国が『神風』を吹かせちゃった!?」の記事。それだけではありません。サッカーU-21日本代表が宿泊した高層マンションはエレベーターが使えず、22階まで自力での移動。蒸し暑い気候なのにクーラーもなく、風呂すら使えない部屋もあるそうです。さらにはバドミントン女子団体戦の密室抽選、フェンシングの不可解判定、射撃競技の開始時間直前繰り上げ、試合を告げるアナウンスがなかったとも言われるセパタクロー・ラオスチームの不戦敗決定など、すべて韓国チームに有利な画策をしているのではないかと疑われる大会になっているそうです。週刊文春は、サッカー日本代表受けている“アウェーの洗礼”について「選手村で日本に酷い“仕打ち”韓国アジア大会・責任者を直撃!」しましたが、のらりくらりとかわされています。一連の疑惑が意図的におこなわれていたとしたら、いくら日本が嫌いだとしても、あまりにも子どもじみています。“とてもこんな隣人とは付き合いきれない”となってしまいます。

さて、今週も「朝日問題」は“花盛り”です。この間、その充実度で群を抜いているのは、やはり週刊文春でしょう。追及キャンペーンは今週で第6弾。「収益激減!シッポ切り人事!紙面劣化! 朝日新聞メルトダウン」の特集で「木村伊量社長『辞任が社員の総意』でもエリザベス女王の勲章欲しくて居座り」など12ページ+「朝日新聞が最後にすがる『慰安婦聞き取り調査』担当ソウル大名誉教授のウソを暴く!」5ページと、全17ページ。週刊新潮10月2日号は「腹の中では悪いと思っていない『朝日新聞』偽りの十字架」の9ページ。週刊ポスト10月3日号の特集は「『原発と慰安婦』虚報のドグマ」。「3年半にわたる原発報道の嘘を徹底検証せよ 朝日新聞が自ら嵌った『プロメテウスの罠』」12ページ+モノクログラビア「『評価する』は6.4%。謝っても失墜を繰り返すばかり……朝日『謝罪』の歴史」2ページの計14ページ。

週刊現代10月4日号「エリートたちは反省よりも出世が大事 内幕レポート 朝日新聞『次の社長』で社内権力闘争」、週刊実話10月9日号「やっぱりW市川解任。朝日新聞“誤報”問題で収まらない粛清の嵐」と、この2誌は人事についての報道。週刊アサヒ芸能10月2日号は、緊急連載「『本当にヤバイ朝日新聞社』虚報集団の核心!」の3回目で「朝日の未来はこんなにヤバイ」として「社長の苦汁会見で決定した報道機関としての死 『掲載記事はフィクションです』と書くしかない」と相変わらずの痛烈批判。

一方で、異常なバッシングに対する批判も出てきました。サンデー毎日10月5日号は元BS11報道局長の鈴木哲夫さん、上智大学教授の田島泰彦さん、元共同通信記者の青木理さんによる「深層座談会 『朝日火ダルマ』背後で嗤う正体」を掲載。週刊東洋経済9月27日号「まだ消えぬ朝日の不安 メディアが学ぶ教訓とは」との記事と、連載の「フォーカス政治」では法政大学教授の山口二郎さんが「朝日新聞批判に見る多元的民主政治の危機」を展開。週刊実話連載の「経済アナリスト森永卓郎の『経済“千夜一夜”物語』」では「朝日新聞は消えればよいのか」を書いています。週刊文春連載の「池上彰のそこからですか!?」でも「反省なのか決意なのか」と題して、9月3日付読売新聞朝刊の「小渕幹事長」報道が幻に終わった経緯についての解説記事に触れ「弁解なのか、反省なのか、決意なのか不思議な文章である」としながらも「朝日誤報問題は朝日新聞にとどまらず新聞業界全体への不信感に発展しかねない」として、それぞれの新聞社が自社を省みる姿勢は大事なことだとしています。

「週刊現代連載の「ジャーナリストの目」では森功氏が「朝日叩きに走る各紙が飛ばした『大誤報』を忘れてはいけない」、週刊アサヒ芸能は「朝日『誤報問題』をさらに楽しく読む!朝日vs読売『新聞界の覇王争奪』潰し合いの舞台裏!」、さらに「朝日新聞を叩くヤツらもやらかしていた 全国紙『伝説の大誤報』を総括大研究する!」として、読売は「偽iPS男」にすっかりダマされた過去、毎日はグリコ森永事件の犯人取り調べで自壊したこと、産経は「江沢民死去」で幹部社員が引責辞任ことなどを取り上げていました。今週、フライデーと週刊大衆については朝日関連の記事がありませんでした。

政治関連では、やはり石破茂さんの人気が不動です。週刊現代は「『第2の加藤』になった石破茂地方創生相 あぁ、一人ぼっち」、フライデーは「石破茂地方創生相、安倍首相に身ぐるみ剥がされ『小泉進次郎と二人ぼっち』」という具合です。また週刊現代は「『子供を産めたら、オレだって大臣になれた』自民党の男性議員たち 嫉妬と本音の『オフレコ発言』全部書く!」。一方の野党の話題は、週刊朝日10月3日号で「民主党、維新の党、みんなの党“3弱野党”さらなる自壊」というトホホな内容が精一杯。これだから安倍首相の増長はますますひどくなるでしょう。週刊ポスト「怒りの徹底追求 安倍自民と経団連『法人減税を100億円キックバック』密約あり」、フライデー「3000億円の交付金で県民の心を買うゴーマンが怒りに火をつけた 沖縄知事選『自民ダブルスコア大惨敗』情報に菅官房長官まで緊急出動」。また、週刊現代は「『消費税10%』で、日本と安倍政権が終わる」の大特集。経済アナリストの中原圭介さん、セゾン投資社長の中野晴啓さん、経営コンサルタントの鈴木貴博さんによる「徹底討論 恐るべし、消費税8%の呪い 大本営発表にダマされるな!日本経済、すでにダメダメです」、「消費税10%『一度決めたこと』を変えられない人たち『東大出』財務官僚が日本を破壊する」と7ページを割いていました。

テレビ・新聞が批判できないのがジャニーズ関連。所属タレントとの関係からヨイショ記事しか報道できません。この問題の独壇場は週刊文春です。ワイドショーなどで盛んに報じられていましたからご存知の方も多いかもしれません。9月19日と20日の2日間、ハワイで「嵐」のデビュー15周年を記念した“3万人コンサート”がおこなわれました。週刊新潮は「『嵐』を追って有閑マダム『50万円』ハワイ狂騒」とさらりとしか触れていませんでしたが、週刊文春は「嵐ハワイ3万人コンサート『ボッタくり舞台裏』実況中継」と、日本では大成功の様子しか報じられていない舞台裏、まさに“ブーイングの嵐”を記事化しています。確かに、もともと何もなかった広大な土地に1カ月かけてつくり上げたという野外会場設置の費用は相当なものだったかもしれませんが、あまりにもファンをないがしろにするそのやり口には怒りを感じます。ただ、ファンはそれでも満足しているのだとしたら“大きなお世話”ですけどね。

週刊ダイヤモンド9月27日号の特集は「お金持ちに学ぶ殖やし方・使い方」です。北海道からこの手の話題に欠かせない人物といえばニトリホールディングス社長の似鳥昭雄さん。「日本の主な資産家リストとその資産価値」という一覧には当然、似鳥さんの名前が登場しています。リストの筆頭はソフトバンク社長の孫正義さん。資産は1兆8380億円。次いでファーストリテイリング社長の柳井正さんの1兆961億円。頭がクラクラします。似鳥さんは1076億円。これ自体ものすごい額なのですが、孫、柳井両氏の数字を見てしまうと「なんだ、大したことないな」と感覚がマヒしてしまうから恐ろしい。それにしても一代でこれだけの資産をつくるその才能には敬意を表します。だからといって、うらやましいとも思いませんが。

さて「今週の大谷翔平」です。記事自体はありませんでした。唯一、週刊プレイボーイのカラー企画「プロ野球『特別ユニフォーム』コレクション2014」で、北海道日本ハムファイターズの「レジェンドシリーズ2014復刻版オレンジユニホーム」姿の大谷選手が1ページで掲載。オールド日ハムファンは「大谷がこのユニフォームを身にまとう日が来るなんて、うぅぅぅ」と感涙したとか。日ハム関連では、フライデー連載「仁志敏久 プロだからズバリ書く」で、今シーズン限りで引退する稲葉篤紀選手のことを書いています。見出しは「誰もが真似できなかった稲葉篤紀の高度なスイング」となっていますが、野球に対する姿勢や人間性などについてベタぼめする内容です。11月の日米野球では仁志さんとともに日本代表のコーチを務めるようです。近い将来、日ハムの監督になるのは間違いないでしょう。非常に楽しみです。

そのほか北海道関連としては、週刊ポストのモノクログラビア「独占密着 直木賞作家・桜木紫乃が原作映画の舞台裏訪問 名優『起終点駅』に集う」が掲載されていました。ロケ地は桜木さんの生まれ故郷・釧路市。桜木さんにとって初の映画化です。主演は佐藤浩市、尾野真千子、本田翼ら。そのロケ現場を訪れたときの模様が5ページにわたって紹介されています。小説「起終点駅」は週刊ポストと同じ小学館刊。宣伝も兼ねています。同じ映画でいうと週刊実話連載「やくみつるのシネマ小言主義」に「ぶどうのなみだ」が登場。「『北海道を舞台にしたワインの物語』に当惑」と辛口の評論。

週刊大衆10月6日号は「日本全国『絶景の無料露天風呂』厳選17」という企画をやっています。そこには、弟子屈町の仁伏温泉「池の湯」、同町のコタン温泉「コタンの湯」、羅臼町・羅臼温泉の「熊の湯」、斜里町・岩尾別温泉「カムイワッカ湯の滝」、同温泉「三段の湯」、鹿追町・かんの温泉「鹿の湯」、上富良野町・吹上温泉「吹上露天の湯」と厳選17のうち7つを占めるという快挙(そんな大げさな……笑)。また、週刊現代のグラビア企画「世紀の一戦」では、昭和・平成の名勝負を特集。2006年8月20・21日の夏の甲子園、駒大苫小牧×早稲田実業を取り上げ、当時の主将・本間篤史さんが「田中を救えず感じた4番の重責」とのコメントを寄せていました。

先週も紹介しましたが、北海道出身の元モデルで10月16日にAVデビューする白石優杞菜さんが、今週は週刊アサヒ芸能のカラーグラビア4ページに登場しています。見出しは「服を脱いだファッションモデル」。東京ガールズコレクションにも出演したことがあるという20歳です。163センチ、B83・W56・H82のスレンダーな肢体を惜しげもなくさらしています。パイパンです。まだまだ少女の面影を残しています。どんな経緯があったかわかりませんが、やるからには頑張るしかありません。うって変わって週刊大衆には北海道出身のEカップ美女、大槻ひびきさんの巻頭ヘアヌード「若妻不倫『夫にナイショで来て…』」が5ページで掲載されています。162センチ、B88・W57・H85の26歳。2008年にAVデビュー。今年の第26回ピンク大賞では最優秀女優賞と最優秀作品賞を獲得し、人気ゲーム「龍が如く」の出演も決定しました。さらなる活躍を期待しましょう。では、また来週。(鈴木正紀)