「情報を先取り、タブーに挑戦」を編集方針とし、生活者・企業経営者に
最新かつ有益な情報価値をご提供する、北海道の地域政治・経済誌

ロゴ

トップページ > 編集部日記

集部日記

このエントリーをはてなブックマークに追加

2014-09-01 週刊誌レビュー(8月25日~8月31日)

今週も“朝日バッシング”が止まりません。週刊文春9月4日号は「朝日新聞なぜ日本を貶めるのか?『売国のDNA』」と9ページの特集。週刊新潮9月4日号も「『朝日新聞社』の辞書に『反省』『謝罪』の言葉はない!1億国民が報道被害者になった『従軍慰安婦』大誤報!」といった具合です。この2誌は朝日新聞への広告掲載を拒否されました。もちろん、朝日新聞社側の心情はわからないではないですが、批判は批判として言論の場で反論すればいいだけの話です。新聞購読者にとっては広告も情報の1つ。それを自社のメンツだけで一方的に閉ざしてしまうのは、やはりおかしいと思います。購読者の利益を無視していると言われてもしかたないのではないでしょうか。非常に傲慢だと思います。

そうした自己中心的な体質が、一連の騒動を引き起こしている要因なのかもしれません。週刊現代9月6日号は「『慰安婦報道』で韓国を増長させた朝日新聞の罪と罰 不買運動、廃刊要求が拡大中!」、週刊大衆9月8日号は「朝日新聞“慰安婦記事訂正”で激化!韓国メディア『ひどすぎ反日報道』スッパ抜き」と報じています。サンデー毎日9月7日号は「朝日新聞慰安婦問題 なぜか『声欄』に“投書ゼロ”の不思議」。週刊朝日9月5日号も、ようやく親会社の問題に触れ、田原総一朗氏連載の「そこが聞きたい!ギロン堂」で「朝日新聞批判記事にみるナショナリズムの影」と論評。わずかながらも大戦中の世論を知っている田原氏は「ナショナリズムに裏打ちされた愛国心を散々強要されたあげくの敗戦であった。こうした体験を持ったがゆえの偏見かもしれないが、私はナショナリズムには拒否反応を覚えてしまう。そして、朝日新聞批判に強いナショナリズムを感じるがゆえに『朝日新聞よ、頑張れ』と言いたくなるのである」と擁護しています。一方でサンデー毎日と同じように、投書が掲載されていないことはおかしいと疑問を呈しています。

週刊ポスト9月5日号は「自ら嵌った「プロメテウスの罠」―そして「逃げ出したフクシマの作業員」は世界に拡散された 原発事故『吉田調書』を歪めた朝日新聞『虚報の構造』」との見出し。5月20日朝刊1面で、福島第1原発にいた所員の9割に当たる約650人が吉田昌郎所長の待機命令に違反し、10キロ南の福島第2原発へ撤退したと報じた記事が、慰安婦強制連行の「吉田証言」と同じ構図が浮かび上がるとしています。櫻井よしこさんが週刊新潮で連載している「日本ルネッサンス」第620回では「反省なき朝日のダブル吉田ショック」も同様の趣旨です。週刊プレイボーイ9月8日号は、作家の橘玲氏が連載している「そ、そーだったのか!?真実のニッポン」で「朝日新聞が混乱させた“歴史論争”はもはやなんの効果もない」と喝破していました。詳しくは同誌をお読みください。

こちらも先週、大いに各誌面を騒がせた「タイ代理母事件」の続報です。代理出産で子ども16人の父親は光通信の24歳の御曹司でした。アエラ9月1日号は「『継がせたかった』資産」の全貌を紹介。週刊新潮は「訴訟連発で報道を牽制するタイ代理出産『24歳男』の特権意識」、サンデー毎日は「外国人夫婦『出国差し止め』続くタイ『代理出産ビジネス』の波紋」と、事件発覚後のタイの状況を伝えていました。フラッシュでフリーキャスターの辛坊治郎氏が連載している「ニュース食い倒れ!」でも、この問題を取り上げていました。「タイ代理出産は子宮を金で借りる『人間牧場』だ!」と怒りの内容。どんな子どもにも「母」と呼べる人物がいるのですが、この16人にはいません。「生まれてきた16人の子どもたちの気持ち、将来を考えると暗澹たる思いがします」と書いていました。

9月3日にも内閣改造がおこなわれるといわれています。この間、各誌ずいぶんとこのネタを追ってきました。当たろうが当たるまいが関係ありません。まさに“書き得”です。改造目前の今週もさまざまな憶測が誌面をにぎわせていました。フライデー9月12日号は「安倍首相が『聖心卒・お嬢さま議員』を大抜擢する理由」の見出しで「内閣改造の目玉は究極の美魔女の登用」を示唆。その人物とは故・中川昭一氏の妻・中川郁子さん。安倍首相にとって昭一氏は一番の盟友で、郁子さんの処遇を気にかけているといいます。「当選1期生だが、環境副大臣などに抜擢される可能性はあるだろう」と自民党幹部議員は話しているそうです。そのほか、週刊大衆は「安倍晋三メモに記された『新女性閣僚』5人の名前」、週刊実話9月11日号は「政界大奥スクープ 安倍内閣改造女性大臣候補9人、ヤバすぎる身体検査」、週刊アサヒ芸能9月4日号「橋本聖子『無限キス地獄』痴態でバレた高橋大輔への熟欲『大ちゃんはうちのエースよ』とブチュー!」といったところです。

安保担当相を受けず、幹事長職にとどまることを希望していた石破茂氏の処遇も注目されてきました。フライデーは「『次の首相』石破茂幹事長と安倍総理・菅官房長官の恫喝心理戦争一部始終」、週刊大衆「引くも地獄、進むも地獄…安倍首相に無条件降伏か!?石破安保担当相座敷牢ジレンマ」、サンデー毎日は「安倍改造内閣全情報 石破茂『決別宣言』できるのか『オンナの筆頭』は小渕優子」と報じています。石破氏は入閣せずフリーな立場で次期総裁選に備えるのではないかと見られていましたが、結局は総理から要請があれば受けるという方向に転換しました。翻意させた殺し文句は「次は君だから」と洩れ伝わってきます。さて、どうでしょう。政治の世界は一寸先は闇。こんな密約が通るとは思えません。首相になりたい人はたくさんいます。そんな甘言に乗ったのだとしたら、やはり世襲のボンボンだと思わざるを得ませんね。

その安倍首相ですが、フラッシュが「広島殺人豪雨を泥沼化させた『総理のゴルフ三昧』」、週刊文春が「豪雨被害中ゴルフに別荘戻り総理を止められなかった側近」と、8月20日未明に広島市北部で壊滅的土砂災害が起きていたにもかかわらず、その朝からゴルフに興じていた首相の行動を疑問視しています。当然です。あまりにも緊張感に欠けた軽率な行動といわざるを得ません。また週刊ポストは「『シリアで日本人拘束』でもゴルフに興じた安倍首相『口だけ安保』」と痛烈に批判しています。同誌は「安倍9日間で4回『連日の歯医者通い』の異変」と、内閣改造前に「大腸炎悪化説」が飛び交っていると報じていました。週刊現代は「内閣改造→電撃訪朝 安倍総理が決断!抜き打ち『秋解散』」説を展開していました。

先週もアベノミクスの失速を伝えていましたが、今週はさらに具体的にその実態を明らかにする記事が見受けられました。週刊ポストは「政府発表&御用新聞が隠す『アベノ不況』本当の経済指標を公開する」、週刊エコノミスト9月2日号「4~6月期実質GDP大幅減 避けられない景気足踏み消費増税判断見送りも」、週刊東洋経済8月30日号「GDP想定外ショック、ほころぶ日銀シナリオ」といったところです。実際、GDPはリーマンショック、東日本大震災以来の落ち込みで、物価上昇に賃金上昇は追いつかず、円安でも輸出は伸び悩んでいます。それでも政府が「景気は緩やかに回復続く」といえば、大手マスコミはその通り垂れ流しをし、国民もそれを鵜呑みにしています。さまざまな指標を見ると3年前と比べていまのほうが悪い数字です。しかし、ススキノなどは、明らかにいまのほうが人は出ています。そう考えると、まさに“気”の問題。乗せられやすい国民性が、いかんなく発揮されているということです。官僚はそれを知り尽くし、4月からの増税も情報操作でどうにでもなると思っているのではないでしょうか。本当に自分の頭で考える習慣をつけないと、どんどん危ないほうにいってしまいます。

「今週の大谷翔平」です。今週も1誌だけでした。でも、その内容はなかなか濃いものです。週刊SPA!9月2日号が「大谷翔平の二刀流論」とカラー7ページの特集を組みました。ちなみに同誌の表紙も大谷選手です。特集は2つのパートに分かれていて、パート1は「すべてを語る白熱の60分」と大谷選手本人に「今シーズン最長インタビュー」を敢行。北海道日本ハムファイターズへの入団、メジャーへの思い、二刀流について本人が語っています。パート2は、栗山英樹監督、ハマの大魔人・佐々木主浩氏、ミスター2塁打・立浪和義氏の3人が、二刀流成功の秘密に答えています。興味のある方は、ぜひ同誌をお読みください。

野球関連でいうと、週刊文春が「ドラ一候補も『好きな球団』日ハムが高校急児に人気な訳」と報じています。ダルビッシュ有、中田翔、大谷等々、高卒ルーキーの活躍を見れば、人気が出るのも当然でしょう。また、この夏の甲子園で南北海道代表として出場した東海大四のエース・西嶋亮太選手が話題となりました。空中に大きな弧を描く超スローボールです。ところが試合後、学校には「相手に失礼」という抗議の電話が入ったといいます。私には何が失礼なのかわかりません。週刊プレイボーイで連載の「江夏豊のアウトロー野球論」は「高校急児が編み出した“超スローボール”は立派な『投球術』だ」と書きました。江夏氏は「前例のないことを認めようとしない、これが日本という国の嫌な面だ」と指摘。江夏氏も現役時代、王貞治さんにだけ超スローボールを投げたといいます。週刊ポストも「一戦必勝!甲子園の奇策」で50キロ台のこの投球を紹介。週刊新潮の「『辣腕スカウト』が◎をつけた甲子園『掘り出し選手』一覧」では、西嶋選手を「身長168センチ、体重は59キロと超小柄。とはいえ、何と言っても球のキレが良い。全身を使った投球ホームから、ストレート、スライダー、ツーシーム、チェンジアップ、そして山なりのスローボールを駆使するが、これらは身体能力の高さがあってこそだと思います」と元巨人の投手・外園正さんはベタぼめのコメントをしていました。

今週、私が注目したのは週刊アサヒ芸能の「全裸サオ縛り写真流出で発覚した…自衛隊特殊部隊SMイジメの異常光景!」および週刊ポストの「自衛官『性器写真』ネット流出で陸自OBが明かす『訓練の目的』」です。8月14日、ネット上に全裸の隊員たちが上官にいじめられるかのように見える画像が大量に流出しました。映っているのは北海道の第11旅団だというのです。画像に映り込んでいるクーラーボックスに「18i」という文字があり、これは真駒内駐屯地所在の第18普通科連隊の所有を示しているようです。写真の一部はレンジャー部隊の訓練の様子を撮影したものとみられています。レンジャー部隊とは、少数で敵陣に侵入し特殊な任務を遂行する陸上自衛隊の先鋭部隊のこと。過酷な訓練もするようです。一連の写真は対尋問行動の訓練ではないかという見方もあるようです。戦地で敵の捕虜となった場合、武器や連絡手段などを隠せないように、また遠くまで逃げられないように服を脱がされることがあるといいます。その上で尋問を受けることを想定した訓練の可能性もあると専門家は指摘しています。しかし、性器を緊縛したり、陰毛を焼いたりするのは、果たして訓練でしょうか。いまのところ、どういう経緯で流出したのかわかっていないようですが、閉ざされた内部の闇は深い……。

そのほか北海道関連は、週刊ポストの巻頭カラーグラビアが「北海道・釧路コールマイン-天然資源に挑むヤマの男たちの矜持 日本最後の海底炭鉱」を8ページにわたって紹介。週刊現代で連載中の「私の地図-あの場所へ帰りたい」第203回では、夕張市出身の歌手・大橋純子さんが登場しています。週刊新潮は「今度は『日清戦争を反省』と言う『鳩山由紀夫前総理』を黙らせろ!」の記事。週刊アサヒ芸能で連載の「秘境駅にひとり」第31駅は、JR宗谷本線の北星駅。秘境点数は50点(100点満点)。週刊朝日は特別広告企画で「脳疾患・心臓病治療に頼れる実力医療機関」を掲載。「脳腫瘍」「脳動脈瘤」「心臓手術」「心カテーテル治療」について2013年の手術数、治療数などの全国の実績が出ています。道内の脳・心臓疾患に強い病院が一目瞭然です。

とくに注目はフラッシュ。プロゴルファー藤田光里選手の妹、美里さんが「写真家・野村誠一がひと目惚れした世界一美しいキャディ」としてカラー3ページで紹介されています。この春、札幌光星高校を卒業。身長169センチ、B87、W60、H87。里美さんは、プロゴルファーを目指しながら芸能界への憧れを募らせていたといいます。今年3月、運命の出会いが待っていました。写真家の野村氏です。沖縄で光里選手を撮影していた野村氏は、キャディの美里さんひと目惚れ。自らの事務所にモデルとしてスカウトしたのです。将来は黒木メイサのような女優になりたいといいます。2014年後半は、北海道が生んだ美人姉妹の“猛チャージ”に期待しましょう。もう1つ、週刊プレイボーイの「最強カワイイ?女子中高生コレクション サキドリ制服女優8」。この未来のヒロイン厳選8人に選ばれたのが久保田紗友さん14歳。現在も北海道在住で、彼女を主人公にしたNHKドラマ「三人のクボタサユ」も放送されています。十代の女優だけの演劇集団「劇団ハーベスト」のメンバーとして舞台にも立っているそうです。北の大地が生んだ“超美形”の大型新人。大いに注目したいと思います。顔の確認は同誌で。ではまた来週。(鈴木正紀)