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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2009年2月号 カマス

 昨年の秋のことだが苫小牧東港で珍しい魚を釣った。サバやイワシを狙って糸を垂れている時のこと。チョンチョンと小さなアタリがあり、いきなり真下に強く引き込むではないか。サバなどは左右に走るので「これはちょっとしたら大物のアブラコかソイでは?」と恐る恐るハリスの細いサビキ仕掛けを上げてみると、なんとあまり見たことのない魚である。
 口が細く尖り、魚体は細長い。一見サヨリにも似ているが失礼だがサヨリのように美しくはない。そこで周囲の釣り人に聞いてみると「カマスだよ。最近よく釣れているんだ」という。カマスはどちらかといえば温暖系の魚。これまで道南の沿岸で釣れたことはあるが、苫小牧あたりでは珍魚といって良いだろう。これも地球温暖化の表れか。
 カマス科の魚で、釣れたのはホンカマス。ちなみにこの日の仕掛けは6号の白皮付きサビキ。ほかの人がまいたまきエサに寄ってきたようで、立て続けに2~3匹釣れた。平均20~25cmだが中には30cm超の良型もいた。粘って釣れば10~20匹は可能。底釣りより中層で食いが良く貪欲な魚のようでエサなしでも食ってくる。ただ、鋭い歯を持っているのでハリスを切られるのに要注意。食べては刺身もよさそうだが身が水っぽいので塩を振っての焼き魚、一夜干しの焼き物、また天ぷらも旨そう。