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集部日記

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2015-01-26 週刊誌レビュー(1月19日~1月25日)

イスラム国に拘束されていた民間軍事会社代表の湯川遥菜さんは、残念ながら殺害された模様です。各週刊誌はそれ以前の発行ですが、仏紙「シャルリ・エブド」への銃撃テロなどを受け、日本への危機も迫っていると警鐘を鳴らしていました。フライデー2月6日号は、巻頭に「後藤健二さん、湯川遥菜さん 心配されていた2人がナイフの前に ついに日本がテロ戦争に巻き込まれた!」と、インターネット上にアップされたオレンジの囚人服姿の2人を大写しで掲載。記事では「なぜ今、中東訪問で反イスラム国支援金をバラまいて回ったのか 人質2人の『恐怖』と2億ドルの『重み』 イスラム国の卑劣 安倍首相の迂闊」と書きました。週刊新潮1月29日号は「処刑か2億ドルか 日本に牙を剥いた『イスラム国』」。週刊現代1月31日号は「本物の恐怖に我々は耐えられるか これから始まるイスラム国『血と復讐』とその能力」。週刊文春1月29日号は「オレンジ囚人服の謎 イスラム国人質ビジネスの残虐性と先進性」。週刊実話2月5日号は「仏襲撃事件 専門家が警告する『イスラムテロ最大標的は日本』」という具合です。

その襲撃事件については、週刊大衆2月2日号が「襲撃の真の理由はイスラム国空爆への報復か!? 実行犯は高度な軍事訓練経験者!パリ新聞社襲撃フランス当局の誤算」、週刊エコノミスト1月27日号が「仏テロ事件 表現の自由とイスラム排斥懸念 背景に貧しい移民の経済格差」、アエラ1月26日号が「先鋭化するイスラムテロと“言論の自由”の対立 移民2世が生むリスク」と、その背景を探っています。週刊プレイボーイ2月2日号は「新たな脅威“HGT‐US”とは!? 元傭兵らが緊急警告!仏テロリストの戦術は“次の段階”に進んだ!!」。HGTとは、ホーム・グロウン・テロリスト(自国育ちのテロリスト)のこと。さらにUSとは、海外で高度な戦闘技術を身につけ故国にUターン、スリープ(S)モードに入った状態で犯行時期をうかがうこと。それを「HGT‐US」と定義しています。週刊東洋経済1月24日号では「仏テロで浮かび上がるEU“瓦解”の可能性」との見出しで、日本総合研究所理事長・寺島実郎氏がインタビューに答えていました。そもそも、シャルリ・エブドの表現は風刺なのかという疑問も各誌が呈しています。Newsweek日本版1月27日号は、シャルリ・エブドへの連帯を表明した370万人の抗議デモは同紙の無礼で下品な漫画を支持したわけではないとして「言論の自由と冒涜のはざまで 仏紙デモ『シャルリ・エブド』の表現は『風刺』と呼べるのか」、週刊SPA!1月27日号は「銃撃テロ週刊紙『シャルリ・エブド』は笑えない仏版東スポだった!」と暴露していました。

国内に目を向けると、安倍晋三首相のマスコミ支配について危機感をあらわにしていました。フラッシュ2月3日号は「Nスペ『子どもの貧困』番組を総選挙後に延期/国際放送『自主規制』文書/『リニア批判で10時間インタビューをボツ』/番組に政治部が細かく干渉… 肉声入手!現役職員たちが『不当干渉』に不満爆発 安倍官邸にNHKが乗っ取られる!」、週刊大衆は「犬猿NHKも『爆笑問題』の政治ネタを封印!安倍首相『恐怖のマスコミ支配術』完全公開」、週刊ポスト1月30日号は「NHKの『至誠』はどこに 新大河『花燃ゆ』と安倍首相&創価学会『ただならぬ関係』」、さらに週刊新潮は「本人はご不満!NHKニュースウオッチ9『大越キャスター』突然の交代人事に官邸の気配」。

自民党の3連敗となった佐賀知事選については、週刊朝日1月30日号「佐賀知事選農協は自民離れ 目には目を?陰湿な沖縄いじめ 公明もドン引き統一地方選暗雲 安倍のアメとムチに“地方の乱” 知事選3連敗官邸ピンチ」、サンデー毎日2月1日号「滋賀、沖縄、佐賀…3連敗で政権に不協和音『佐賀の乱』安倍官邸の大誤算」、一方、フライデーは「小泉元首相の手法を模倣する政権はJA全中を『最大の抵抗勢力』とアピール 安倍官邸の農協つぶし『佐賀県知事選の恨みを晴らす』」としています。

その安倍首相について、週刊ポストは「政局激震スクープ」として「マスコミの前では酒を飲み、焼肉を頬張っているが――安倍首相『がん専門医を主治医に登用』緊迫の舞台裏スッパ抜く」と、以前から噂される首相の健康問題について記事化。首相といえば、元首相・鳩山由紀夫氏の暴走について2誌が触れていました。週刊アサヒ芸能1月29日号は「新大久保・韓国料理店で合コン三昧 売国元総理・鳩山由紀夫の暴走が止まらない」、フライデーは「有名人ミュージカルでダンス&キスシーン 鳩山由紀夫 女装して外も歩く元首相のぶっとび顔」と、相変わらずです(笑)。

今週は芸能記事でスクープが2本ありました。その1本は週刊文春です。ブチ抜き10ページで「本誌記者の面前でSMAPマネジャーを一喝!ジャニーズ女帝(メリー喜多川)怒りの独白5時間」。なかなかの読み応えです。ジャニーズ事務所の跡目について、メリー喜多川さんが明確な答えを出しました。そもそも“天敵”の週刊文春の取材を受けること自体、驚きです。こういうときに企業のトップの“器”が問われるもの。確かに、文春の度重なる記事で腹に据えかねていた部分もあるのでしょうが、メリーさんは大したものです。もう1本は週刊プレイボーイの独占インタビュー「のりピー元夫・高相祐一『ハッピーでいることも大切だと思います』」。なかなか取れない、というより取ろうともしないインタビューだとは思いますが、でも出てみると、元妻への懺悔、ASKAとの出会いなど、大変興味があったことに気がつきます。

芸能ネタでは、ネットでも話題になったサザンオールスターズ・桑田佳祐さんの“不敬問題”。週刊文春は「サザン桑田『不敬問題』私はこう考える」として、元高知県知事の橋下大二郎氏、精神科医の香山リカ氏、経済評論家の森永卓郎氏、漫画家の小林よしのり氏、参議院議員の有田芳生氏、脳科学者の茂木健一郎氏、漫画家の瀧波ユカリ氏の7人がコメントを寄せていました。私も、歌については反権力の内容があって然るべきだと思います。そもそも日本の歌は、恋愛ものばかりでうんざりです。そんなことしか世に訴えることがないのか不思議でなりません。問題は勲章の扱いのほうです。これは、まったく個人的な感想ですが、ミュージシャンが国から勲章をもらうこと自体、何か違和感があります。いくら推薦してくれる人がいたとしても、もらいたいものでしょうか。とくに芸術家たるもの、国が国民を格付けするようなものを受け取るべきではないと思いますね。あり得ないことですが、国が私に勲章を与えるといっても、絶対に拒否します。そんな中、フライデーは「政権と“ネット世論”を怒らせ、こりゃマズイと陳謝。しかし、国家権力は決して許さない サザン桑田とアミューズに国税が重大関心、税務調査へ」と報じています。これが動機で税務調査をやるとすれば、まさに暗黒時代に逆戻りです。

経済誌を見てみましょう。週刊東洋経済の「核心リポート」は大塚家具をめぐる混迷を取り上げていました。「大塚家具、経営大揺れ 父に解任された娘が反旗」。この手の“お家騒動”は、やはり興味を引きます。「人の不幸は蜜の味」とはよく言ったもので、人間という生物は嫉妬の塊でできているのかもしれません。週刊ダイヤモンド1月24日号の特集は「孫正義 世界を買う」。すでに有利子負債は10兆円のソフトバンクですが、まだまだ買います。独占インタビューは同社副社長のケニシュ・アローラ氏。そのほか「第2のアリババを探して二人三脚での買収行脚」「孫の“大人買い”を支える攻めの財務戦略の秘密」「秒速で出資を決める“孫流”口説き術の全貌」「Tモバイル買収不発!スプリント単独再建の誤算」と多角的に孫氏のやり方を解説していました。

今週、注目した記事は、沖縄関連で2本。週刊SPA!の「『オール沖縄』に自民全敗の背景はここにあった!!日本人が知らない『沖縄自立』という潮流」と、フライデーの「警官200人が座り込み運動を力ずくで排除 安倍政権vs沖縄 辺野古の現場で激突する権力と市民」。ますます沖縄と本土の亀裂は大きくなっていることがわかります。それと、フラッシュと週刊文春の2誌だけが伝えたユニクロの労働問題。フラッシュは「38度の作業現場、罰金制度に、感電死疑惑も…ユニクロ中国絶望工場の残酷写真入手」。週刊文春は、モノクログラビアで「“ユニクロ搾取工場”と告発!衝撃写真を公開 調査に対し“まるで地獄だ”」、記事で「中国人も驚いたユニクロブラック工場告発に新聞・TVは及び腰」と報じました。大口スポンサーでもあるユニクロは、新聞・テレビは触れられないということなのでしょう。そういう文春も売れっ子作家・百田尚樹氏の“「殉愛」問題”には及び腰でしたけどね。

週刊現代の特別企画「言い訳はしない、何が起きても勝ち続ける 7年以上連続「増収増益」すごい社長8人が全員登場!」に、帯広本社の中堅スーパー「ダイイチ」の鈴木達雄社長が出ていました。効率化を否定し、いかに手間をかけるかで勝負すると話しています。また週刊朝日の「財テク芸能人 私の儲け方」には、北海道出身の薄口評論家・杉村太蔵さんが「内閣支持率“40%”が指標 ETF投資で日本経済を応援」とコメント。週刊ポストの「徹底調査 驚愕の『異物混入食品リスト』を公開する」も注目です。2014年1年間に公表された異物混入事件は90件以上ありました。うち道内関係分だけを抜き出します。1月15日、ロイズコンフェクトがチョコレートの中にプラスチック片が混入。5月28日、旭川水道局が飲料水に浮遊物。11月25日、ホクレン農業共同組合連合会と北海道漁業協同組合連合会のグラタンに金属片が混入……そこそこあったんですね。

スポーツ関連にいきましょう。フラッシュの「2015年新成人 大谷・藤浪・羽生は『隙がないナルシスト』だ!」に、地元・岩手県奥州市の成人式に出席した大谷翔平選手の写真が載っているのですが、かなりふっくらとした顔。それでなくても童顔なのに、丸々と太った顔は、まるで小学3年生!写真うつりが悪かっただけと信じたい(笑)。週刊大衆は「『SM理論』が導き出した“日本一早い順位予想”2015年は広島とソフトバンクが優勝する!」という記事を掲載。SM(セイバー・メトリクス)理論とは、統計学の手法を用いて野球の戦力分析をおこなうもの。それによるとパ・リーグは福岡ソフトバンクホークスの連覇を予想。では、北海道日本ハムファイターズはどうかというと、残念ながら4位の予想でした。

今週の週刊新潮は、カラーページがほとんど北海道で埋められていました。巻頭のカラーグラビアは「厳冬の大地 十勝平野」。巻末のカラーグラビアは「これで、お別れ ブルートレイン北斗星」。どの写真も道内の風景です。真冬の函館本線野田生~落部間と室蘭本線長万部~静狩を走る北斗星の青い車体は本当に美しいものです。さらに1000平方メートル以上、2000万円以下の草庵を紹介する「水村山郭不動産」は、今週も北海道の物件。場所は根室管内別海町上風連にある土地面積2615平方メートル、平屋の3LDK。値段は450万円です。問い合わせは「大道開発」。電話015・482・1718まで。

週刊現代のカラー企画は「週刊現代厳選 北海道物産展を開催!」。海産物からスイーツまで20もの商品を紹介していました。それに続く「お宝発見!あの有名人の記念館」では「北島三郎記念館」(函館市)、道の駅あしょろ銀河ホール21「松山千春コーナー」(十勝管内足寄町)、「坂本九思い出記念館」(空知管内栗山町)、「横綱千代の山・千代の富士記念館」(渡島管内福島町)、「渡辺淳一文学館」(札幌市)が紹介されていました。石原裕次郎記念館、三浦綾子記念文学館はメジャーすぎたのか?もれていました。でも、坂本九さんの記念館が栗山町にあったんですね。忘れていました。北海道には芸術に秀でた人材がたくさんいます。その意味では、集客が見込めそうな記念館はもっとつくるべきです。たとえば、安彦和彦記念館とか寺沢武一記念館、モンキー・パンチ記念館もいいですね。さらには、中島みゆき記念館にGLAY記念館、川村ゆきえ記念館とか。どれもコアなファンを呼べそうです。蒼井そらのようなAV女優がいれば中国からの集客はものすごい数になるでしょう。あえて呼べそうといえば小澤マリアか大槻ひびき、かすみりさというところでしょうか。翔田千里、風間ゆみのような熟女系も出てきてほしいところです。そのかすみさんですが、週刊大衆連載の「新作AV情報7連射!」で、主演する「熟女はキスをガマンできない」が紹介されていました。

週刊ポストの巻頭カラーグラビアは「ニッポン列島おでんの旅」。北海道からは札幌の「おでん一平」(中央区南3西3克美ビル5階)がノミネートされていました。それに続くカラー特集は「難読&珍読駅名でめぐる47都道府県の旅」。北海道は珍駅名の宝庫ですが、全国にも難しい駅名があるものです。駅名博士・浅井建爾氏が選んでいます。北海道からは札沼線の「晩生内」駅、函館本線の「大麻」駅、根室本線の「大楽毛」駅、宗谷本線の「筬島」駅、石北本線の「留辺蘂」「安足間」駅。みなさん、読めますよね。また、週刊現代で連載の「鉄道の『記憶』」には「稚内港北防波堤ドーム」が紹介されていました。

そのほか道内関連の記事としては、週刊SPA!が「世界最高位に到達した国産ウイスキーと蒸留所への誘い」を特集。もちろん、竹鶴政孝が求めたウイスキーづくりの理想郷「ニッカウヰスキー余市蒸留所」が出ています。週刊大衆の「女性と行きたい全国雪まつり15」には「さっぽろ雪まつり」「旭川冬まつり」「ゆきあかりin中島公園」「小樽雪あかりの路」と15のうち4つも紹介されていました。週刊実話連載の「全国ご当地厳選インスタントラーメン味巡り 珠玉の袋麺」は、菊水(札幌市)がつくる「さっぽろ純連みそ」が紹介。週刊SPA!の「地元民も知らない県民丼ってなんだ?」では、北海道からエゾシカ肉とバターライスの「北海道丼」。週刊ポストのヌードグラビアには北海道出身の女優・古村比呂さんが40代最後の裸体をさらしています。

Newsweek日本版「ニッポンの元気をめざす現代の医療」という企画広告では「進化する『下肢静脈瘤の低浸襲治療』を知る」という見出しで、全国8病院が紹介されていました。その1つに北海道から「札幌徳洲会病院」が低浸襲血管内レーザー手術ができる病院として取り上げられていました。アエラの表3は、チームナックス主演の「おにぎりあたためますか」の第7弾「豚一家 故郷の旅」ブルーレイ・DVD(3月3日発売)の広告。予約を受付中だそうです。予約特典として、ジャケットカラーロゴステッカーがもらえます。ではまた来週。(鈴木正紀)