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集部日記

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2014-12-01 週刊誌レビュー(11月24日~11月30日)

11月10日、日本を代表する銀幕の大スター高倉健さん(本名・小田剛一)が悪性リンパ腫のため亡くなりました。高倉さんだって人間なのですから、いつかは死にます。当たり前のことなのですが、高倉さんと死はどうも結びつかない。私自身も想像すらしていませんでした。ただ年齢を聞けば83歳。何があってもおかしくありません。私の年齢(50歳)では、高倉さんの人気のすごさというのがイマイチよくわからないのですが、今週の週刊誌を見ると、あらためてその偉大さを思い知らされます。

各誌かなりのページ数を割いていました。圧巻は週刊文春12月4日号。「完全保存版」として、グラビアと記事で45ページの大特集を組みました。内容も充実していて「ドキュメント『最後の日々』」に始まり「男が痺れた女が惚れた 各界21人が秘話公開『健さんと私』」、「年末年始は健さんに浸りたい!全205作品鑑賞ガイド」、そしてグラビア15ページが「『不滅の名優』追想アルバム ありがとう、健さん」というラインアップです。週刊現代12月6日号は「日本人に愛された『昭和の男』が、また逝った さようなら、健さん」の6ページ記事+追悼グラフが15ページ。週刊アサヒ芸能12月4日号は「総力特集 本誌しか書けない高倉健と山口組『侠の番外地』40年!」ほか記事8ページ+カラーグラビア4ページ。サンデー毎日12月7日号は「映画界の巨星墜つ さようなら、高倉健さん」で記事6ページ+カラーグラビア5ページ。表紙も高倉さんです。

週刊ポスト12月5日号は緊急追悼特集で「高倉健 あの名作を生んだ『五月の雨に一緒に濡れる』約束」ほかで6ページ+カラーグラビア4ページ。週刊朝日12月5日号は「追悼 高倉健 『美学』を貫いた大スター さよなら健さん 背中で語った“生きざま”」で記事5ページ+カラーグラビア4ページ。こちらも表紙は健さんでした。そのほか、週刊新潮12月4日号は「新聞で読めない!テレビは放映しない!追悼『高倉健』実に器用なエピソード集!」5ページ。フラッシュ12月9日号「高倉健さん ダンディズムは永遠に。」というカラーグラビア3ページ。週刊実話12月11日号「追悼!本誌だけが知る秘話 ビートたけし幻の高倉健主演映画『大亜ジャ梨』」3ページ。週刊大衆12月8日号「不器用な男の83年の生き様とは?日本映画界最高の銀幕スター高倉健 『知られざる素顔』と『男の美学』秘話」2ページ。アエラ12月1日号「高倉健に30年取材したライターが明かす秘話 働く女性が好きだった」1ページ。Newsweek日本版12月2日号「中国人が高倉健を日本人よりも深く愛した理由」1ページ。

次に各誌がこぞって興味を示したのが京都の「後妻業」事件。まさにこの事件が公になる直前、直木賞作家・黒川博行氏の「後妻業」が刊行。まさにこの新刊の内容と似た出来事が現実に起こっていたのです。フラッシュは「直木賞作家・黒川博行氏が解析する 6人死亡遺産8億円!67歳毒婦の『後妻業』」とズバリ黒川氏にあたっていました。フライデー12月12日号は「スクープ 京都の毒婦 交際した男が告白『大胆な手口、私も危なかった』」という記事と、袋とじで「毒婦筧千佐子容疑者の『誰にも知られたくない過去』」を掲載。恐る恐る袋とじを明けてみると、筧容疑者の中学時代と高校時代のセーラー服写真が。ただ、高校時代の写真はフラッシュにも載っていたものです。写真で見る限り可憐な少女。成績は抜群によかったようです。「男子と話すところを見たことがない」(同級生)というほど奥手だったそうです。

そのほか、週刊実話は「京都の毒婦 不審死6人 男を虜にした67歳魔性の女 奉仕SEX」と実話らしい見出し。サンデー毎日は「京都発『青酸化合物』夫毒殺容疑で逮捕 67歳妻と連続不審死の“底なし”」。週刊ポスト「ついに逮捕『第2の木嶋佳苗』が本誌に語っていた“夫急死の秘密”」。週刊文春「7人死亡、遺産総額10億円 京都殺人妻の『毒素』」。週刊現代「京都毒殺事件 消えた結婚・交際相手は10人以上に 喋りすぎる『毒妻』誰にも言えない過去」。週刊新潮「7人の男から荒稼ぎ『遺産10億円』が溶けて消えた!死の後妻業『千佐子』を食い物にした『先物取引』営業マン」と筧容疑者の背後に謎の人物がいることを匂わせていました。

衆院選の公示も迫ってきました。週刊現代は巻頭特集で「真冬の大決戦!『12・14総選挙』を読み切る 自民『50議席減』一気に倒閣へ 安倍総理、恍惚と不安、二つ我にあり」と自民党に厳しい結果を予想します。フライデーも「安倍首相“オレ様”解散 ゴーマンの罰は50議席減」との見出し。安倍首相は「原発も集団的自衛権も特定秘密保護法も、全部争点にすればいいじゃないか。なんでもかかってこい。どうせ野党は勝てっこないんだから」と言ったとか言わないとか。サンデー毎日は「不況の歳末に追い打ち 12・14『延命』総選挙争点は『安倍政治』 衆院選295選挙区全予測」で、自民党は30議席減の大攻防戦と報じています。週刊朝日は「自分のため安倍解散 慢心首相に吹き始めた逆風」。週刊SPA!12月2日号は「争点ナシの師走決戦 実は野党連合に勝機アリ!?」。週刊ポストは「700億円をムダにする『アベのアベによるアベのための総選挙』を撃つ!アベノ不況『底抜け』で地方は反自民の風が強い 295選挙区&比例区完全シミュレーション 安倍自民『過半数割れ』驚愕データ」。一方で、週刊プレイボーイ12月8日号は「『任期延長解散』までの舞台裏80日 シナリオはあの“裏ボス議員”このままだと戦後最強権力者が誕生する!!!!」。

さらに、フラッシュ「全国9割を占める中小企業の“二極化倒産”危機に怒りの連鎖が!安倍晋三『ニゲノミクス解散』の墓穴」、週刊大衆「政界激震 橋下徹が狙う『安倍自民党100議席減』仰天プラン」、アエラ「解散・総選挙に暗雲広げるGDPショック 景気後退入りの大誤算」、週刊東洋経済11月29日号「瓦解したアベノミクス 解散の“真の目的”」。そのほかは各選挙区の情勢を取材したもので、週刊新潮は「炎上選挙区ガイドブック 木枯らし吹いて『一将生万骨』」で12選挙区をフォロー。残念ながら道内の選挙区の話題はありませんでした。週刊文春の「“ダメノミクス解散”5人のバカ」でも道内関係はありません。週刊アサヒ芸能「安倍『エゴ解散』で問題候補10人の『不毛バトル!』」も同様。週刊実話は「12・14討ち取られるか 小沢一郎が王国で『落選』の絶体絶命」。

経済誌を見てみると、週刊ダイヤモンド11月29日号の特集は「JA解体 農業再生」。財界さっぽろ9月号でも「ショック農協解体」という特集を組みましたが、やはり北海道は農業王国。道民は一読しておいたほうがいいでしょう。「官邸に追い詰められる全中の断末魔」「JA全中支配崩壊前夜」「改革の援軍か裏切り者か 農水省という伏魔殿」など政治的な話題のほかにも「農業再生の主役は誰だ」「金なしコネなし知識なし 農家超入門講座」といった新規参入を促す記事も。また、同誌が得意とする独自ランキングも掲載。「全国農協ランキング完全版」によると、ベスト10の中に道内の農協が6つも入っていました。ただ1位は秋田県の「JA秋田みなみ」でした。

今週、私が注目したのは週刊ポストに掲載された田中考同志社大客員教授のスクープ・インタビュー「外務省はイスラム国日本人人質湯川遥菜氏を見捨てた」と、週刊実話のカラーグラビア7ページ「ガサ戦争から見た中東問題 イスラム教徒はなぜ戦うのか」(写真と文はジャパンプレスの藤原亮司記者)です。田中氏は“北大生テロ志願事件”の重要参考人として世間を騒がせた人物。その背景にあったのが、3カ月前にイスラム国に拘束された湯川遥菜氏救出だといいます。外務省はイスラム国幹部とのパイプを駆使して湯川氏救出に乗り出していた中田氏の提案を黙殺。それが突如世間を騒がせた北大生のテロ志願事件につながっているといるというのです。また週刊実話掲載の写真は、古いものもあるのですが、生々しいものばかり。その悲惨さは十分に伝わってきます。しかし、なぜ週刊実話なのか。いろいろ想像はできますが、疑問は残ります。

久々に北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手に関する記事が各誌に出ていました。どれも日米野球出場に関連したものですが、サンデー毎日は「日米野球で分かった『メジャーに最も近い男』は二刀流・大谷と則本」、週刊ポスト「大谷翔平 日米野球で見えたMLB挑戦『投手としての課題』『打者としての限界』」という記事のほかに、フライデー「マー君よりダルより上。『ベーブルースの再来だ』米メディアが絶賛『大谷を200億円でメジャーに呼べ!』」、週刊大衆「球界スッパ抜き 超豪華MLB軍団メッタ斬りで前田健太超え評価 日本ハム大谷翔平『最多勝で来オフメジャー!』との仰天記事もありました。

そのほか、週刊文春連載の「野球の言葉学」では、中田翔選手の「選んでもらうために結果を残していきたいし、日の丸を背負っていきたい」との言葉について触れています。同誌掲載の広告になりますが、LIXILのシステムバスルーム「スパージュ」のカラー見開き広告にジャンプの船木和喜さんが登場。これも同誌広告ですが、白鶴酒造のカラー1ページに日本酒に合う至高の料理として、北海道出身のシェフ・三國清美氏考案のフランス料理が紹介されていました。

週刊アサヒ芸能には「『元北海道警のダーティハリー』が激白 俺の『ヤクザ潜入捜査』25年!」との見出しで、元道警警部の稲葉圭昭氏が登場。近著「警察と暴力団癒着の構造」(双葉社刊)の内容に沿った激白が記事化されていました。週刊朝日「注目の本棚」では、北海道がんセンター名誉院長の西尾正道氏が書いた「がん患者と向き合った医師が語る正直ながんのはなし~賢く生きるために知っておきたい放射線の光と影~」を紹介。また同誌の特集「本誌独自調査 更年期障害のいい病院413」では、道内の医療機関が20軒紹介されていました。サンデー毎日連載の「恋する音楽」では、北海道出身のシンガーソングライター・中島みゆきさんの新作「問題集」を取り上げていました。「大ベテラン、40作目は深遠で切れ味鋭い『問題集』」と、元「SWITCH」編集長の内田正樹さんは高評価していました。

週刊文春の「県外不出の激ウマ海鮮グルメ」では、「もし出会えたら幸運な数万に一つの『赤玉』」として、北海道・常呂の赤帆立が紹介されていました。サンデー毎日「大学プレスセンター」のニュースダイジェストは「年末年始のキャンパスは華やかなイベントに彩られ…」。そこで北海道情報大学のイベントを紹介。「情報メディア学部の学生が制作した映画『Color』が、札幌国際短編映画祭で北海道新人監督賞を受賞」したそうです。最後に、週刊大衆「2015年ブレイク必至!フレッシュAV女優2人 美乳輝く!極上ヘアヌード」では、北海道出身の美里有紗さんが紹介されていました。美里さんは1992年生まれの22歳。2013年9月にAV女優デビュー。美巨乳で頭角を現してきました。B88W57H83。趣味はお酒。特技はドライブとネイルだそうです。ではまた来週。(鈴木正紀)