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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2016年4月号 貝づくし

 最近、回転寿司などに行くとあまり聞き慣れない貝類に出くわすことがある。北海道では採れない貝を3品ほど盛り合わせして「貝づくし」と銘打ち、安値で食べさせてくれるのだ。貝好きならずともやめられないネタだ。
 その正体はアカ貝、アオヤギ、トリ貝。いずれも二枚貝で寿司ネタとしておなじみ。まず、アカ貝だが蓋を開けると赤い汁が滴り落ちることや身が赤いことからその名がついたよう。独特の風味と香りがあり、コリコリした食感が多くの人に好まれる。
 アオヤギの正式名は、バカ貝といい、いつも半開きした殻から橙色の足を出し、これがだらしなく口から舌を出したように見えることからくる。漢字でもずばり馬鹿貝。これでは「あまりにも……」ということで、アオヤギ(千葉県の青柳地方が主産地)と呼ぶようになり全国的にはこちらのほうが知られるようになった。貝柱がうまく、かき揚げの食材として喜ばれる。
 トリ貝は先日、これのむき身を小箱に並べて市販されていたのを石狩の市場で見たことがある。身の太い部分が白く、細くなっていくに従い黒くなる貝がそれ。全体的に鳥の首の部分に似ていることや鶏肉の味だからとり貝になったそう。刺身のほか醤油漬けにして焼くと絶品とか。
 回転寿司では、これにアサリのみそ汁でも注文すればまさに「貝づくし」。