石屋製菓
エンタメ性に富んだ直営店を函館に出店。ホスピタリティも進化
今年で発売50周年を迎える「白い恋人」を看板商品に、北海道屈指の企業に進化を遂げた「石屋製菓」。
〝しあわせをつくるお菓子〟を企業理念に、北海道のさらなる発展、活性化にも力を入れている。近年は道内の直営店を拡充しており、昨年は赤れんが庁舎に物販と飲食、体験コンテンツを盛り込んだ新業態店「白い恋人赤れんがスイーツラボ」を出店。さらに今年4月10日には、函館市に「白い恋人函館ベイミュージアム」をオープンした。
店舗を構えるのは、1909年(明治42年)に海産物商「渡辺商店」として建築され、伝統的建造物として指定されている「古稀庵」内で、建物の蔵をエンターテインメントスペースとして活用。船をイメージしてリニューアルした蔵の各所には、遊び心あふれる多彩な〝仕掛け〟を用意。フォトスポットも設けるなど、年齢問わず楽しめるコンセプトショップに仕上げた。
一方、3月には、約6年ぶりに道外の直営店として東京都品川区に「ISHIYA G 大井町トラックス」をオープン。観光客はもとより、オフィスワーカーや周辺住民をターゲットに、道産素材を用いたスイーツを提供するなど広く北海道の魅力を発信している。
直営店をはじめ、観光施設として人気の「白い恋人パーク」などに訪れる人々の〝しあわせ〟を彩るのが、各部門で働く従業員だ。同社では接客スキルを競う社内コンテンスト「ISHIYA CS AWARD」を2020年から定期的に開催。接客スキルの評価と共有を通じて、接客スキルのブラッシュアップを続けている。
昨年は24人が予選に出場し、12人が本戦に参加した。参加資格をパート勤務の従業員にまで拡大したところ、上位3人中2人(2位、3位)がパート勤務者という結果となった。「素敵な場所だったと思い出に残る接客をしたい」「自分自身が楽しむ」「笑顔になってもらえるよう盛り上げる」などの受賞者の声からは、さまざまな立場の従業員がひたむきに顧客満足向上に取り組んでいることがうかがえる。このホスピタリティーの高さも同社の成長の原動力となっている。