アンドセイス
狸小路を舞台に8店舗を展開。札幌の飲食業を盛り上げる
2015年創業の「アンドセイス」は、狸小路エリアに特化して居酒屋、立ち飲み、バーなど飲食店の企画・運営を手掛けている。
現在は狸小路1丁目に2店舗、6丁目に4店舗、7丁目に2店舗の計8店舗を展開している。
店舗づくりでは、業態ごとに異なる世界観を打ち出す一方、昭和レトロを感じさせる空間演出を軸に据える。例えば、7丁目のバー「唄・呑・集 ルマンド」では、梶原剛社長が幼少期に通った喫茶店を再現。懐かしい歌謡曲が時折流れ、ノスタルジックな雰囲気が特徴だ。
また、狸小路1~7丁目の客層や立地特性を分析し、物件ごとに最適な業態を展開することで、自社店舗同士の競合を抑制。各店舗のリピーターは4割に上る。
店舗開発と狸小路エリアにこだわる理由について、梶原社長は「ルーツは私の出身地である小樽です。レトロでどこか哀愁を感じる街並みを札幌でも表現したかった。その世界観を再現できる場所が、大通でもススキノでもないノスタルジックな雰囲気が漂う狸小路商店街でした」と語る。
今年2月には、6丁目で営業していた中華居酒屋「ニュー花園」を業態転換し、博多と韓国料理がメインの居酒屋「新世界」をオープン。異なる食文化を融合し来店動機の幅を広げたことで、幅広い世代が来店している。
一方、東京をはじめ道外からの出店依頼もあるが、狸小路での展開に注力する方針を貫いている。
梶原社長は「当社の礎はやはり狸小路です。今後も地域に根差した店舗づくりを通じて、狸小路の発展と札幌の飲食業の活性化に取り組んでいきたい」と意気込む。