すすきの不動産社長×夜嬢社長〈Vol.3 貴咲 モエカ〉
すすきのでテナント仲介・管理件数No.1の実績を誇る「ホームエージェント」。同社の中川紀仁社長と親交が深く、自ら事業を行う現役ホステスを迎え、仕事はもちろん、プライベートから今後の〝野望〟まで語ってもらう。
「経営者として数字に強く、志も高い」
中川 紀仁(ホームエージェント社長)
「私のことをよく知ってくれています」
貴咲 モエカ(EMOオーナー)
――今回の貴咲モエカさんはどのような人ですか?
中川 今ではメディア出演の多い夜嬢も増えていますが、そのパイオニア的存在ですね。圧倒的な人気を誇る夜嬢で、モデルとしても活動していますし、テレビ番組への出演も多いです。関西コレクションにススキノの夜嬢として、初めて出演したのもモエカさんと言われています。
貴咲 さすが私のことをよく知ってくれている(笑)。
――お二人の出会いは?
中川 知り合いの店にモエちゃんが移転してきて、指名していた嬢が休みだった時についてくれたんです。
貴咲 12年くらい前ですかね。ずっとお酒を飲んでいる中川さんしか知らなかったのですが、私が引っ越すときの家探しや、お店を出す時の店舗探しもお願いしました。仕事をしている時はすごく真面目で、こういう一面もあると思ってびっくりした記憶があります(笑)。
中川 お酒を飲んでいる方がほんの一面で、仕事をしている方が長いですよ(笑)。
貴咲 私がお店を出す時は仲介だけではなく、内装の打ち合わせにも参加してくれて頼りになりました。
中川 本当はそこまではしないんだけど、初めての出店で不安だったので。プライベートでも相談を受けているので、その延長で打ち合わせにも参加しました。
貴咲 振り返ると、あの時があったから今もお店が続いていると思います。
中川 普通は居抜きを活用することが多いんだけど、スケルトンにして1から自分の理想を実現していて、経営者としての思いと力があるなと。
貴咲 ガールズバーを開店するつもりだったんだけど、いろいろ考えてお店を大きくしたら、ガールズパブリックバーみたいになっています。
中川 本当はそういうジャンルはないんだけどね。こういうところも新しい道を切り拓くパイオニアなんですよね。
――夜嬢は引退?
貴咲 売れなくなって辞めるのが嫌だったので、ちゃんと引退セレモニーをして卒業しました。ただ、去年から東京を拠点とするシティグループのアンバサダーをやっていて、たまにゲスト嬢として店に出ることもあります。
中川 夜嬢が自分のお店を持つと、会計士とかに任せるケースも多いんだけど、モエカさんは全部自分でやっていて。数字にも強いし、経営者としての志も高いですね。
――今後の展望は?
貴咲 いつかエステの店を開業したいという夢があるんですけど、中川さんに親目線で優しく反対されていて、今はストップしています。
中川 ずっと忙しく働いていたのを見ていたので、まだ休んでいてもいいのかなと。もっとプライベートを充実させてからでも遅くはない、と親目線で思っています(笑)。
貴咲 もう一つ夢があって、いつか結婚式を挙げることになったら、中川さんにスピーチを頼みたいんです。
中川 今からどのエピソードを言おうか、考えないと。誰にも言えないような話もたくさんあるからね(笑)。
(構成・氏家)