今井仮設工業
受注増で協力会を発足。請負会社としての責務も果たす
とび・土工を専門とする「今井仮設工業」。業績は2025年度も増収増益を達成するなど堅調に推移した。
札幌・小樽エリアの高層ホテルにおける基礎工事やコンクリート工事が好調の主な要因だ。現在も6棟の工事が同時並行で進行しており、今秋には札幌市内で大型ホテルの新規工事もスタートする予定。近年はマンション新築工事の受注も増加しており、事業領域を着実に広げている。
こうした受注増加を背景に、昨年7月には協力会「秀栄会」を発足させた。同業のとび・土工のほか、車両リースや資材レンタル、ダンプ業者など20社以上で構成され、施工に関わる周辺領域を含めた連携を強化。これによりスピーディーかつフットワークの軽い対応が可能となったほか、足場・基礎・コンクリート工事にとどまらず、周辺業務を含めた一括受注体制も整った。
また、定期的に安全大会を開催するなど、安全意識の徹底にも注力。道内のとび・土工業界において協力会を有する企業は少なく、業界内における存在感の大きさを表す動きと言えよう。
今井厚会長は「当社はとび・土工の専門集団です。請負会社の責務として、元請けにはより高品質な施工を納品しなければならない」と語る。
これを具現化する取り組みの一つが、次世代足場「ファステック」の導入だ。安全性と施工効率の向上を同時に推進し、現場品質の底上げにも成功。昨年行った白川浄水場(南区)の大規模改修工事では、ファステックの活用を元請けへ提案し、大幅な工期短縮へとつなげた。
「元請けへより良い提案をするのも請負会社の重要な仕事です。今後も施工力の強化と体制整備を両輪に、事業拡大を図っていく」と今井会長。