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ディールパートナーズ

1月に完成した自社保有の「DPレジデンス南郷7丁目駅前」

土地情報が絶えず寄せられる注目の企画会社

賃貸業界で注目を集めている企画会社が「ディールパートナーズ」だ。「土地が見つからない」と二の足を踏む資産家や投資家が多い中、2020年は24棟、21年は26棟、22年は18棟の賃貸マンションを供給。今年もすでに8棟の企画物件が竣工している。

写真はその一例。「DPレジデンス南郷7丁目駅前」は1月に完成して現在満室、3月に完成した「DPレジデンス豊平公園」は、完成前に満室となった。

通常、企画会社は土地の用途と価格を加味しながら戸数などのプランを練り、〝投資商品〟としての採算をジャッジするが、同社のスタイルは即断・即決。地下鉄駅や商業施設から徒歩5分前後という基本条件をクリアした優良な土地があれば、価格次第で仲介会社を待たすことなく購入している。

しかも同社が購入してから顧客オーナーに販売するケースがほとんどのため、例えば購入希望者の融資が通らずに契約が白紙に戻る心配もない。

建築費の高騰や融資の締め付けなどを背景に、これまでにも増して慎重に検討を重ねる企画会社が増えている。土地の仲介会社にとって、即決してくれる同社は〝優良顧客〟。まずは「ディールパートナーズに」と絶えず土地情報が寄せられるのも納得できるだろう。

今年に入ってからは〝2度目〟の土地情報も入ってくるという。

渋谷優貴社長は「価格面で一度お断りした土地が、他でも売れずに再提案をいただく機会が増えてきました」と話す。この場合、価格交渉に応じる売主も少なくないため、掘り出し物が見つかるケースもあるという。

近年は収益性を確保するため、物件の規模拡大を推奨。これまで4階建ての低層物件なら15戸前後が一般的だったが、30戸前後を中心に70戸ほどの大型物件もプランニングしており、他社で敬遠されがちな大きな土地も購入している。

「金融機関様との取り引きも増え、当社への融資限度額も上がってきました。条件が合えば、複数の土地の同時購入や大型の土地も積極的に取得していくつもりです」と渋谷社長。

顧客満足も追求している。

「当社は優良顧客に恵まれており、プロの投資家や大企業ばかりです。信頼関係で任せていただいているからこそ、入居者募集で苦労しない確かな物件を提供していきたい。将来的な売却も見据え、資産価値の高い物件をつくっていく」と渋谷社長は語る。  

おしゃれなエントランス
完成前に満室となった「DPレジデンス豊平公園」
宅配ボックスなど人気設備を採用