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ディールパートナーズ

7月に竣工した自社保有物件「DPレジデンス南円山」

土地の量と質を両立。自社が欲しい優良物件のみを企画

 土地が不足する中でも優良な土地を次々に仕込み、ハイペースで賃貸物件を企画している「ディールパートナーズ」。現在企画中の19棟の物件は、すべて売却先が決まり在庫はない。かつて購入したオーナーのリピートも増えている。

 渋谷優貴社長は「建築費の高騰は横ばいですが、土地価格は若干下がってきた印象です。割安な土地情報が寄せられるようになりました」と語る。

 同社が取得する土地の条件が〝自社保有したい〟と思えるもの。土地が不足する中で19棟という〝量〟が注目されがちだが〝質〟も重視している。

 検討時は書面だけでなく、渋谷社長による視察を徹底。周辺環境や競合物件の調査などを総合的に実施した上で、優良な土地をジャッジしている。

 一方で優良物件となるには、土地だけでなく高い収益性を確保する必要がある。しかし、利回りを求めるあまり、安易に相場とかけ離れた家賃設定を行い、入居に苦戦したというオーナーもいるのではないだろうか。

 同社では信頼のおける管理会社に、家賃設定から間取り構成までヒアリングを徹底。「管理会社さまが最新の市況や各エリアの需給バランスを把握しているため、企画する上で頂戴した意見を重要視しています」と渋谷社長。

 また、物件の仕様・設備は入居者ニーズを的確に反映。渋谷社長は日頃から外壁タイルやクロス、床材など新商品の情報収集に注力しており、廉価でもデザインや機能性に優れたコストパフォーマンスが高いものを厳選。さらに、最新商品は自社所有物件に導入し、素材や色、デザインの組み合わせなどを検証した上で、販売物件に取り入れている。

「費用をかければ当然良い物件はつくれるが、その分家賃で割りを食うのは入居者です。入居者目線に立ちつつ、収益性も担保する。賃貸経営におけるセオリーを守り、オーナー様の利益を最大化させます」と渋谷社長。

 シビアで厳しい目を持つオーナーからも厚い信頼を得ている同社は、賃貸経営にふさわしいパートナーだ。一度相談する価値は大いにあるだろう。

企画中の大型物件「(仮称)S13W7」
企画中の大型物件「(仮称)S6W14」