ディールパートナーズ
優良地を逃さない。スピードと目利きが生む高い収益力
賃貸物件の企画会社「ディールパートナーズ」は、積極的に土地を仕入れており、直近では15棟分の土地を取得し、その全てにオーナーが付いている。建築費の上昇などで環境が厳しさを増す中でも、将来の資産価値や売却のしやすさを見極め、好条件の土地があれば機を逃さず取得していく方針だ。
渋谷優貴社長は「来春に生コン価格が20%上昇するなど、建築コストはさらに上昇します。最新状況を常に整理し、土地価格を含めて採算が合うかを見極めて、土地の仕入れを判断しています」と語る。
一方で、優良な土地は競争が激しく、検討に時間をかけている間に〝スピード負け〟することもある。同社では情報が入ると価格、立地、面積、周辺道路との位置関係などを確認。必要な情報を短時間で精査し、取得の可否を即座に判断している。
また、日頃から市場の動きを把握する土地の仲介会社と良好な関係を築いているため、さまざまな情報が継続的に寄せられている。渋谷社長は「建築費は横ばいですが、土地価格は若干下がってきた印象です。当社のオーナー様は、経験豊富な方が多いので見る目も厳しい。だからこそ、我々も中途半端な土地は仕入れません」と語る。
札幌では近年、家賃相場が上昇しているが、同社は相場の上限を狙うのではなく、あえて〝少し下〟を意識している。
渋谷社長は「札幌エリアでは、入居者が想定する家賃水準から1000~2000円高いだけでも、入居をためらうケースがあります。だからこそ、競合物件よりわずかに家賃を抑えることで、選ばれる物件にします。その上で、土地価格や物件仕様とのバランスを取り収益性を確保しています」と語る。
一方で、家賃を抑えても建物の品質を落とすことはない。仕様や設備は渋谷社長自ら新情報を収集し、廉価でもコストパフォーマンスが高いものを厳選。さらに、最新の外壁やクロス、床材などは自社所有物件に導入し、素材や色、デザインの組み合わせなどを検証した上で、販売物件に取り入れている。
「設備やクロスなどはカタログだけでは分からない使い勝手や質感があるため、実際に確かめることが大事。価格に見合う価値があるものを採用し、入居者から選ばれる物件をつくりあげます」と渋谷社長。