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電材重機

上村正人社長(前列中央)も参加した入社式

巨大クレーンで大型プロジェクトを支える

 大型クレーンによる重量物の輸送・据え付けを手がける「電材重機」。クレーンリース国内大手「DENZAI」グループの中核企業だ。発電所やダム、製鉄所、橋梁といった大規模インフラ工事を支えており、近年は札幌市内の再開発や北海道新幹線の高架工事、千歳で進むラピダスの建設など、道内の大型プロジェクトにも数多く携わる。

 なかでも強みを発揮しているのが、風力発電関連事業で、巨大なタワーやブレードの輸送から据え付けまでを自社一貫で担う体制を整えている国内でも数少ない企業だ。

 採用では未経験者を積極的に受け入れている。クレーンオペレーターのほか、営業、整備、管理など多様な職種で活躍している。拠点は室蘭市のほか札幌市にもあり、若手の人気も高い。2026年4月には7人が入社し、そのうち3人が新卒で、女性の重機オペレーターやトレーラーのドライバー候補も採用した。

 上村正人社長は「未経験からオペレーターを目指す場合は、一定期間の勤務を条件に取得費用を会社が全額補助すする資格取得支援制度が利用可能で、大型特殊免許やクレーン運転士に加え、けん引免許なども対象となります」と話す。

 さらに重機の操縦マニュアル動画をスマートフォンで閲覧できる環境も整備しており、実践的なスキルを効率よく学べる。

「人材育成では研修を重視しています。安全教育はもちろん、社会人としての基礎知識を学ぶ座学も充実させており、銀行支店長を外部講師に招いたマネーセミナーなど、金融リテラシーを高める独自の講義も行っています」と上村社長。   

 また、ワークライフバランスにも配慮。25年度からは業界トップクラスの休日数を確保するなど、働きやすい環境づくりを進めている。

 社員が誇りを持って働ける環境づくりの観点から、創業地である室蘭市へ積極的な地域貢献も行う。同市科学館のネーミングライツを取得し「DENZAI環境科学館」として運営を支援するほか、上村社長が実行委員長を務め「室蘭満天花火大会」を開催。「地域とともに歩む企業」を体現する。

 上村社長は「室蘭市は天然の良港と広大な工業地帯を有しており、世界から洋上風力発電関連産業の集積地として注目を集め、当社への期待も一段と高まっている。今後は洋上風力という需要拡大が確実視される成長産業を下支えすべく、引き続き人材採用と育成に力を注いでいく」と話す。


苫小牧営業所
重機管理部 油圧管理課
木村 璃空(りく)さん

3月に高校を卒業したばかりです。入社の理由は高校時代にガソリンスタンドでアルバイトをしており、給油に訪れるクレーンなどの重機のかっこよさに憧れたのがきっかけです。いまは室蘭で寮生活をしています。現場研修後、早ければ冬までに移動式クレーン免許を取得し、地元の苫小牧営業所に配属される予定です。一日も早く戦力になりたいです。

充実した研修体制を敷く
国内では希少な重機を保有