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玄米酵素

製造のほか、徹底した品質管理、研究開発も行うグループ会社の「コーケン」

〝真の健康をお届けする〟という創業理念を原動力に今年で55周年

 玄米・胚芽・表皮を麹菌で発酵させた「玄米酵素」には、健康維持に欠かせない40種類以上の栄養素が含まれている。主力商品の「ハイ・ゲンキ」シリーズは、今年で発売55年を迎える。数多くの健康食品が生まれては消えていく中、半世紀以上にわたり支持され続けてきた背景には「食改善で真の健康をお届けする」という玄米酵素グループの経営理念がある。

 正しい食生活の規範となる〝食事道〟を広めるため、全国各地で食育セミナーを開催しており、その回数は年間約5300回、参加者は約7万500人にのぼる(2025年実績)。

 鹿内正孝社長は「国民医療費は実に年間48兆円(24年度厚労省報告)です。我々は食習慣の改善で健康社会を実現することを至上命題としており、それが活動の原動力であり存在意義です」と語る。

 半世紀を超えるブランドへの信頼は、徹底した品質管理にも表れている。

 主原料の玄米や大豆は契約農家で栽培し、外部検査機関による放射線測定や、食品衛生法のポジティブリスト制度に基づく残留農薬検査も確実に実施している。

 研究所を併設する当別町の製造工場では、全工程を機械化し、00年にはISO9001、14年には北海道HACCPの認証を取得。今年5月には、食品製造の最高水準とされるGMP(適正製造規範)認証を取得予定で、実現すれば道内で7例目。健康食品企業が自ら取得するのは全国的にも極めて稀だ。

 一方、1998年に設立した「FBRA(ふぶら)医学研究会」では、国立大学の教授や医師らがエビデンス(科学的根拠)の確立に取り組み、これまでに40本の学術論文を発表している。近年は医療機関との連携も強化。医療特約店契約を結ぶ臨床医は630人を超え、玄米酵素を取り入れた食生活を通じ、予防医療の推進に寄与している。

「今年10月に創業55周年を迎える。今後も食・医療・教育・農業・自然の分野から、人々の真の健康づくりに貢献していく」と鹿内社長。

主力商品の「ハイ・ゲンキ」シリーズ。葉緑素やビフィブス菌入りなど豊富なラインアップを揃えている
人の手に触れない製造工程を確立
鹿内正孝社長
主原料の玄米と大豆は道内16カ所の契約農家で栽培