伝えよう食事道、拡げようハイ・ゲンキ 玄米酵素 第37回 全国販売店研修会を開催

玄米酵素(本社・札幌市、鹿内正孝社長)が6月1〜3日の3日間にわたり札幌市内のホテルで第37回「全国販売店研修会」を実施した。コロナ禍を経て6年ぶりの開催となったが、国内外から631人が参加し、大盛況となった。
全国・海外から631人が一堂に会する
玄米酵素の「全国販売店研修会」は〝食改善で真の健康をお届けする〟という企業理念の共有と絆を深めるために開催されている。
コロナ禍による中断で6年ぶりとなった今回も全国・海外から販売店関係者が集結した。
37回目となった今年のテーマは2021年の創業50周年に策定したビジョンを踏襲した「NEXT50輝く未来のために」。第2創業期として定めた「医療」「教育」「食」「農業」「自然」の5つの事業を推進するため「輝く未来に、伝えよう食事道、拡げようハイ・ゲンキ」をスローガンに掲げた。
プログラムは3日間。今回も多彩なジャンルの著名人や医学会の権威、研究者を講師に招いた講演やセミナー、シンポジウムのほか、分科会や懇親会、製造工場見学など、広範かつ充実した内容となった。
研修会初日は、鹿内正孝社長の挨拶で開幕。夕刻に歓迎夕食会が開催され、ゲストとして招かれたタレントの山田まりやさんが「妊娠中に玄米酵素を医師から薦められて以来の愛食者です」と挨拶。また、Mr・Childrenの桜井和寿やLiSAなどのボイストレーナーとして知られる〝りょんりょん先生〟こと佐藤涼子さんも熱烈な愛食者として参加した。
講演やセミナーで最新情報を共有
2日目から本格的なプログラムがスタートし、志ネットワーク「青年塾」代表の上甲晃氏の特別講演などが行われた。
上甲氏は〝経営の神様〟松下幸之助が開いた松下政経塾の理事・塾頭を歴任。同研修会でも度々講師として登壇するなど同社との縁は深い。
今回の講演は「いのちの時代をひらく」がテーマ。現在83歳の上甲氏は「70代から1日も病気で寝たことがないくらい健康」と語り、「創業者の岩崎輝明さんは、玄米酵素を普及するために崇高な使命を持っていたが、私の師である松下幸之助も『人のため、世のため』とさまざまな苦難に立ち向かっていた。ぜひ皆さんも人々を健康にするという使命感を持って望んでもらいたい」と会場を鼓舞した。
午前11時過ぎからは、水野知光常務をコーディネーターに、小林博北海道大学名誉教授、岡田太鳥取大学医学部教授、根本英幸コーケン研究開発部長の4人によるシンポジウム「FBRA学術研究27年の成果」が行われた。
小林氏は「玄米酵素の学術名であるFBRA(ふぶら)研究会を立ち上げ、玄米酵素とは〝何〟であるかという研究をスタートさせ、これまで多くのエビデンスと40本の学術論文を発表してきた。27年が経過した今も、新しい研究結果が出ている。例えば近年、感染症ががんの一因であることがわかってきているが、FBRAには抗菌作用があり有効ではないかと考えている。数々の研究結果などから、玄米酵素は他の健康食品にはない極めて学問的、良心的な食品という認識を強めている。この恩恵は国民全体が享受すべき」と語った。
午後からは2人の医師による「臨床医セミナー」を開催。近年、玄米酵素では医療ネットワークを全国規模で拡大しており、医療特約店となった臨床医は520人に増えている。
まず登壇したのは、下北沢西口クリニック院長で法政大学教授の宮川路子医師。水素の重要性を説く「水素栄養療法」を提唱しており、その一つとして玄米酵素を取り入れている。
宮川医師は「免疫機能をつかさどる腸の中には水素があり、百寿者には水素が多いことが分かっています。水素は食事で摂取した食物繊維が作っており、FBRAはその助けになっていると感じています」と自身の経験を語った。
また、日本栄養精神医学研究会会長で、山口病院の副院長を務める奥平智之医師は「メンタルヘルスは食事から」をモットーに食事や栄養療法、漢方治療を中心に治療を実践している。
セミナーでは「精神疾患の3分の1は食事で改善できると考えています。セロトニンやドーパミンといった神経物質の分泌が不可欠で、そのために当院では漢方と玄米酵素を併用しています。特に鉄欠乏による栄養型うつなどでは効果を実感しています」と述べた。
連携する医師を3000人に拡大
「ハイ・ゲンキ」シリーズなど同社の全製品の製造・開発を担うグループ企業であるコーケンの真山政文社長は「FBRAに込める想い」をテーマに講演した。
真山社長は「玄米酵素の原料となる玄米は9件、大豆は7件の契約農家に我々と思いを共有して安全・安心な原料を生産してもらっています。また、当別町の製造工場は昨年の新ライン稼働でプラント関連の工事が完成。今後は発酵技術をさらに高めるための設備増強を計画しています。01年にISO9001、14年に北海道HACCPの認証を取得していますが現在、最高水準の食品基準と言われるGMP(適正製造規範)認証の来年秋の取得に向け、1カ月間工場を停めて全力で取り組んでおり、取得できれば道内で2例目となります」と力を込めた。
最終日となった3日目には、鹿内社長が閉会に向けて講演を行った。
鹿内社長は「時代を超えて変わらないもの。時代の変化に合わせ変える必要があるものを表す『不易流行』という言葉があります。我々にとって不変なのは〝食事道〟の普及であり、時代に合わせた変化させるべきものは我々の在り方です。新品種米開発やGMP認証の取得など、製造・管理体制の基盤整備をこれからも進めていきます。
また、医療特約店契約を結ぶ臨床医が全国各地で520人となり、医師との連携が拡がっています。臨床現場で患者さんと直に接する医師に認められる健康食品は極めて稀です。日本国内の医師の数は約30万人、我々はその1%にあたる3000人の医師との連携を当面の目標にしています。超高齢化が進む現代の日本で、小林先生の『FBRAの恩恵は国民全員が受けるべき』という言葉を実現するためにも玄米酵素と食事道の普及で、より多くの人々の食生活を改善し、真の健康社会を目指していきましょう。
3日間で、みなさんもそれぞれ心に残ることがあったはずです。ぜひ大切に持ち帰ってください。今回は6年ぶりの開催になりましたが、これが終わりではなく通過点です。ぜひ玄米酵素ファミリーとして、また会いしましょう」と全日程を締めくくった。
熱心な愛食者の山田まりやさん(左)と佐藤涼子さん(右)も参加
「FBRA学術研究27年の成果」と題したシンポジウムも開催




