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アインホールディングス

アイン薬局 小樽市立病院店

薬局数1209店舗。売上高は3587億円で23期連続増収

調剤薬局チェーン国内最大手。2023年4月期の連結決算は、売上高が3587億4200万円(前年同期比13.4%増)の大幅増収で23期連続の増収。経常利益は170億6400万円(同6.4%増)、当期純利益が92億3400万円(同30.2%増)の増収増益に。本業のもうけを示す営業利益は160億400万円(同5.7%増)と過去最高を更新。これらにより期末配当は5円増配し60円とした。

調剤薬局のファーマシー事業では、広島県福山市を拠点に約100店舗を展開するファーマシィホールディングスを22年5月に子会社化。薬局総数は1209店舗となり、売上増に大きく寄与した。

22年10月には厚生労働省の「電子処方箋のモデル事業」に参画。今年1月に運用が開始された電子処方箋管理サービスで他社をリードする。

一方、リテール事業の主軸となるコスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」はコロナ禍の収束で客足が回復。オリジナルブランドの見直しやコストの適正化を推進したことなどで、3期ぶりの黒字を確保した。

次期は、薬局50店舗、ドラッグストア12店舗の新規出店を計画。総額17億円に上るインフレ手当支給や賃上げによる人材への投資、顧客サービス向上のためのアプリ機能の強化などで、売上高3750億円(同4.5%増)、経常利益163億200万円(同4.5%減)、当期純利益82億5000万円(同10.7%減)を予想する。

※単位/100万円(100万円未満は切り捨て)※売上高、営業利益、経常利益、当期純利益における%表示は、対前期増減率
アインズ&トルペ 二子玉川ライズS.C.店などを出店