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北海道科学大学・北海道科学大学短期大学部
取材日:2019年5月

写真大 渡辺 泰裕学長(わたなべ・やすひろ)千葉大学大学院博士後期課程修了。北海道薬科大学助手、講師、助教授を経て2000年から教授。薬学科長、副学長を経て、12年から学長。18年より現職。薬剤師。薬学博士。

写真 「T型フォード」の再生プロジェクトも進行中

社会密着型の実学重視教育 学生活動を多面的に評価

 ――定員992に対して一般入試、センター試験利用入試の志願者数は7254人。好調の要因は。
 渡辺 4年振りに志願者数道内私大ナンバーワンに返り咲きました。2014年にスタートした北海道科学大学のネームバリューが定着したことに加え、18年3月に完成年度を迎えた看護、理学療法、診療放射線の3学科の国家試験合格率の高さも要因だと思います。
 ――北海道薬科大学との統合2年目、学長としても2年目ですね。
 渡辺 短期大学部を含めて5学部14学科ある総合大学です。単科の北海道薬科大学とは規模の面でも学部領域でも大きく異なります。学生数も薬科大の1260人に対し、本学は4700人です。前身の北海道工業大学、北海道薬科大学、さらには新設の保健医療学部という異なる文化を持つ3者の融和を進めて、前田キャンパスを一体的な教育研究の場とすべく整備を進めているところです。
 ――学校法人をあげて「+PITプロジェクト」に取り組んでいますね。
 渡辺 地域、企業、卒業生、学生、教職員が連携した組織横断型活動推進プロジェクトです。地域住民の方にこれぞ北海道科学大学と印象付けられるテーマを基本に、公募で19件が採択されています。本学のブランド推進活動の一環です。
「T型フォード再生プロジェクト」は、本学に展示している100年以上前のT型フォードを修理して動かすテーマです。他にも薬学部の教員が企業とタッグを組んでサプリメントを開発するテーマ、医療系と工学系が協力して形にし、フォルムはデザイン系の教員がアドバイスするテーマなど多彩です。
 ――ユニバーサル化時代における役割は。
 渡辺 大学と社会をシームレスにし、限られた時間の中で、社会で活躍できる人材を育成する。これが本学のミッションであり、今の時代に必要とされています。社会で活躍中の実務家が教壇に立つことや、実務に基づいた実習指導が本学ではかなり定着しています。社会に密着した教育をする上で欠かせないものになっています。
 ――実学重視の教育ですね。
 渡辺 13年に「2024年までに、基盤能力と専門性を併せ持つ人材を育成し、地域と共に発展・成長する北海道№1の実学系総合大学を実現します。」を学校法人創設100周年ブランドビジョンとして掲げました。トップダウンではなく、教職員から生まれたアイデアだからこそ意義があります
 ――学生活動を表彰する「学生活動支援奨学制度」も興味深い。
 渡辺 例えば資格を取得する。学会で発表する。ボランティアをおこなう。こうした活動に対して大学が評価し、優秀な学生を表彰しています。今年は124名の学生が申請し、57名に対して奨学金を交付しました。学業はもちろんですが、それ以外の活動での頑張りも含め多面的に評価しています。直近では手稲区内全小学校の運動会に対して、グランド整備、会場設営、競技補助を行う「グランドまもり隊」の活動も評価の対象になります。
 コミュニケーション力や協調性が大事だと言われますが、大事なのは言葉ではなく実体験。ボランティア活動をして、感謝されていることを実感することで、人と寄り添う気持ちが生まれてきます。
 ――北海道胆振東部地震での対応も高く評価されました。
 渡辺 本学には大容量の自家発電装置があり、非常食も備蓄しています。開放したキャンパスには学生と地域の方がたくさん集まりました。学生の発案でiPadに映し出されるニュースを大型のデジタルプロジェクターに投影したり、ボランティアで炊き出しをする学生もいました。自発的に役立とうとする思考の学生が育ってきています。
 また、手稲区30周年の記念ロゴの製作依頼をいただき、メディアデザイン学科の学生が手稲区と共同で製作に携わりました。ロゴの入ったポスターやステッカーがたくさん貼られています。地域とのつながりを強く感じます。

基本データ

企業名:
北海道科学大学・北海道科学大学短期大学部
住所:
札幌市手稲区前田7条15丁目4番1号
TEL:
011・681・2161
URL:
https://www.hus.ac.jp/
教育:大学