財界さっぽろ 2024年6月号のさわり

財界さっぽろ 2024年6月号

市職員の心が離れた日 札幌市長・秋元克広、4選の灯が消えた!

 4月上旬、札幌市役所本庁舎内の職員らは自らのPCから市長・秋元克広氏の記者会見を固唾を飲んで見守っていた。長谷川氏への対応について会見で問われることが必至だったからだ。だが秋元氏の口から出た言葉は、それら職員を幻滅させたのだという。

秋元克広氏 ©財界さっぽろ

 秋元氏は昨年、札幌五輪招致活動継続の是非を主な争点として3期目に臨み、圧勝。その後の招致レースに破れると、代わりに急浮上してきたのが「グリーントランスフォーメーション(GX)」投資関連政策でした。

 札幌市はGX投資を呼び込むための環境整備で中心となる「金融・資産運用特区」を国に申請中。東京都などを差し置いて今夏の選定が確実視されているが、優位に立っているのは長谷川氏の働きに負うところが大きいとされる。

 一方で、氏の苛烈な要求に応えてきたのが関連部署の職員たち。秋元氏以下、市幹部が直接手を動かすわけでもなく、さりとて長谷川氏の物言いに対する防波堤にもならない――水面下で渦巻いていたそうした不満が、今回の会見によって堰を切ってあふれ出している、そんな様相を呈しているという。

 今後、秋元氏はどう市役所を立て直し、次の世代につなぐのか。次の世代を担う「次期市長・副市長候補10人の評判記」も掲載している。

 

威圧的言動、出張強要、面会時録音…まだまだ延焼中!長谷川岳のリアル

 出張回数や旅費など、本誌が先に掲載してきた数字情報がさらに詳細に報じられるなど、いまだ“延焼”中の参院議員・長谷川岳氏。お決まりの反省の弁を繰り返す一方、誠治活動を止める気はない、ときっぱり。そこで本誌は、炎上後、長谷川氏が“反省”しているのかを氏の周辺取材で明らかにした。

長谷川岳氏 ©財界さっぽろ

 関係者の証言、道内市町村長の偽らざる本音、さらには政治家としてのあり方について苦言を呈する者など、長谷川氏を取り巻く“リアル”を深掘りしている。

JA道中央会・ホクレンは見て見ぬふり 道内は高値、本州で牛乳“足りないのに特売”のなぜ

 日本一の酪農地帯である北海道よりも、本州に運ばれた牛乳のほうが安い、という逆転現象が現在進行形で発生している。原料の乳価がこの2年で20円以上上がっているにもかかわらず、店頭価格がコロナ禍の前に戻った、という店も。

ホクレンビル(手前)と北農ビル ©財界さっぽろ

 その主因はホクレン・JA系統外に出荷する「系統外出荷」が続出しているからだ。物価高、資材高騰などで「このままでは系統外と共倒れだ」と語るメガファーム経営者の悲痛な叫びが道内酪農界にこだまする。

 一方、こうした緊急・不測の事態に対して、対策を決めるJA北海道中央会やホクレンは“内輪揉め”、魔女狩りに興じていたのだった。

【特集】函館“風雲急”

 何かと騒がしい函館市内のさまざまな出来事を大特集。mずは就任2年目を迎える函館市長・大泉潤氏が語る函館延伸などの最新情勢と手腕、そして本音を直撃するインタビューを掲載。

大泉潤氏 ©財界さっぽろ

 その大泉氏を取り巻く函館政財界の人脈相関図、経済界が懸念するリーダーシップ、解散間近とも言われる衆院選での“貝になる”姿勢など、大泉氏を取り巻く環境を徹底解説。さらに新米市長が浴びた“洗礼”、大泉洋氏の兄からみた弟との“大きな違い”など市長関連記事のほか、組合とのドロ沼訴訟で書類送検もされた函館バス・森健二社長の評判、JA函館市亀田の不祥事問題続報など盛りだくさんの内容でお届けする。

夕刊休刊で販売局長と“ケンカ”も 6月から値上げ、道新販売店“我慢ならん”


北海道新聞社社長の宮口宏夫氏 ©財界さっぽろ

 北海道新聞社が6月から購読料を値上げする。経費圧迫が大きな要因だが、地区によっては他紙との競合で値下げされていた地区が休止の際値上げされていたため、短期間に2度の値上げとなる。かように経営が苦しいのかと思わせるが、苦しいのは新聞を配る販売所も同じだ。「道新は我々を軽視しているのではないか」と不満が漏れてきている。宮口宏夫社長が乾坤一擲の“大勝負”に出たとの評もある。