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ナインホールディングス

デザイナーズマンションのパイオニアとして賃貸市場をリード

金融機関も納得の収益性。個人からファンドまで対応

 賃貸マンションの企画会社は数多いが、「ナインホールディングス」の名を知らない同業他社はいないだろう。累計供給数500棟以上、札幌の賃貸マンション市場をつくりあげてきた先駆的企業だ。

 企画から設計、施工までワンストップで対応するほか、完成後の管理やガス供給も手がけるなど、賃貸経営を多角的に支援。売却時にも豊富なネットワークを駆使し、「1円でも高く売りたい」という顧客オーナーの要望に応えている。蓄えた毎月の家賃収入と売却益を頭金に、次の物件を購入するオーナーも少なくない。

 棟数拡大のポイントを高橋宏弥社長は「新たに物件を購入する際、金融機関は収益面やレントロールなど、お手持ちの物件の〝成績〟も厳格に見ます。つまりは運営する管理会社や物件をつくった企画会社の質も問われるわけです。担当者との相性など、安易な理由で不動産業者を選ばない方がいいでしょう。また、過剰な節税対策は金融機関から低収益物件とみなされ、新たな融資が通りにくくなります。2棟目3棟目のファイナンスアレンジも我々の務め」とアドバイスする。

 同社の管理物件は1万戸を突破。入居率は常時98%以上で、自社企画物件に絞ると限りなく100%に近い数字となる。どれも家賃の下落はほぼなく、立地とデザイン、装備で差別化したプレミアムマンションとして人気を博しており、相場より高い家賃でも満室を継続。築10年以内の物件であれば新築時よりも高い家賃設定で次の入居者を獲得しているケースも多い。金融機関も納得の収益性だ。

 今後も企画物件を続々誕生させる予定で、札幌中心部、札幌駅徒歩圏に13階建ての新築マンションを建築中。そのほか人気の平岸・中の島エリアなど札幌市内複数カ所、さらにはラピダス需要に沸く千歳市内でもプロジェクトを進める。

 また、東京支店が本州の投資会社との橋渡し役を担っている。昨年7月には8階建ての賃貸マンションを首都圏のファンドに売却するなど、ファンドやリート会社に向けた大型賃貸物件の企画・販売も手がける。さらに年内をめどに、新たな小口投資商品のリリースも計画。顧客の投資スタンスに応じて、さまざまな選択肢を用意する。

オンリーワンの賃貸マンションを数多く企画