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ナインホールディングス

建築中の賃貸マンション(完成予想図)

リーディングカンパニーとして真のワンストップサービスを提供

 賃貸経営における真のワンストップサービスを提供している「ナインホールディングス」。

 事業会社には、賃貸マンション企画の「ファクター・ナイン」や設計と施工を担う「スターマンプロジェクト」などを有するほか、完成後の管理やガス供給などもグループ各社が担う。

「中間コストの削減や迅速なサービス提供など、オーナーにとって当グループですべてを完結できるメリットは大きい」と高橋宏弥社長。

 創業からオーナー第一主義を貫き、家主の収益の最大化をミッションとして掲げている。そのための手段を多々用意し、例えば土地の仕入れは、全国区の大手不動産会社から地場企業まで、大小さまざまな企業と取り引きを重ねることで情報の間口を広げてきた。土地情報が寄せられてから1時間でプランを練り、1~2日で購入の判断を下す。高橋社長自らがジャッジするため、迅速な判断ができ、好条件の土地を逃がさない。

 さらに賃貸経営管理(プロパティマネジメント)の最高峰資格として知られる米国公認不動産経営管理士(CPM)保有者も複数在籍。財務的な分析もプロとしてサポートするほか、リーシング、ファイナンス、メンテナンスなど各分野の専門知識を生かし、オーナーを〝儲けさせる〟ための提案型コンサルティングサービスも提供している。

「高い利回りと低い災害リスク、良好な住環境がそろうのが札幌の魅力です。札幌近郊はラピダスの進出やエスコンフィールドHOKKAIDOの誕生などが追い風となり、地域全体の価値がさらに上がっています」と高橋社長が話す通り、家賃相場も上昇している。

 1LDKで7万円台が珍しくなくなっている中、高付加価値物件を生み出してきたリーディングカンパニーとして、家賃相場の上昇をけん引。家賃に見合った価値を供給し、軒並み高い入居率を誇る。

 同社が創造する〝価値〟の一例が、住み心地の良さであり、かねてから力を入れてきた。今後はZEH対応物件の開発にも取り組む。断熱性を高めることで光熱費が抑えられるなど入居者のメリットは大きい。満足度を高めて長期の入居につなげ、実質利回りを向上させる。

 また、昨年3月には北海道銀行と融資契約「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」を締結。不動産事業の持続性や省エネ機器の積極導入、環境への取り組みなどSDGsの推進を含めた取り組みが評価された。投資家の資産形成はもとより、地域や社会、経済、環境に貢献する持続可能な総合不動産サービスの提供を目指す。

分譲マンション並の重厚感あふれるエントランス
ワークライフバランスなど働き方改革を推進