「情報を先取り、タブーに挑戦」を編集方針とし、生活者・企業経営者に
最新かつ有益な情報価値をご提供する、北海道の地域政治・経済誌

ロゴ

トップページ >   情報INDEX > ナシオ

報INDEX

このエントリーをはてなブックマークに追加

ナシオ
取材日:2019年3月

写真大 1911(明治44)年創業。全国に7つの事業所を展開する

写真 平公夫社長 写真 小売業と「定例MDミーティング」をおこない商品の分析・検証、売場改善を顧客に提案

売上高1000億円、菓子卸全国トップ5に向け視界良好

 商社系大手の寡占化が進む菓子卸業界において、独立系ながら全国6位に食い込む「ナシオ」。2019年5月期の売上高は、560億円を突破する見込み。続く20年5月期もすでに600億円近くまでめどが立っている。大目標の〝売上高1000億円〟に向け、歩を進めている。
「1000億円という数字は単なる大台という意味ではありません。菓子卸として一定の存在感を示す売上高が、20年前は300億円、10年前は500億円。そして5年後は1000億円になる。この数字を達成できれば、全国でも5本の指に入ってくる」と平公夫社長は意気込む。トップ5に入ることで、メーカーへの影響力は大きくなり、顧客からの信用も増す。
 まだ遠い数字にも映るが、売上高は累進式で伸びるもの。もはや射程圏内だ。
 かつての卸売業と言えば、地域に根差し、地域の小売店を顧客にしていた。同社もその1つだったが、平社長は就任して間もなく、全国展開に踏み切った。現在は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡と全国主要7都市に拠点を展開している。
 年々、地域の小売店は淘汰され、スーパーもコンビニも大手による全国展開が進む。今や日本全体がマーケットだ。当然、卸売業も全国展開していなければパートナーになり得ない。確かな先見の明を持った平社長が、いち早く全国展開したからこそ今の躍進がある。
 また、単に商品を卸すのではなく、市場状況、POS分析、ID・POS分析に基づいた〝売り上げを伸ばす〟ための提案をおこなう。課題抽出・問題解決をするリテールサポート型営業をおこなうことで、小売業から重用されている。
 こうした営業スタイルの鍵を握るのは人材。人事育成にはとりわけ力を注いでおり、学生からの人気も高い。
「偏差値の高さよりも活動的でお客さまにかわいがられる人材を採用しています。人が育てば売り上げも増える。定着率もさらに高めていきたい」と平社長。
 1000億円達成後も成長を続けるための先行投資も続けている。「海外輸出、Eコマース、越境ECを手掛ける海外部門は10年後、早ければ5年後には大きな戦力になる。次のステップとして、PB商品の開発も進めていきたい」と平社長は語る。

基本データ

企業名:
ナシオ
住所:
札幌市西区八軒9条西10丁目
TEL:
011・642・5155
URL:
http://www.nasio.co.jp/
企業特集:道内企業のロードマップ