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エーエス

衛生・空調・消火という配管工事の3分野を一貫して対応

衛生・空調・消火の3つを一手に担う配管のプロ集団

 建物の機能を支える配管設備。完成後、人目につくことはないが、給排水や空調といったインフラの根幹を担う重要な〝ピース〟となる。「エーエス」は、こうした配管工事を専門に手掛け、社会生活を支える欠かせない黒子企業だ。

 同社の最大の強みは、衛生・空調・消火という配管工事の3分野すべてをワンストップで対応できる点にある。構造やシステム、施工方法、関連する法律などがそれぞれ異なるため、すべてに対応できる配管工事会社は道内でも数少ない。

 特に消火配管は、消防法施行令・規則で細かな規定があるため、多岐にわたる技術と知識が求められ、限られた技術者にしか施工ができない。同社には、會澤勝社長を筆頭に厚生労働省の「ものづくりマイスター(配管)」保有者である「登録配管基幹技能者」が多数所属。高難易度の工事にもスピーディーに対応し、顧客から厚い信頼を獲得している。

 2024年には、

エスコンフィールド北海道など全国の主要施設の設備工事を手掛ける斎久工業(本社・東京都千代田区)の協力会に入会。若手人材の積極採用や育成方針など、将来を見据えた経営姿勢が評価され、25年にはわずか1年で、協力会の幹事に任命されたことも業界内で話題となった。

 配管加工や架台製作を行う自社工場を有している点も大きな強みだ。25年には敷地面積を従来の1・5倍に拡張して工場を増設した。これに合わせて、加工・製作専門の部署を新設。従来は同じ従業員が現場で寸法を測り、製作まで行う兼務体制だったが、分業化により大幅な納期短縮につなげている。

 會澤社長は「早ければ、その日のうちに納品できるスピード感を実現しました。多様化するニーズに応え続けていきます」と語る。

 一方で、會澤社長は「日本配管工事業団体連合会」の下部組織である「北海道配管事業協同組合」に所属しており、労働委員長も務めるほか、青年部では副会長も兼任している。

「日本配管工事業団体連合会」が年に1回の頻度で開催する全国大会にも積極的に参加。最新の情報を収集して、技術や工具の導入を進めるなど、さらなる施工品質の向上につなげている。 

「7月17日には札幌で全国大会が開催されます。連合会ではネットワークができており、九州の案件に関西の企業が手伝いに行ったりという事例もある。全国規模でこうした連携ができれば、地域によって格差がある閑散期と繁忙期のバランスも取れるのではないでしょうか」と會澤社長は、業界全体の発展も模索する。

 

會澤勝社長
昨年の青年部全国大会は宮城県で開催