ニトリホールディングス
商品開発を強化。店舗数を拡大し暮らしの豊かさを世界に
ニトリホールディングスは、1967年に札幌市北区で創業。今や国内全都道府県、海外11カ国・地域に店舗を展開する家具・インテリアチェーンへと成長を遂げた。マイナビ・日経大学生就職企業人気ランキングで文系総合1位を3年連続で獲得するなど、北海道発のメジャー企業となった。
店舗数は、国内外合わせて1072店舗(2026 年4月15日時点)。出店を加速する海外は、24年にフィリピン、インドネシア、インドへ初進出し、香港では最大級の品揃えを誇るグローバル旗艦店もオープン。各国・地域に合わせた品ぞろえを強化している。
似鳥昭雄会長兼CEOは「アジアを制するものは世界を制する。今年度は国内外合わせ、140店舗は出店していきたい」と語り、家具・インテリア業界世界一を見据える。
同社の躍進を語る上で欠かせないのが、創業当時から磨き上げた独自のビジネスモデルだ。企画から素材調達、製造、物流、販売に至る一連の過程をグループでプロデュース。他に類を見ない「製造物流IT小売業」を標榜し、まさに〝お、ねだん以上。〟の顧客本位を貫いてきた。
近年は「増え続ける客数こそ社会貢献のバロメーター」として、商圏3万人以上の国内地域などへも積極的に出店。ECサイト「ニトリネット」やアプリを刷新し、店舗との連携を強化することで利便性を高めている。また、家電事業も一気に拡大。今までの「常識を変える」低価格と高品質の商品を家具と同一店舗で販売し、幅広い提案を実現している。
さらに同社では、商品部組織の再編を断行し、新商品比率を26年度中に全体の40%までに引き上げて魅力ある売場作りに傾注している。今年2月には、春夏に向けた新商品展示会を開催。
家具・インテリアのみならず、家電やベビー商品、アパレル商品を展示し、新商品の魅力を発信した。
「新商品開発をはじめ、第二の創業期として土台を作り直し、新たな成長軌道へのせていきたい」と似鳥昭雄会長兼CEO。世界規模で輝きを放つニトリの存在自体が、北海道の明るい未来への指針といえる。
一方、発祥の地、北海道への社会的貢献度も大きい。
「さっぽろ雪まつり」などのイベント協賛、「ニトリ北海道応援基金」「ふるさと北海道植樹支援」「ニトリレディスゴルフトーナメント」の開催など多岐にわたる。小樽市色内の歴史的建造物を拠点とした「ニトリ小樽芸術村」は開業10周年を迎える。昨年7月に5館目となる浮世絵美術館も開館している。