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カレス記念病院

丹 通直 次席副院長・循環器内科部長
たん・みちなお/2003年北海道大学医学部医学科卒業。北海道大学循環器内科、時計台記念病院循環器内科部長を経て、25年4月カレス記念病院循環器内科部長に着任。
日本循環器学会循環器専門医。

重症下肢虚血に対して高度な集学的治療を提供

 日本人の死因第2位に位置する心疾患。中でも急性心筋梗塞や狭心症を含む虚血性心疾患は、高齢化の進行とともに患者数が増加している。全身性動脈硬化を基盤としており、末梢動脈疾患など他の動脈硬化性疾患と合併しやすいのも特徴だ。

 カレス記念病院の循環器内科では、総勢16人のドクターが虚血性心疾患や重症下肢虚血、心房細動などの不整脈疾患、心不全などに対して専門的な診療を提供。中でも末梢動脈疾患、特に重症下肢虚血治療の基幹病院として、道内各地の医療機関から数多くの紹介を受け付けている。

 丹通直循環器内科部長は「重症下肢虚血の5年生存率は、がんとほぼ同じ50%。認知度は低いが、全身的なケアが必要で、進行すると下肢の切断が検討される。単なる足の病気ではありません」と警鐘を鳴らす。

 治療はカテーテル治療に加えて、LDLアフェレーシスなどの補助療法も含めた集学的治療が必要となる。そのため同院では、他職種との連携によるチーム医療を高次元で提供している。

 丹部長は「LDLアフェレーシスは、血液を体外循環装置を用いて浄化。動脈硬化の原因となる血中の悪玉コレステロール(LDL)を除去する治療法です。2021年3月から保険適用され、昨年は当院が国内で最多の症例数を実施しました」と語る。

 虚血性心疾患や末梢動脈疾患を得意とする丹部長は、日本で新たに使用可能になった末梢動脈疾患のカテーテル治療デバイスの国内に12人しかいない指導医師の1人。全国の病院で手術や手術指導も行っている。先進的な治療技術の海外への発信にも積極的で、昨年は韓国のカテーテル治療ライブにおいて術者を務めている。

 また、国内および海外の学会で講師を務めた経験も豊富。論文の数も民間病院の医師としては多く、これまでに30件以上を発表している。

 同院は、循環器内科を含め23の診療科を標榜。民間医療機関では札幌都心部最大規模の320床(完全個室で差額ベッド代は無料)を有している。循環器疾患にはカテーテル室3室ほか、ハイブリッドオぺ室でも対応している。

韓国で行われたカテーテル治療ライブの様子
術中にCT画像も確認できるハイブリッドオペ室
JR札幌駅から徒歩10分。駐車場は約180台を収容するカレス記念病院