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生活協同組合 コープさっぽろ

20分おきに自動で攪拌し、微生物が生ごみを分解して生ごみ自体を消滅させる

再生可能エネルギーの活用を加速。ごみの削減にも全力

コープさっぽろの2022年3月期決算は、売上高にあたる事業高が前期比2%増の3097億円、経常利益にあたる経常剰余金が25%減の65億円。宅配事業が4%増の事業高1085億円と牽引した。

「無印良品」を展開する良品計画(東京)との協業も話題に。共同出店に加え、トドックでの商品販売も実施。同社の堂前宣夫社長は同生協の有識者理事にも就任した。

積極的な社会貢献で知られる同生協では現在、環境への取り組みを推進している。

これまでにも環境配慮型店舗での営業や、全店舗の照明LED化に取り組み、18年には道内で初めて「RE100」(使用電力を100%再生可能エネルギーで補うことを目指す企業が加盟する国際的企業連合)に加盟。40年までに事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーにするという目標を掲げた。

この実現に向け、21年12月から全道101店舗で使用する電気を再生可能エネルギー100%電力に切り替えた。 

また、店舗から排出する生ごみ削減のため、全自動・消滅型生ごみ処理機「POITO(ポイト)」を全道97店舗に導入。投入するだけで生ごみを分解し、通常の排水として処理できるほか、ごみ焼却時に発生するCO2の排出も抑制にもつながる。

さらに、「北海道ぎょれん」との連携も深め、漁業用プラスチック製品である魚函を原料とする買い物カゴを開発し、同生協106店舗で販売。プラスチックごみ問題の解決に向けた取り組みもスタートした。

組合員の環境に対する意識も高く、6月に実施した「海のクリーンアップ大作戦」には昨年の3000人を大幅に上回る8000人以上が参加。全道51カ所で6706袋分のごみを回収した。

大見英明コープさっぽろ理事長(右)と菊池元宏北海道ぎょれん代表理事副会長
「海のクリーンアップ大作戦」に8000人以上が参加