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Aimパートナーズグループ

20代の職員が組織の中核を担う

若手の成長と活躍を両立。士業グループの人材育成戦略

 人材の獲得競争が激化する中、企業成長の鍵は採用数だけではなく「一人ひとりの能力をいかに高め、組織力へつなげるか」にある。

〝ヒト〟への投資を経営の軸に、組織力の向上と事業成長を両立しているのが、税理士、社会保険労務士、行政書士、弁護士、司法書士の5士業が集う「Aimパートナーズグループ」だ。

 8社2団体、職員60人を擁するコンサルティングファームで、会計・労務・法務・給与計算業務等を横断した支援が強みだ。職員の半数を30代の若手が占め、顧問先は376社(2026年4月現在)に上る。

 その成長を支えているのが、経験を問わず意欲ある人材を育てる組織づくりだ。新卒・中途を問わず採用しており、営業職や公務員など、異業種からの転職組がほとんどで、未経験から士業へ挑戦できる環境を整えている。

 グループを率いる蝦名和広代表は「人員を単に増やすことが目的ではありません。私たちが求める人物像は、経営者に真摯に向き合い、自ら学び続けられる熱量を持った人です。そして何よりも〝この人と一緒に働きたい〟と思える人柄であること。仕事への姿勢が何よりも大切です」と語る。

 成長意欲の高い人材が集まることで、互いに刺激を受けながら切磋琢磨する風土が醸成され、組織全体の活性化にもつながっている。

 入社後の研修では、蝦名代表自ら講師を務め、約3カ月実施。自身の経験や経営理念、企業支援への考え方などを伝え、徹底したマインドアップでコンサルタントとしての土壌をつくる。

 また、労務部門では社労士による労働法の基礎研修の実施、会計部門では税務署OBによる税法研修など、専門分野ごとの研修を通じ、段階的に知識と実務力を身に付けられる体制を整備。

 さらに、外部企業との合同研修に加え、グループ内では経営課題の解決につながる資産・企業防衛などをテーマにした委員会を設置し、顧客への提案力の向上を図るなど〝一流の士業〟に向けて必要な力を磨く。

 また、上司との定期面談では、業務のフィードバックやキャリア形成、目標などを共有することで、職員の目指すべき方向性を示す。こうした人材開発も組織全体を活性化させている。

 評価制度では、日々の業務への取り組みや貢献度なども含め、多角的な視点で評価を行うことで、挑戦意欲やモチベーションの向上を後押ししている。

 こうした環境の中で活躍しているのが、社会保険労務士法人に所属する沼田桃果課長代理だ。新卒入社5年目で、現在は約10人をマネジメントする立場だ。

 沼田課長代理は「入社半年で約30社を担当するなど、若手にも平等にチャンスが巡ってくる企業文化です。未経験で飛び込んだ世界でしたが、成果を正当に評価してもらえるため、挑戦するほど成長を実感できます。早期から成長したい人には恵まれた環境だと感じています」と語る。

 蝦名代表は「顧問先に本気で向き合い伴走する企業の〝参謀役〟として、成長し続けられる組織でありたい」と語る。

蝦名和広代表