北海道センコー
〝センコー〟の気概で物流における社会課題の解決に挑む
1959年、大手物流会社「扇興運輸(現センコー)」(本社・東京)が開設した札幌営業所を前身とする「北海道センコー」。道内のトラック輸送強化のためセンコーから93年に分社し、北海道の物流を支えてきた。
荒川敬史社長は「スーパーやドラッグストアなどの小売店が主要顧客です。食品や薬品のほか、建材や電化製品など幅広い品目の運送を行っています。また、複数の輸送手段を組み合わせ効率的に輸送する『マルチモーダル輸送』が当社の強みです。80台のトラックに加え、船舶など多様な輸送手段を活用し、強固な物流ネットワークを北海道に張り巡らせている」と語る。
また、2024年問題への対応など、物流業界全体の課題解決と効率化にも積極的に取り組む。
「長距離輸送の中継拠点『TSUNAGU STATION』を30年を目標に道内に展開する予定です。他社の利用も可能で、トレーラー交換やドライバーの乗り替わりの場として機能し、物流業界全体の効率化に貢献します」(荒川社長)。
さらに27年4月には、独自開発の「ダブル連結トラック」を導入予定。2つの荷台を連結して運ぶことにより拠点での積み替え作業が不要になり、運送効率の向上やコスト・人員削減にも寄与する。
20年からの5年間で売り上げは41億円から58億円に増加。今後は、中継拠点や新トラック導入などの先行投資でさらなる増収を見込む。
「学校訪問などを行い、中高生に物流業界の魅力と重要性を伝える活動もしています。物流業界への認知を高め、若い世代に選ばれる業界を目指して、働き方改革や社内の教育体制の整備にも力を入れていきます」(荒川社長)。