日星電機
成長エンジンは社員。報酬と独自施策で意欲向上
農業施設や河川施設、上下水道などの「水」、建物の空調や冷暖房などの「空気」、太陽光やバイオマスなどの「エネルギー」、低温倉庫やクリーンルームなど「特殊環境」の4分野における機械電気設備の設計、施工、保守で豊富な実績を誇る「日星電機」。
2025年9月期決算では売上高41億円を計上。26年9月期決算も増収増益を見込む。
好業績の要因を國枝俊行社長は「浄水場の設備工事や農地のかんがい揚水設備工事など、大型公共事業の受注が業績を伸ばした」と話す。
民間工事の実績も豊富で、これまでに医療機関の冷媒配管工事や菓子工場の冷房設備工事、バイオマス発電施設の設備設計など、さまざまな工事を手がけてきた。
「官民どちらも信頼関係が大切です。保守やメンテナンス業務も内製化し、迅速な対応を心掛けています」と國枝社長。日立製作所の特約店として各種機械の販売を行う一方、取り引きメーカーを拡充して多様化するニーズに対応。新たな受注につなげている。
トップダウンとボトムアップの両面も持ったハイブリッド経営を目指す同社では、プラントエンジニアやセールスエンジニアなど約60人の社員を成長エンジンと捉えている。26年には、働きやすい職場環境の条件として挙がる「人間関係」を深める取り組みとして、入社5年未満のグループ「若連」と女性グループ「女子連」を結成。若手社員のアイデアを具現化した。
「部署の垣根を越えたグループ交流会です。相談できる仲間、切磋琢磨できる仲間をつくり、とにかく楽しく仕事をしてほしい」と國枝社長。
待遇面の向上でモチベーションアップにも取り組む。
「業績に連動して期末手当の支給を厚くしています。社員が会社の経営状況に興味を持つきっかけにしたい。『会社が持続的に発展していくためには』と考える社員が増えれば、会社は強くなります」と國枝社長。
大型施設の空調設備工事を手がける