西野学園
27年度からは進路の幅を広げる新学科がスタート
「西野学園」は教育・福祉・医療人材を養成する専門学校をはじめ、札幌市内に2つの幼稚園と放課後児童クラブを運営している。コメディカルスタッフの輩出数は、累計1万1000人以上で道内でも屈指の実績を誇る。
専門学校は「札幌医学技術福祉歯科専門学校」(札幌市中央区南5条西11丁目)、「札幌心療福祉専門学校」(同北2条西20丁目)、「札幌リハビリテーション専門学校」(同北4条西19丁目)、「せいとく介護こども福祉専門学校」(同南11条西8丁目)の4校。来春からは「せいとく介護こども福祉専門学校」が「札幌医学技術福祉歯科専門学校 せいとくキャンパス」として新たに生まれ変わる。
これに伴い、2年制の「こども福祉科」を3年制の「こども総合科」として刷新する。文部科学省が推進する幼稚園・保育所などの幼児教育と小学校教育を円滑につなぐことを目的とした「幼保小の架け橋プログラム」に対応すべく開設する同学科は、保育・教育・福祉分野を横断的に学ぶことができる。
従来は「保育士資格」「幼稚園教諭2種免許」「社会福祉主事任用資格」などの資格取得に対応していたが、今後はこれらに加えて、こども総合科を卒業後に1年間の専攻科への進学により「幼稚園教諭1種免許」「小学校教諭1種免許」の取得も可能。専門学校としては道内初の取り組みということで注目を集めている。
新学科は、1年次から提携する豊岡短期大学を卒業後、姫路大学の通信課程へ編入するカリキュラムとなっている。専攻科へ進学した場合は、修了時に「学士」も取得できる。幼稚園だけではなく、系列法人で保育園も運営している同学園ならではのキャリアアップ支援と言えよう。
実習や現場体験を重視している点も同学科の大きな特徴。運営する幼稚園との連携により、在学中から子どもと関わる機会が多く、実践力を養える環境が整っている。単なる資格取得にとどまらず、現場で求められるコミュニケーション力や課題解決力の習得にもつながるというわけだ。現場を理解したうえで進路を選択できる点は、保護者にとっても安心材料といえるだろう。
「発達障害や知的障害のみならず、さまざまな児童への対応が求められる中、保育や教育の現場では横断的な知識が求められています。福祉と教育の〝総合的な教育〟で、多様化するニーズに対応できる人材を養成していきます」と前鼻英蔵理事長。